クールジャパン★Cool Japan

今、日本のポップカルチャーが世界でどのように受け入られ影響を広げているのか。WEB等で探ってその最新情報を紹介。

韓国で日本の中間文学が人気

2007年09月30日 | 全般
今回は、朝鮮日報(on line)の2007/03/27付けの記事(社説)から紹介します。

【社説】韓流、日本の大衆文化に負んぶに抱っこで生き残れるのか

韓国に日本の大衆文化がなだれ込んできている。音楽やマンガ、アニメーションに続き、映画やドラマ、小説の分野でも翻訳・翻案された日本発の作品が席巻している。

最近、大きな反響を呼んだドラマ『白い巨塔』と660万人を動員した映画『美女はつらいの』も、それぞれ日本のドラマと漫画を下敷きにした作品だ。日本の作品を原作とする映画は今年に入ってからすでに8本を数え、ドラマの制作者たちは日本の作品の版権を手に入れようと先を争っている。10代や20代の間では日本ドラマのマニアを指す「日ド族」という流行語まで誕生している。

日本の勢いは文学にも及んでいる。教保(キョボ)文庫(韓国最大規模の書店の一つ)の今週の売り上げ順位を見ると、10位までに日本の小説が6冊も含まれている。村上春樹、よしもとばなな、江國香織、奥田英朗らの小説は、とてつもないスピードで売り上げを伸ばしている、出版界の稼ぎ頭だ。先を争って日本の小説を翻訳しようとするため、版権料もかつての約10倍にまで膨れ上がった。

現代社会では、文化も読者や視聴者が主導する市場原理によって動いていく。読者や視聴者に支持されてこそ、作品の数も豊富になり、売り上げも増える。『冬のソナタ』をはじめとする韓国のドラマや映画が日本で大きな人気を得ているのも、こうした市場原理に基づく現象だ。

韓国の観客や読者に日本の作品が支持されているのも、まったく同じ理由からだ。韓国の文化は受け入れてほしいが、相手方の文化にはお引き取り願うといった話が成立しないのは当たり前のことだ。しかし最近の韓国における日本発コンテンツの隆盛は、韓国の文化的弱点を象徴するものにほかならない。

日本では純文学と大衆文学の間の「中間文学」が、幅広い読者のニーズに応えている。韓国にはそうしたジャンルが存在しない。純文学は読者など見向きもせず、独り善がりでいる。一方、大衆文学はといえば、読者の方が見ていて恥ずかしくなるほど迎合的だ。文学愛好家はそのギャップに失望し、やがて韓国文学から離れていってしまう。そして韓国文学では満たされなかった彼らが行き着いた先こそ、日本文学のルネサンスだった。

韓国の映画やドラマも、エンターテインメント産業の急な膨張により、コンテンツが枯渇している。そのため売り込みやすく、韓国の消費者に受け入れられやすい日本の作品に頼っているのだ。

今はコンテンツが勝負を左右する時代だ。コンテンツ次第で、長続きする流行を生み出し、文化の真の勝利者となれるかどうかが決まる。韓流をあだ花に終わらせないためには、韓国の文化関係者がコンテンツ時代の意味をしっかり理解した上で、その方向にまい進していかなければならない。(朝鮮日報/朝鮮日報JNS)

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この他、これまで放送された日本ドラマの中で目に付くのはXTNの『華麗なる一族』とMBCムービースの『のだめカンタービレ』だとのこと。作家山崎豊子のもうひとつのベストセラー小説『華麗なる一族』をドラマ化した同作品は、木村拓哉を主演に、鉄鋼財閥一家の隠された秘密を描いた物語だ。この作品は韓国で放送された日本ドラマの中では唯一、韓国語に吹き替えられて放送されたという。

クラシック音楽を素材にした『のだめカンタービレ』は玉木宏を主演に、音楽のためにすべての情熱を捧げる若者たちの姿を描いたドラマで、これも韓国で人気が高かった。このほか、ドラママックスの『I.W.G.P』とMBCドラマネットの『花より男子2(リターンズ)』も日本ドラマブームに一役買っているという。(2007/08/13付け、朝鮮日報の記事による)

