河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
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実行へのヒント-638

2014年08月24日 | Weblog
事業計画書の効用-⑬

成功を収めていくSOHOがいる一方、死に体(リビングデッド)のSOHOが現れる。
この理由はかなり明確だと考える。

つまりこうだ。

事業が事実上継続しなくなるのは、何らかの理由により目的収益が得られなくなるからである。
それに起業直後の動乱期には、予想しない出来事が続く。
経営していても形を変えて続く。
そこを乗り切るのは一種の「気力」だ、と言いたいが、では何故その気力が続かないのだろうか。

私の目から見ると、心の底から「好き」なことに取り組んではいない人に多い。
だから続かない。

ITブームの時はITに。
シニアビジネスが騒がれればそちらにと、浮草のごとく漂い目の前対応をしていたら、経験値が
積み上がらない。
競合がでてきたら一挙に市場を奪われてしまう。

負けるとわかれば、その事業に固執する必要はない。
それでも、何とか…という執念はもともとない。
そこでまた途切れる。

このような断片的経験値では、松竹梅の「梅」のノウハウしか提供できなくなる。

ただ、ここで言う「好き」は子どもの言う「好き」とはやや違う。

・実際に行ってみて、他人より疲労感を感じずに続けられること
・目的の収益が見えてくる手ごたえを感じていること

の2条件を兼ね備えた「好き」であること。
大人としての「納得」と表現してもいい。

知恵や工夫の如何が事業の成否を決める新事業では、「好き」と「事業性」と「納得」がカギを握る。
そのもとは、個人の情熱と経験値と創造価値である。

評論家の堺屋太一氏も
「知識労働者の組織は属人的な要素が高く、個人のスキルに頼る部分が大きくなる」
と言われている。
実際そうなのである。

加えて言えば、自立した高スキル人をチームにすれば、大変に強い局面がある。
これも直接利益につながる。

やはり楽しい馬はよく走り、好きこそものの上手なれ、なのである。
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