クールジャパン★Cool Japan

今、日本のポップカルチャーが世界でどのように受け入られ影響を広げているのか。WEB等で探ってその最新情報を紹介。

マンガはフランスにどう広がっているか

2007年12月27日 | マンガ
引き続き『をちこち(遠近)』の、№19(10・11月号)から記事を紹介しながら考えていきたい。今回取りあげるのは「マンガの出版形態が『バンド・デシネ』に変革を迫っている」というフランスからのレポート。

「バンド・デシネ」は、フランス独自のコミック形態だが、その独自のコミック文化が、日本のマンガの進出に押されぎみだという。フランスでの新刊コミックの4割強は、MANGAだというのだ。2006年のコミック売り上げのベスト50のうち19点が日本のマンガだという。

日本のマンガの成功を受けて、バンド・デシネの業界では、日本マンガの出版形態に倣おうとする動きが見られるという。作家レベルでは、90年代後半から、日本のマンガの画風を真似たり、コマ割を日本風したりの影響が見られた。現代では、さらに出版形態も日本式を取り入れた例が見られるようになった。具体的には、版型を小さくし値段をおさえるなどだが、読者の意見を作品に生かす試みも日本のマンガの方式の影響を受けている。

さらには、フランス人が日本式のMANGAを作る例も見られる。昨年、フランス人作家によるMANGA誌「SHOGUN」も創刊された。日本の週刊マンガ誌をそっくりまねる形態だという。また、デルクール社は、女性作家Jennyの少女漫画風作品「Pink Diariy」をヒットさせたという。女性による女性のためのコミックの道を切り開いたのは、日本マンガの功績のひとつだろうという。絵柄も日本風であり、しかも日本人の女の子キヨコを主人公とするという。

以上からも、たんにに日本マンガが受け入れられるだけでなく、その出版形態や、フランス人によるコミックの創作法にまで広く影響を与えているのがわかる。画風が真似られるだけではなく、ストーリーの展開や、作品にもられる考え方にまで、何かしらの影響を与えていると思われる。

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皆様による、数分でできる投票が、あと300集まれば、このアニメが、アニメランキングのトップ10内に躍り出て、世界にその存在を知られる可能性が見えてきます。

ぜひ投票をお願いします。またブログ「はだしのゲン」を世界へ を紹介していただいたり、呼びかけ文 をブログやメールに貼り付けていただけると、なお目標が実現しやすくなります。詳しくは、呼びかけ文 や、 「はだしのゲン」への投票を!! をご覧ください。
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フランス人の「日本熱」はマンガから

2007年12月17日 | マンガ
今日は、『フランス人「日本熱」 来日者数10年で倍 漫画で関心』というasahi.com(2007年12月05日)の記事からを紹介します。

★★★~~~~~★★★~~~~~★★★

日本の漫画やアニメが根強い人気を持つフランスから、日本にやってくる人が増えている。「漫画を原文で読みたい」と日本語を学ぶ留学生、アニメゆかりの場所を巡るフランス人向けツアー。漫画を入り口に、日本文化に関心をもつ若者も少なくない。

漫画が留学などのきっかけになったエチエンヌさん(左)とブラサクさん=東京都世田谷区の駒沢大学で「大きな森に神木、鳥居。景色が漫画の背景と一緒で感動した」。駒沢大学に留学しているガエル・ブラサクさん(22)は、「日本の原風景」を求めて訪れた長野でそう感じたという。「漫画を原文で読みたい」と、大学入学と同時に日本語を学び始めた。やがて芥川龍之介や太宰治と、興味は文学にも広がった。

東京でインターンをする大学院生、ジュリアン・エチエンヌさん(24)が一番好きな作品は、侍文化を描く「るろうに剣心」。「もう刀は持っていないだろうが、その精神は日本にまだ残っているのでは」と考えた。

京都外国語大留学生のカリーン・パルマさん(21)は漫画の翻訳家を目指す。「語学上達はもちろん、漫画でみた日本の生活を感じたかった」

フランス人の日本の大学などへの留学生は、06年で417人(文部科学省調べ)にとどまるが、「予備軍」は急増中だ。フランスでの日本語学習者は、06年には1万5534人(国際交流基金調べ)と84~85年の約5倍。ヨーロッパ諸国では最も多い。近藤安月子(あつこ)・東大教授らが日本語を学ぶ動機などを尋ねた05年の調査では、「漫画・アニメ」が最多の30%で、専攻学生の8割が留学を希望していた。