それにしても、テレビドラマはともあれ、日本の文学作品がこれほど韓国で翻訳されて、読まれているのはちょっと驚きだ。

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★現在、ブログなどで 「はだしのゲン」を世界へ!! という取組みを行っています。アニメ『はだしのゲン』を世界中の人に少しでも多く見てもらい、原爆の実態を知ってもらおうという運動です。IMDbという映画情報サイトでアニメ 『はだしのゲン』 に投票していただき、このアニメの存在を世界に知ってもらうことを呼びかけています。

皆様による、数分でできる投票が、あと350集まれば、このアニメが、アニメランキングのトップ10内に躍り出て、世界にその存在を知られる可能性が見えてきます。

ぜひ投票をお願いします。またブログ「はだしのゲン」を世界へ を紹介していただいたり、呼びかけ文 をブログやメールに貼り付けていただけると、なお目標が実現しやすくなります。詳しくは、呼びかけ文 や、 「はだしのゲン」への投票を!! をご覧ください。

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試合に負けたが「勝った」なでしこJAPAN

2007年09月23日 | 全般
◆試合に負けたが「勝った」なでしこJAPAN、ブーイングへの「謝謝」!中国で称賛の声―サッカー
(Record China - 09月23日 08:27)

2007年9月17日、浙江省杭州市で行われたサッカー女子W杯1次リーグのドイツ戦で、日本代表チーム「なでしこJAPAN」が中国人サポーターからブーイングを浴び続けたにもかかわらず、試合後に「謝謝(ありがとう)」と書かれた横断幕を掲げていたことが分かった。成都商報が伝えた。

翌日は折りしも76年前に満州事変が勃発した日で、日本チームは国歌斉唱から中国人サポーターからのブーイングを浴びた。3万9817人の観客が入ったが、そのほとんどがドイツを応援し、試合は完全アウェーの雰囲気の中で行われた。

日本チームは0-2で破れたが、選手たちは試合後に「ARIGATO 謝謝 CHINA!」と書かれた横断幕を手にし、サポーターに向かって深々と頭を下げた。試合中にブーイングを続けていた中国人サポーターは、ようやく日本チームに大きな拍手を送った。

試合後、中国メディアやブログなどでは、中国人サポーターの行為を批判する声や、日本チームを称える声などが多く出ている。「日本は(試合には)負けたが、勝った」といったタイトルの記事も見られ、日本人はスポーツの本来あるべき姿を中国人に教えた、見習うべきだといった声が広がっている。

あるマスコミ関係者は自身のブログの中で、「日本メディアは中国よりも中国を客観的に報道しているが、逆に中国では日本に対し、狭いナショナリズムを感じさせるような感情的な報道をされることが多い。今後、中国メディアも日本を見習い、冷静に日中関係の報道をするべきだ」と語っている。(翻訳・編集/藤野)

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このブログの記事としては、ちょっと異質かも知れませんが、これは素晴らしいので取り上げます。百万言の言葉よりもこうした「姿勢」「態度」(多少「パフォーマンス」の要素があるかもしれませんが)の方が、はるかに多くを語りかけるのでしょうね。「反日」で熱くなりすぎ、冷静に現実を見る余裕がなくなっている人々に対し、こちらも熱くなって反論しても、火に油を注ぐような結果になるのは目に見えています。

しかし、いくらブーイングされようと、汚く罵られようと、非礼な態度をとられようと、こちらはひたすらプレイに打ち込み、最後には深々と頭をさげて謝意を表する。

これをやられた方は、ハッとするでしょうね。そして「もしかしたら、自分たちが間違っていたのではないか」と振り返るかもしれない。少なくとも、さきほどまでのアンフェアな態度を恥ずかしく思うことでしょう。実際に、記事を読むかぎりそういう反応が多かったようですね。

