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SHOGUN 将軍は知っていた・日本はなぜキリスト教を拒み続けるのか?

2024年04月30日 | キリスト教を拒否する日本
★この記事は、動画の内容の最初の5分の1程度の紹介です。全体の内容は次をご覧ください⇒SHOGUN 将軍は知っていた・日本はなぜ今もキリスト教を拒み続けるのか?

日本が、世界の他の国々とちがう特徴のひとつに、キリスト教徒の割合が極端に少ないという点があります。日本では、キリスト教徒は人口の1%にもなりません。ところが韓国では人口の約29%がキリスト教徒であり、台湾では4%または6%、中国でさえ2.4%、インドは2.3%、イスラム教国であるインドネシアでも約l1%、同じくイスラム教国であるマレーシアでも9%がキリスト教徒です。

なぜ日本にはこれほどキリスト教徒が少ないのか、この問いは日本の歴史や文化に深く関係しており、とても興味深い問いです。この問いをさぐるきっかけとして、まず最近話題となったドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」を取り上げてみましょう。

1980年にアメリカで実写ドラマ化されたジェイムズ・クラベルのベストセラー小説「SHOGUN」。それが、ハリウッドの製作陣の手で、真田広之主演の戦国スペクタクル・ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」全10話として新たに放映されました。米国ではFXとフールー(Hulu)、日本や英国を含む他の地域ではディスニープラス(Disney+)で2024年2月より配信が始まると、たちまち話題となり、絶賛の嵐といってもよいほどの高い評価を得て、全10エピソードの配信が終了したあとでも、映画レビューサイト「ロッテントマト」では、批評家からも一般視聴者からも高評価が維持されています。

「SHOGUN」は、徳川家康、三浦按針、石田三成、細川ガラシャなど実在の人物にインスパイアされ関ケ原の戦い前夜を描いたフィクションであり、物語展開そのものは実際の歴史とはかなり違います。しかし当時の日本でのキリスト教にまつわる状況は実際の歴史に即して描かれています。

たとえばシリーズ第2話「二人の主君に仕えて」には、こんな印象的な場面があります。家康にあたる吉井虎永の前につれてこられたイギリス人航海士ジョン・ブラックソーン(ウィリアム・アダムスのちの三浦按針あたる)が、砂の上に世界地図を描きながら当時の状況を説明します。按針は、その地図上に二本の縦線を引いて語ります。

「これは2国が決めた新世界の境界線。70年前、未知の世界を分け合うと合意した。あなた方の国はポルトガル側にある。だからポルトガル領だ。」
「残念だが、彼らは信じられないほど傲慢。正式な書面に書かれている、スペインとポルトガルの王は、非カトリック国の為政者を追放して、統治する権利があると。」

通詞役をしていた戸田鞠子(細川ガラシャにあたる)は、按針の言葉が信じられず、嘘ではないと神に誓って言えるかと聞き返し、按針がイエスと答えると、次のように虎永に通訳します。「ポルトガルの望みは、キリシタンにあらざる天下人を追放し、仲間であるキリシタンの統治者を据えることだと申しておりまする。」

これを聞いて虎永は息を飲むほどに驚く表情を見せるのです。

★この記事は、動画の内容の最初の5分の1程度の紹介です。全体の内容は次をご覧ください⇒SHOGUN 将軍は知っていた・日本はなぜ今もキリスト教を拒み続けるのか?

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