漫画は旅行者数にも影響しているようだ。06年のフランス人の来日者数はここ10年でほぼ倍増の12万1310人。フランス人向けに、秋葉原や宮崎駿監督が館主を務める「三鷹の森ジブリ美術館」、コスプレイベントなどを巡るツアーを企画する会社も登場した。

フランスで日本アニメの放映が本格的に始まったのは80年代後半。91年には「ドラゴンボール」が出版された。これらで育った世代が成人になりつつあることが背景にある。京都精華大マンガ学部の牧野圭一学部長は「日本の漫画は政治から歴史、囲碁など幅広い対象を扱い、日本文化のカタログの役割を果たしている。19世紀、浮世絵を通じて日本に関心を持ったことに似ている。新しいジャポニスムですね」と話している。

★★★~~~~~★★★~~~~~★★★

確かに、浮世絵を通していち早く日本文化を発見し、ヨーロッパでジャポニスムの流れを最初につくったのはフランスだった。ヨーロッパでいちばん早く日本のマンガ文化を受け入れたのもフランスだった。歴史は繰り返すのだろうか。

フランスを中心として、マンガやアニメを中心としたJPOPが人気を呼ぶ状況は、確かに浮世絵が流行したのと比較できるかも知れない。19世紀後半にフランスを中心としてみられたジャポニスム(日本趣味)は「生活全体が深く自然と調和し,文化・芸術のすべてが自然に根ざしているという日本人と自然との結びつき方が,ヨーロッパの作家たちに強い衝撃を与えた」ともいわれる。

現代のジャポニスムは、マンガやアニメを通して、現代日本人の生活や文化のどのような側面が、フラン人に「衝撃」を与えているのだろうか。

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マンガはアメリカにどう広がっているか

2007年12月16日 | マンガ
引き続き『をちこち(遠近)』の、№19(10・11月号)から記事を紹介しながら考えていきたい。この号は、「マンガからMANGAへ」というタイトルの特集で、先に紹介した対談のあとは、各国でMANGAがどのように受け入れ、広がっているかの現時報告である。まずは、アメリカからのレポートを取り上げよう。

「MANGAは北米出版界史上空前のヒット商品」(市村恭一)というレポートである。1980年代初頭、北米に日本のマンガがほとんど進出していない状況を切り開いたのは、日本人の開拓者たちであり、レポートはそのパイオニアたちの活躍を報告している。

その努力の甲斐あって、現在では、北米マンガファンの総数は、約150万~200万人と推定されるようだ。売り上げ規模は日本の20分の1規模で、4年前の6~7倍に急成長しているという。

現在、北米で人気があるのは、やはり「サムライ」「着物」「忍者」「Jホラー」といった伝統的日本に関係するものが多いようだ。一方で、「カワイイ」や「雅やか」、「平和で仲良し」といった現代日本的な作品も人気が出てきているという。

「平和で仲良し」というのは、まさしく「一億総中間層」的な、階層格差の少ない日本の社会の特徴を表現するものであり、そのような日本の社会の魅力がマンガを通して認識されつつあるということだろう。

日本は、様々な面でコンテンツの宝庫だが、しかしまだ文化や習慣の違いが障害となって、北米で受け入れられにくい作品も多い。しかし、今アメリカでは、食文化やJPOPを中心とする音楽、伝統的なスポーツなども受け入れられはじめた。それにともなって、そうしたものをテーマとするマンガもされに広がっていくだろうと、レポートは報告している。

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マンガは世界にどう広がっているか04

2007年12月15日 | マンガ
日本で唯一の国際交流専門誌『をちこち(遠近)』の、№19(10・11月号)から「マンガは文化の相互理解をもたらす」という夏目房之介氏と山田奨治氏の対談を紹介してきた。前回(03)では、日本は、「一億総中流」といわれるように、巨大な中間層があったからこそ、マスとしてのマンガ市場が出来、そこにいろいろな表現が芽生えてきたのではないかという指摘を紹介した。

日本の社会は、階層性のきわめて少ない、巨大が中間層が中心をなす社会だ。そのような社会そのものの価値観が、マンガの中に自ずと反映されており、それが日本のマンガが受け入れられるひとつの背景になっているかも知れない。

外国からやって来てある程度、日本の社会を知った人々が驚くのは、日本では貧富の格差がそれほど大きくなく、人々がほとんど同じような暮らしを営んでいるということだという。日本以外の国々では貧富の差が非常に激しく、金持ちの暮らす場所と貧困者が暮らす場所は明確に分かれている場合が多い。