他の競技でも日本人選手が、こういう態度を取り続けるなら、これは、中国そして世界に対する、相当に強烈なメッセージになりますよ。中国人のとっては、自分たちの行為を振り返るきっかけにはなるでしょうね。

この記事が埋もれて消えていくのは、あまりにしのびないので取り上げました。こういう態度を日本人選手のなかに広めていって欲しいものです。

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クールジャパンは幻想か04

2007年09月14日 | クールジャパンを考える
再び、「クールジャパンは幻想か」の考察に戻ろう。下に見たような新聞記事からしても、その現象をどう呼ぶかは別として、日本のポップカルチャーが広く受け入れつつあるとう事実は、否定できないだろう。

とくにフランスでの日本のポップカルチャーの受容が顕著なようだ。これは7月に開催された恒例のExpo Japan 2007 の盛況ひとつを見ても明らかだろう。

面白いのは、日本の江戸時代のポップカルチャーだった「浮世絵」を最初に評価し、ジャポニスムJaponismeが最初に広がったのも、フランスだったということだ。

ジャポニスムは、19世紀後半~20世紀初頭にヨーロッパでみられた日本美術への芸術的関心、すなわち日本趣味をさす。1856年に、パリの版画家ブラックモンが陶器の包装紙としてつかわれていた葛飾北斎の「北斎漫画」を発見し、そのデッサンの卓抜さを画家仲間におしえたことから、ジャポニスムは数年のうちにパリ中にひろまったという。マネ、モネ、ドガ、ゴッホらの印象派の画家たちも、浮世絵の奇抜な構図や、平面化された大胆で鮮明な色彩対比などに影響されて、日本趣味の絵画を数多くえがいたのである。

フランスの印象派の画家達は、日本の絵画に宗教のしばりがなく、自由に思うままに描かれていることに衝撃を受けたというが、現代、日本のアニメやマンガが受け入れられる根底ににも、同様の理由があるのかもしれない。

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日本の「漫画」にすっかりはまったフランス

2007年09月09日 | マンガ
中央日報の記事を紹介しましたので、ついでの同新聞の別の記事を紹介します。本年2月26日付け中央日報日本語版(http://japanese.joins.com/)です。

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 フランスパリのシャンゼリゼの中央にある大型書店ビルジン。入口の両サイドに設置された10メートルの大型ショーウインドウには日本漫画の表紙と関連キャラクターでいっぱいだ。フランスが誇る気高い作家の写真は1枚も見えない。4月の大統領選挙を控えて溢れ出ている政治である紹介パンフレットも目に入らない。

書店の中に入ると4メートルの高さの広告塔がぐんとそびえている。やはり日本マンガのキャラクターだ。「あなたはどんな(スタイルの)漫画か」というコピーが書かれた広告塔に人気の日本漫画の表紙が印刷された大型のポスターがあちこちに貼り出されている。

パリなのか東京なのかこんがらがりそうだ。日本の漫画がフランスに輸出されてから15年。鼻っぱしの高いフランス出版。本屋街で漫画は最高の人気の文化商品として定着している。

◆絵本も2冊のうち1冊が漫画=ビルジンの2階売場は日本漫画一色のような感じだ。この書店は漫画が人気を呼ぶと昨年、専用コーナーを既存の2倍に近い130坪に広げたが、いつも若者で足の踏み場がないほどだ。このコーナー職員のジュリアンさんは「平日にも若者が1日中ごったがえしている」とし「このごろ『NARUTO』『ワンピース』『デスノート』のような人気シリーズが1日数十~数百冊ずつ出る」と話す。

フランス最大書店チェーンであるプナックの青年コーナーチーム長ナディア・クロブニコプさんは「統計によると、フランスで出版する絵本も2冊のうち1冊が日本の漫画」とし「フランスで漫画の人気はもうずいぶん前からあるので驚くほどではない」と話す。「2005年、全国プナック売場だけで、日本の漫画が6400万ユーロ(約102億円)分が売れた」と紹介した。

