クールジャパン★Cool Japan

今、日本のポップカルチャーが世界でどのように受け入られ影響を広げているのか。WEB等で探ってその最新情報を紹介。

ミシュラン東京版

2007年11月29日 | 世界に広がる日本食
11月19日に発表されたミシュラン東京版の話題は、あちこちで取り上げられています。まずは、デイリースポーツオンラインの記事から紹介します。

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ミシュラン「東京がパリ圧倒」に驚き 東京がパリの二倍の星を獲得した-。フランスで最も権威があるレストランのガイド本「ミシュラン」が十九日発表した東京版の概要を、フランスや英米のメディアは驚きを持って伝えた。

「東京は美食の都の地位からパリを引きずり降ろした」(AP通信)、「パリもニューヨークもローマも忘れてしまえ。グルメの本場は東京なのだ」(ロイター通信)。東京のレストランが獲得した星の数がミシュランのひざ元パリを大きく上回ったことに、海外メディアは敏感に反応した。

ミシュラン東京版は東京の飲食店百五十店に計百九十一個の星をつけた。一方、フランス公共ラジオによると、パリのレストランが保有する星の総数は九十七個(パリ郊外を除く)、ニューヨークは五十四個にとどまる。ミシュランの評価に従えば、パリやニューヨークは美食の層の厚さにおいて東京にかなわないことになる。

ただパリは、頂点の三つ星レストランの数でかろうじて東京を抑え、体面を保った。フランスの三つ星レストラン二十六店のうち、十店がパリに集中しているのに対し、東京版の三つ星店は八店だった。
★★★~~~~~★★★~~~~~★★★

この選考基準や、「なぜこの店が選ばれない」など、巷では様々な議論があったようですが、ともあれ、JPOPのみならず、日本の料理も、世界でクールと見なされ、広く受け入れられているのは確かでしょう。ミシュラン東京版でも日本食が多く選ばれ、世界での日本食ブームを反映した結果ないなったようです。

ところで次は、中央日報オンラインに掲載された。【噴水台】韓国料理の国際化2007.11.28 という記事を紹介します。

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スターらが頻繁に訪れるというニューヨーク・マンハッタンの高級レストラン「Nobu」。 寿司がメインの日本料理店であるのは明らかだが、各外食ガイドブックでは東洋・西洋飲食店の分類がさまざまだ。 立志伝的な料理人であり創業者の松久信幸の‘新和食’哲学に理由がある。 ありふれたフュージョンを越えて洋の東西を行き来する‘ノブスタイル’がそれだ。 世界各地の食性と食材を融合し、寿司をエンターテイメント・ファッション・芸術の域に昇華させたという評価だ。 「食べ物は単なる腹を満たす手段ではなく、盛る器があり、流れる音楽がある」(チョ・テクォン広州窯代表)という考えとも相通ずる。 「Nobu」ニューヨーク店の同業者はロバート・デニーロ、ミラノ店の同業者はジョルジオ・アルマーニだ。 セレブリティー・マーケティングの神髄を早くから活用した。 「何を食べているかを見れば人柄が分かる」(アンテルム・ブリア・サヴァラン『味覚の生理学』)。 「Nobu」は地球村10大料理として愛される寿司高級化のアイコンになった。

フランスの有名飲食店ガイドブックであるミシュランの最近の評点で、東京が最高美食都市に選ばれたのは偶然でない。 「本場ヨーロッパを越えるフランス・イタリアレストランが多かった」という評価だ。 日本は食べ物のるつぼだ。 他国の料理を取り入れてトンカツ、カレーライスのようにもっと良いものを作りだす。 韓国語の発音のキムチより日本式発音のキムチに慣れた外国人が多いぐらいだ。 カルビ・ビビンパ・冷麺も日本人の口に合うよう現地化した。 これにとどまらず、政府が‘和食人口を2010年までに12億人に増やす’という5カ年計画までも推進する国が日本だ。
(以下略)
(洪承一(ホン・スンイル)経済部門部長)
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日本のマンガはなぜ人気なのか