しかも、両者の環境はまったく異なっているという。富裕層が暮らす市街は清潔で治安もよい。逆に貧しい人々が暮らす街は不潔で、治安も悪いことが多い。日本にも、山の手と下町の呼び方はある。私も東京の下町に暮らしている。しかし、だから自分が下層だとコンプレクッスに陥ることはない。下町に住んでいる富裕層もたくさんいる。しかも、どちらに住んでいようと、安心して住める。下町の方がより危険だと感じたことは、もちろん私もない。

外国人がもっと驚くのは、山の手の人間が下町に、下町の人間が山の手に自由に往来できることだという。そんなことを指摘されると逆に日本人の私たちが驚いてしまう。日本以外の国々では、必ずしもそうではないらしい。

ある外国人はいう。「日本では、金持ちも庶民も同じ商店街で買い物をし、気軽に言葉を交し合っている。そこには、欧米のような階級社会はないのだと知った。それは‥‥‥、まさにユートピアの一つの形であると感じた。」

日本が格差社会になりつつあるというが、上流社会と下層社会が画然と区別され、そこに普通の交流すらない、などということはない。世界のほとんどの格差社会とは、やはり違うのである。

マンガは、そうした巨大な「中間層」に消費され、そのような普通の日本人の意識や希望や挫折や喜びや悲しみを反映している。日本人には意識しにくいが、マンガには、外部から見た日本の社会の魅力が、自ずと反映している。だからこそ、それはクールと感じられ、好感ももって受け入れられるのだろう。

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「日流」の強み02

2007年12月14日 | 全般
引き続き、朝鮮日報オンラインの2007/12/10 付けの記事に行き詰まる「韓流」、進化する「日流」(上・下)という記事に触れながら、日本のポップカルチャーが周囲の国にどのような形で広がっていくを考えてみるきっかけとしたい。

★★★~~~~~★★★~~~~~★★★

◆コンテンツが貧弱な「韓流」、コンテンツに強い「日流」

今年大ヒットした韓国映画『美女はつらいの(邦題:カンナさん大成功です!)』をはじめ、『覆面ダルホ』『黒い家』『正しく生きよう』『クォン・スンブン女史拉致事件』『肩ごしの恋人』に共通するのは、日本の小説・漫画・ドラマを原作としていることだ。昨年から今年にかけて韓国で製作された日本の作品の映画化は21本。01年から05年までの4年間で5本しかなかったことを考えると、大幅に増えている。韓国映画や韓国ドラマが「コンテンツの貧弱さ」を解消するため日本のコンテンツを利用しているのだ。

これほど日流はコンテンツが豊富で、それが最大の強みになっている。優れたストーリーの漫画や小説がドラマや映画として製作され、相乗効果を生む。韓流がドラマに偏っているのとは対照的だ。

◆ストーリーが単純な「韓流」、題材が奇抜な「日流」

日本の作品は題材が多彩だ。貧乏な女性がリッチなイケメンと出会い紆余(うよ)曲折の末ゴールインする「シンデレラーストーリー」の多い韓国ドラマとは違う。平凡なタイプの主人公でも通り一遍ではないストーリーを展開する作品もあれば、奇抜な想像力や奇想天外なストーリーでファンのハートを捉える作品もある。映画制作・配給会社シネカノン韓国支社のイ・ソニ部長は「日本映画は火災調査班、海上保安庁の潜水士、ソムリエのストーリーなど、韓国ではほとんど扱われない題材で好奇心をそそる」と話す。

また、日本の漫画を読んだ韓国人ファンがそれを原作にしたドラマや映画を見るようになる「好循環構造」も日流の強みだ。サムスン経済研究所のコ・ジョンミン首席研究員は「韓流が日流のように衰え知らずの人気を呼び起こすには、日本の中年女性だけでなく青少年層をターゲットにしたドラマ、日本人が好きなホラー物など、さまざまな方面でコンテンツの競争力を高めていかなければならない」と話している。

★★★~~~~~★★★~~~~~★★★

「日流」の強みは、そのコンテンツの豊富さにあるということだが、ではコンテンツの豊富さはどこからくるのだろうか。

まず、市場の大きさが挙げられるかもしれない。「底辺の広い日本のマンガ・小説市場は、ますます大きな威力を発揮しているためだ。韓国出版研究所によると、2005年の時点で、小説市場の規模は韓国で2030億ウォン(約255億円)だが、日本は7243億ウォン(約 910億円)。マンガ市場の規模は韓国1242億ウォン(約156億円)に対し、日本はその32倍の4兆ウォン(約5023億円)に達する。」(朝鮮日報オンライン 2007/03/28 「韓国に押し寄せる『日流ブーム(下)』)

