河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

ミモザ咲く

2009年02月24日 | Weblog
21日、土曜日の夕方。
井の頭の我が家で庭の整理を終え、小道具を片づけている背中
から声。

「大きい。見せてもらえませんかぁ~、ミモザでしょ」
振り返ると、シニア世代の男性がママチャリを降りて小走りに
近寄って来るところだった。

「どうぞ、ご覧ください」
先週、木の上に登り汗をかきながら枯れ枝を落としたミモザ
は、観ればなるほど今日が満開だ。

「これ、ミモザでしょ。おっきいねぇ」
男性は喜びの声を上げて近寄ってきた。

「ミモザ。またの名をギンヨウアカシアってね」
「よくご存じですね」

「オーストラリア産の木ですよね。日本人は名前の付け方がう
まいから。ほら、葉っぱがギンヨウだ。それにしても立派な木
だ」

男性な何度も首を縦に振りながら、しばらくの間ミモザの木を
眺めていた。
「うん。小さいヒョロッとしたのは多いけど、こういうのはめ
ったにないねぇ」

そうしてひとしきり喜ぶと
「みんなに見せてあげたいね。ありがとうね。じゃぁ」
と言いってママチャリに乗って去っていった。

このミモザは10年くらい前に家を建て替えた時に植えた。

植えて2-3年目に台風が来て、上をバッサリ折ってしまった。
しかしその後もYの字になって伸び続け、今では三鷹台の駅
前、神田川にかかる丸山橋から久我山方面を見れば、春先には
我が家の目印のようになっている。

そう、10年はひと昔でもある。

小さかった子どもたちは、もう大学を卒業する歳になり、あの
ころ騒ぎになっていた三鷹台駅前の再開発も本格的に始まっ
た。
土地買収で引っ掛かり去る店も出たが、新しく参入してきた店
には、なるほど元気と勢いがある。

一方、三鷹でのSOHO型事業者の集積はずっと進み、そのライ
フスタイルはずいぶん定着した。
例えば、
・ 三鷹市公認のSOHOの8施設には115社が入居している。
・ その周りにおよそ1,000社のSOHOが集積している(推定)。
・ 入居施設の30社以上の社長はすでに日本人の所得額、
上位5%の中に入りはじめた。
・ SOHO=在宅下請け、の図式だけではない複合混在にな
り、さらに育ちつつある。

当時のITブームは見事に去ったが、そのあとを上手にIT活用
し始めた事業者が埋めていることも付け加えたい。

さあ、流石に風も少し冷たくなってきた。
小道具を片づけると、私は泥だらけの靴を脱いで玄関から風呂
場へ直行することにした。
この後にはキンキンに冷やしたビールが待っているのですヨ。
コメント
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