河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-645

2015年08月05日 | Weblog
あと5年

日本では「起業」を後押しする制度や補助金がずらずらっと並び揃う勢いである。

出来れば、技術力に優れたベンチャーで、グローバルに大きく育つ起業家、とか。
というが、そんな会社は日本ではここ数十年出てきていない。
しかしマスコミがはやし立てるのはそんなイメージの会社である。

さて、このような現象に見られる様に、第二次世界大戦で物量で負けた日本が、
戦後とった政策は「物の豊かな国」つまり大企業万歳の価値観と仕組みである。

評論家の堺屋太一氏によれば、
・強さを求めた明治時代
・モノの豊かさを求めた戦後

があって、この2つに続いてこれからの日本は「楽しい国に」、と言われる。
考え方がソフトで共感する。
大量生産とは均質的なものをたくさん作る技術と仕組みだから、ある時まで
そのメカニズムは日本に有利に働いた。

しかし今も大企業が尊ばれるのには3つの理由がある。

・先に述べた、敗戦の裏返し
・つい20年ほど前まで、日本の大企業が強かった事実(甘美な記憶)
・有名企業は無名より良いという奥様の評価

である。

私は大企業も中堅企業も、ベンチャー企業もウェルカムで、それにSOHO等を混ぜた
混合社会になってしまうと考えている。
騒ぐほどのものではない。
見本は、自然の生物界にある。
バクテリアからシロナガスクジラまで、食物連鎖でつながっている世界が最も自然で
美しい、と野中研究室の廣瀬綾乃さんに教えてもらった。

三鷹市は大企業が出ていくフェーズにあるので、中と小(SOHO)が混ざった地域社会
になる。
大企業がいなくなるという点で、三鷹市は先進郊外都市といえる。
大企業は、モノづくり時代の産物だからだ。

知識創造社会において、大切なのは経験値の積み重ねで、そこに知識や耳学問とチーム
ワークが合わさって良い仕事になる。
大事なのは質であって量ではない、とドラッガーは言い、明日を支配するものという本に書いた。
それがざっと15年前。

社会の評価は10年から20年でざっくり変わる。
だからあと5年くらいすると、良い仕事はさらに高く評価されるようになる。

先駆けて、デパ地下のお総菜やスイーツは、完全に「大きさ」から「質」に変わった。
あるケーキは同じ大きさなのに、ひとつ990円もする(笑)。
奥様の目の方が会社の仕事で忙しい旦那さんのそれよりもずっと高い証拠である。

だから勘の良いSOHOは、5年後に向けて新しい商品やサービスを考えてみたらいい。
考えたくない人は、サラリーマンか下請けのSOHOが似合っている。
アイディアを批判するばかりで、何も試さない人は置いてけぼり、の時代となった。

時代は大きく動いている。
豊かに生きたければ、多少のリスクはテイクして新しいことに挑もう。
何しろ、この戦いは実に有利である。
最初は小さく試すだけ、でよいのだから。
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ビジネスモデルキャンパスを使いこなそう 【講座開催のお知らせ】

2015年08月05日 | Weblog
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みたか身の丈経営塾(経営実学道場 2015-part5)
実践、SOHO社長の行動学-5   ~ビジネスキャンパスを使いこなそう~ 
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【 開催場所が変更になります。】

今回は既に話題になっている「ビジネス モデル ジェネレーション(翔泳社発行)」に紹介されているビジネスモデルキャンパスの使い方を学びます。


■対 象:事業と収入を伸ばすことに意欲を持つSOHO事業者
■日 時:2015年8月6日(木)14:00~15:30
■会 場:三鷹産業プラザ3階ファブスペース  
     三鷹市下連雀3‐38‐4
■受講料:500円
■定 員:6名

詳細はココ

http://sohocity.jp/information/seminar/7422
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