漫画関連インターネットサイトなどによると1990年代初盤、フランスに初輸出された漫画は着々と販売を増やした。特に2000年代に入り、爆発的な増加傾向を見せている。2002年2億6000万ユーロ、2005年4億6000万ユーロ、昨年5億6000万ユーロで5年間、売上げが2倍以上に増えた。昨年フランスで翻訳、出版された日本漫画は1600種にのぼる。1日に4~5種が新たに出るわけだ。

◆『ドラゴンボール』から『神の雫』まで=フランス出版業界は最近、日本漫画を買い求める成人読者が急激に増えているという点に注目している。ビルジンのマンガチーム長エリック・ギャルニさんは「90年代は10代初盤の読者一色だったが、最近は成人層が25%程度はいる」と話している。日本漫画の消費層が30~40代まで広がりながら売上が大幅増加しているというのだ。彼は「15年前『ドラゴンボール』にハマった青少年たちが成長し『ソムリエ』や『神の雫』のような成人対象漫画に目を向けているからだ」と分析した。

日本などアジア地域の漫画の翻訳・出版に関与しているローレンスさん(パリ8大学博士課程)は、「現在20~30代のフランス人のかなり多くが日本漫画のファン」とし「彼らは幼いころから日本の漫画キャラクターとストーリーの展開に慣れて大人になり、そのままはまっている」と話した。また「その根本としては寿司、ハローキティ、ドラゴンボールに代表される日本文化商品が10年前に同時上陸し、フランスの若者たちが日本文化に浸かったから」と説明した。

パリ=チョン・ジンベ特派員 2007.02.26 10:31:07

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確かに「クールジャパン」という用語自体はあまりつかわれていないようですが、こういう記事や今年のJapan Expoに7万人が集まった等々の記事を読むと、「クールジャパン」という言葉で呼んでよい現象が、少なくともフランスでは起っていると言ってよいのでしょう。それにしてもこういう記事が日本の新聞では眼にされず、韓国の新聞に掲載されて「へー、そうなんだ」と知るのも、また複雑な思いが湧きあがるのですが。

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パリ女性が日本製化粧品にはまる理由

2007年09月09日 | 全般
今日は、「クールジャパンは幻想か」は休みにして、新聞記事を紹介。9月6日付け中央日報日本語版(http://japanese.joins.com/)です。

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6日午後、パリ市内の名品デパート「ボン・マルシェ」。「日本特別企画展」が開かれている3階がにぎわっている。日本製化粧品販売コーナーだった。化粧品売り場は来月13日まで開かれる特別展で最も人気が高いコーナー。よーじや、シュウウエムラ、資生堂などの商品が展示されている同コーナーは、一日中、フランス人女性客が絶えない。

化粧品コーナーを訪れた30代のマリア・マティユさんは「日本の化粧品はフランスでは珍しい特殊技能性製品が多いので気に入っている」と語った。よーじやのコーナーでは、20・30代のフランス人女性数十人が同社の製品のあぶらとり紙を手に取りながら店員の説明を聞いていた。あぶらとり紙は京都の特産物で、フランスで最近人気を集めている。日本人女性の店員は「フランス人の女性客は天然成分でつくられた化粧品という説明に満足する」と語った。

世界化粧品市場の1割以上を占めるロレアルをはじめ、数十年の伝統を持つ一流会社が並ぶ化粧品王国フランスで、日本の化粧品が人気を集めている。日本の化粧品を求める理由のうちの一つは‘東洋人の美しい皮膚’のため、というのが売り場職員の説明だ。化粧品コーナーのフランス人職員は「西洋人に比べて日本人や韓国人の皮膚は美しいので、日本の化粧品に一種の薬効を期待する心理もある」とし「特に機能性商品のあぶらとり製品や細胞再生クリームなどがよく売れている理由だ」と説明した。