市場が大きければ、それだけ作家も多く、激しい競争の中でコンテンツも工夫され、磨きがかけられるだろう。近年日本でも、マンガを原作としたドラマ・映画がかなり多い。文章によって小説という形で創作する作家も多いが、文章は苦手だがマンガという表現手段の中で創作の才能を発揮する人もいるだろう。

日本のマンガ市場の規模は、小説市場の5倍を超える。それだけ、マンガ作家も多く、その中から傑作が生まれてくる可能性も高い。日本の場合は、小説や脚本という形に限定されず、文章だけの表現にも限定されず、多くの創作者が、物語作りの才能を試すチャンスがあるということだ。

「韓国とは違い、日本は純文学と大衆文学が活発に交流、独特な作品を多数生み出している。それが原作となってさらに創造力豊かな作品を生み出す元となっている」MBC 『白い巨塔』の脚本家、イ・ギウォン氏、朝鮮日報前出記事)マンガが映画やドラマの原作になることはもちろんだが、逆にヒットした映画やドラマが原作のマンガもある。この交流がまたコンテンツに磨きをかけていく。

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「日流」の強み01

2007年12月13日 | 全般
朝鮮日報オンラインの2007/12/10 付けの記事に行き詰まる「韓流」、進化する「日流」(上・下)という記事があった。 その一部を紹介しながら、日本のポップカルチャーが周囲の国にどのような形で広がっていくのかを考えてみよう。

★★★~~~~~★★★~~~~~★★★

何人かのスターの人気に火が付いたり消えたりする「韓流」とは違い、韓国の中の「日流」は10年という長い間、ドラマ・小説・CDなどの幅広いジャンルで徐々にヒートアップし、花開くという点で注目されている。

徹夜で日本のドラマを見る「日ド廃人」(廃人=ほかのことが何もできないほどハマるマニアックなファン)が増え、韓国の小説をしのぐ人気の日本の小説も登場している。

2004年から06年まで、花火のような華やかさを誇った韓流は、たちまち下火になってしまい「バブルがはじけた」と言われた。ペ・ヨンジュンの『冬のソナタ』やイ・ヨンエの『宮廷女官チャングムの誓い』など人気ドラマが出た後は日本でブームを呼ぶほどの作品がないためだ。韓流戦略研究所のシン・スンイル所長は「一部のヒット作以降、法外な値段で韓国ドラマを売ろうとする傾向が生まれ、輸出がうまくいっていないことも韓流が冷めた原因の一つ」と話す。韓流ブームを長期化させる戦略的アプローチが足りないということだ。

一方、日本の映画やドラマが韓国で一般に開放された04年1月以降、韓国で封切られた日本映画は毎年本数を確実に増やしている。04年は29本、05年は34本、06年は51本が封切られた。今年は11月までに81本の日本映画が公開されている。映画に出演している「日流スター」たちも新たな顔ぶれが次々と登場している。世代交代に成功しているのだ。10年前から人気を呼んでいる木村拓哉をはじめ、オダギリジョー、草なぎ剛、妻夫木聡などの男優陣、上野樹里、沢尻エリカ、蒼井優、宮あおいなど新鋭女優陣の人気も上昇する一方だ。

★★★~~~~~★★★~~~~~★★★

沢尻エリカは、映画『パッチギ』でヒロインである在日朝鮮人の少女を好演したこともあるからか、韓国で人気があるようだ。

朝鮮日報は、同日の別の記事で次のような指摘を紹介している。「韓流」が、特定の俳優や作品のヒットに負うところが多く、またそれらに限定されているのに対し、「日流は映画・ドラマ・音楽にとどまらずファッション・ゲーム・食べ物にまで広がっている。その原因は、若者たちが知らず知らずのうちに少しずつ韓国に浸透している日本文化を好んでいるためだ」(韓国放送映像委員会のキム・ヨンドク研究員)というように両者の違いを分析している。

確かに、マンガやアニメ、小説、映画、ドラマ、JPOPなどが一体となって広がっていくところに「日流」の特徴があるのかもしれない。韓国に限らず、日本のポップカルチャーは、その背景にある庶民の生活様式、生活感覚、日本的な価値観と一体となった文化そのものとともに、全体として好感をもって受け入れられていくという特徴があるようだ。