この勢いだと、シャンゼリゼ通りにある名品グループLVMH系列の大型化粧品ショップ「セフォラ」と日本化粧品ショップが近いうちに競合すると、現地業界は見込んでいる。

こうしたなか韓国の化粧品もヨーロッパ市場で‘ダークホース’となっている。フィガロ紙は最近、「日本製とともに韓国製の化粧品もヨーロッパ市場で注目の対象」と報じた。同紙は「2000年代に入って韓国はチョン・ジヒョンやBoAなど文化アイコンで韓流ブームを起こしている。これを前面に出しながら化粧品も人気を集めている」と伝えた。

パリ=チョン・ジンベ特派員 2007.09.08 12:25:47

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フランスでの日本のポップカルチャー人気は、かなり知られるようになっていますが、もしかしたらそうしたらそうした人気が、日本の化粧品への人気にもつながっているのかも知れません。

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クールジャパンは幻想か03

2007年09月08日 | 世界に広がるマンガ・アニメ
引き続き評論家・日下公人氏が『数年後に起きていること―日本の「反撃力」が世界を変える』(PHP、2006年)でマンガやアニメについて語っていることに触れながら考えていこう。日本のアニメ・マンガが急速に世界中に広がり、そこに込められている日本的な生き方・考え方(日本精神)が、世界に受け入れられつつあるという。では、どのような生き方・考え方が受け入れられているのだろうか。

氏は、第一に「子供に対する考え方・見方」をあげる。マンガ・アニメの中には日本独特の「子供観」があり、それが受け入れられているというのだ。欧米では、子供は未完成なものという認識がある。大人の理性がない存在は、完成された人間としては扱われない。赤ちゃんに対し英語では「it」とう代名詞を使うのはその表れだろう。欧米では、子供っぽいことは否定されるという。「あどけない」「かわいい」という子供らしさは、教育的観点からはマイナスの見方をされるのだ。

一方日本では、「子供は人間らしさの原点」と考えられる。大人になるとは、その無邪気な人間らしさが何がしか失われていくことを意味する。

「日本の躾は、社会のために理性を押し付けるのではなく、人間として本来覚えるべき心がけや行儀礼儀を、本人のために訓練して教えることである。だから、人間の精神世界の内部は自由である。‥‥したがって日本では子供は、そのまま子供らしく暮らせるし、それがマンガに表現されている。」

そういえば、欧米では早く大人になりたいというの子供が多いの対し、日本では逆に大人になりたくないという子供が多いという。上のような社会の「子供観」の違いが、ひとつの背景としてあるのかもしれない。日本の「新鮮な」子供観が、無意識のうちに世界の子供たちにも支持されるのかもしれない。

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クールジャパンは幻想か02

2007年09月04日 | クールジャパンを考える
インターネットの検索での数字を調べながら「クールジャパン」という現象が、決して幻想とは言えない、というところを明らかにしていくつもりだった。数字については、おいおい挙げることとし、ここでは、評論家・日下公人氏が『数年後に起きていること―日本の「反撃力」が世界を変える』(PHP、2006年)でマンガやアニメについて語っていることに触れながら考えていきたい。

日本のアニメ・マンガが急速に世界中に広がり、そこに込められている日本的な生き方・考え方(日本精神)が、国境を超えて広がりつつあると、氏はいう。ちょうと古代のギリシャ、ローマが、法律、思想、生活文化を輸出することで、国境の外に「ギリシャ、ローマ圏」を持っていたのと同じようなことを、今の日本のマンガ・アニメが行っているというのだ。

「クール・ジャパン」と言う言葉は、海外であまり使われてはいないが、マンガ・アニメなどから感じられる日本人の生活スタイル・思考法をクールと感じる大衆は世界中にいるのである。それは、youtubeなどでの日本に関する動画(アニメやJPOP)などに寄せられる世界中からのコメントを読んでいても感じることである。
「日本人はクールだ」「日本人に生まれればよかった」「日本人になりたい」「日本に行きたい」などの書き込みがかなり目につくのである。

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