記事の後半は、「日流」のそのような特徴をもう少し具体的に報告している。次回は、それを紹介したい。

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マンガは世界にどう広がっているか03

2007年12月08日 | マンガ
◆アジアの中間層の形成と日本のマンガの受容

国際交流専門誌『をちこち(遠近)』№19(10・11月号)より、「マンガは文化の相互理解をもたらす」という夏目房之介氏と山田奨治氏の対談をめぐって続けたい。

3)日本のマンガの浸透は、社会的な中間層の形成と一体となっている。それが、タイやインドネシアの状況を見るとはっきりと分かるという。中間層の子弟たちは、マンガをクールでかっこいいものと感じ、尊敬している。基本的に戦後の日本のマンガは、大衆社会とそれを支える中間階級の文化なので、他の国でもそういう階層が増えれば増えるほどマンガが受け入れれていくのであろう。

日本は、「一億総中流」といわれるように、巨大な中間層があったからこそ、マスとしてのマンガ市場が出来、そこにいろいろな表現が芽生えてきたのではないか。

これは、とても興味深い視点だと思った。マンガがクールな何かとして受け入れられるひとつの理由がここにあるのかもしれない。今こそ「格差社会」などといわれるが、それでも日本の社会は、階層性のきわめて少ない、巨大が中間層が中心をなす社会だ。そのような社会そのものの魅力が、マンガの中に自ずと反映されていても不思議ではない。

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マンガは世界にどう広がっているか02

2007年12月07日 | マンガ
◆女性自身のためのマンガ

さらに国際交流専門誌『をちこち(遠近)』№19(10・11月号)より、「マンガは文化の相互理解をもたらす」という夏目房之介氏と山田奨治氏の対談を読んで、興味深かったことをいくつか、取り上げていきます。

対談の中で興味をもった話題をいくつか取り上げると、

2)女性が、近い年代の女性に向けて描くというマンガのジャンルを発達させたのは日本だけだという。欧米でもアジアでも、女性たち自身のメディアがあることが衝撃的なようだ。女性自身のためのマンガというのは、文化的な影響が強く、特に東アジアでは、同じようにマンガを描きたいという女性が多いという。2000年代以降、欧米でも急速に女性による女性のための日本マンガを読むようになっている。

これは、マンガを通して、その背景にある日本の文化や価値観が世界にひろがっていく例のひとつだろう。日本のマンガやアニメが世界に受け入れられる背景には、その背後にある文化や生活様式の全体が、好意的に受け入れられ、ひろがっていくプロセスがあると見てよい。

ある社会の中で女性の地位が高いかどうかは、何を基準にしてそれを判断するかで大きな違いがあるだろうが、上のような事例もふくめ全体的に見た場合、意外と日本の社会は、女性の活躍の場、女性を元気にする仕掛けが多いのかもしれない。

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マンガは世界にどう広がっているか01

2007年12月01日 | マンガ
インターネットを検索していて、『をちこち(遠近)』という、日本で唯一の国際交流専門誌があるのを知りました。国際交流基金(ジャパンファウンデーション)が隔月で山川出版より発行しており、№19(10・11月号)は、マンガを特集しています。さっそく取りよせて見ました。たいへん面白く、ここで紹介するのにピッタリなので何回かに分けて紹介したいと思います。

最初に「マンガは文化の相互理解をもたらす」という夏目房之介氏と山田奨治氏の対談が掲載されています。夏目房之介氏は、1950年東京生のマンガ・コラムニスト。著書「マンガはなぜ面白いのか」「マンガ 世界戦略」等。

対談の中で興味をもった話題をいくつか取り上げると、

1)マンガ・アニメともにアジアと欧米では、人気の作品や系統に違いがあるという。『一休さん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』『ドラえもん』は欧米にはととんど入っていないという。アジアでは、必ず日本の企業がスポンサーについたが、欧米ではそれはなかったのも一因という。

また欧米に日本アニメが入っていくとき、もとのストーリーラインがほとんど帰られてしまう例もあるという。たとえば『風の谷のナウシカ』は、環境問題を提起するようなシーンがカットされたなどの例もある。アメリカでは、アニメは本当に単純なストーリーでしか受け入れられないようだ。しかし、コアなファンはそれでは飽きたらず、もとの日本語版を求めようとする動きも起こっている。

マンガが世界にどのように受け入れられてるのか、というひとつの事実の中に、比較文化や、文化交流、文化の相互作用といった面からも、きわめて興味深い様々な現象が浮かび上がってくるようですね。この雑誌を手がかりに、いろいろ見ていきたいと思います。

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