2007年11月25日 | 世界に広がるマンガ・アニメ
以下の文章(★★★と★★★の間)は、専門家集団によるブログ、メディアサボールの中のひとつの記事

日本を夢見るフランスのコスプレイヤーたち ─第8回ジャパン・エキスポ(Japan Expo)2007

からの引用です。フランスの第8回ジャパン・エキスポ(2007年)のレポートとしても参考になりますが、わたしは下の引用箇所に興味を持ちました。

★★★

日本のマンガがここまで受け容れられた背景には、欧米のコミックとのマンガのストーリーづくりの違いにある。顕著な相違点は、「強くもなく、特別でもない主人公が、試練と努力を重ね、強く成長していく」というところだ。

欧米のコミックの主人公は、特別な才能を持っていたり、タフだったりと、いかにもヒーローらしい主人公が多い。無敵の主人公に憧れるタイプのストーリー展開になっている。

その点、日本のマンガの主人公は、落ちこぼれだったり、不良だったり、ごく普通の学生だったり、と最初からヒーローでない場合が多い。マンガを愛読するフランスの少年少女達は、自分自身をマンガの主人公に自己投影して、話にのめりこんでいくのだ。頭が柔軟な彼らにとり、生活や文化の違いよりも、マンガに登場する主人公に共感できるかどうかが、一番のポイントになる。

売上が右肩あがりのマンガ人気だが、フランスの出版社には大きな悩みがある。マンガは、出版界の売上の約30%を占めるほどの大きな市場に成長しているのに、ほとんど全ての作品が日本からの輸入に頼っていること。フランス発の人気漫画家はまだいない。

★★★

わたしが興味をもつのは、日本のマンガの人気の秘密が分かっていながら、それと同じような面白さをもったフランス人の人気マンガ家が育っていないという点です。上の記事では、日本のマンガの主人公が、弱いごく普通の子供から、悩みながら成長するプロセスが描かれる場合が多いようです。それで、自分自身をマンガの主人公に自己投影して、話にのめりこんでいくことができると分析されています。

しかし、だったらフランスの作家も、そういう主人公をマンガで描けばよさそのなものです。日本のマンガ人気の秘密は、もう少し別のところにもありそうな気がします。

いつかも書きましたが、もしかしたらそれは、日本人が庶民レベルでもっている世界観、人生観がマンガという媒体に投影されており、そこがフランスの若者たちにも共感されているのかも知れない。とすれば、単にストーリー構成や技巧を真似たりしたdけでは、日本のマンガの人気に匹敵するフランスマンガの誕生は、なかなか難しいでしょう。

日本人の庶民のライフスタイルには、大宗教、大思想に強く縛り付けれた一神教的世界から比較的自由な、かなりエネルギッシュで創造力に溢れた文化が息づいているのではないでしょうか。日本の内側から見ていると、なかなかそれに気づきにくいのですが、外から見るとその文化がもっている価値が分かる。

宗教やイデオロギー同士が深刻にぶつかり合って戦争を繰り返してきた歴史に対し、教義や原理に縛られない自由さをもった文化。それは、もしかしたら「武器よりもポップを!!」というメッセージを世界に広める意味をもっているのかも知れません。

そんな視点を、どこかで持ち続けながら、クール・ジャパンの実態に迫っていければと思います。

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『ドラゴンボール』がハリウッドで実写化

2007年11月23日 | マンガ
この数日、クールジャパンのブログで取り上げたいニュースが目白押しですね。仏タイヤ大手ミシュランがレストランを星の数で格付けする「ミシュランガイド」東京版が発表されたこと、そして、京都大のグループが、あらゆる臓器・組織の細胞に変化する能力を持つ「ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)」の作製に世界で初めて成功したニュース。いずれも追って取り上げたいと思います。

しかし、このブログは、日本のポップカルチャーの話題を中心としているので、今日は『ドラゴンボール』の話題をまず紹介。

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かなり前から、ハリウッドで『ドラゴンボール』が実写映画化されると噂のあったのですが、なかなか実現しませんでした。これまで多くのアニメ、マンガの実写化が噂されていたなかで、もっとも長くその実現への動きが伝えられ、そして何度もその頓挫の報道が繰り返されたのは、やはり『ドラゴンボール。しかし、ついに『ドラゴンボール』の実写映画が現実のものとなるようです。

鳥山明原作の少年漫画『ドラゴンボール』は、1984年から95年まで全42巻で完結しました。その爆発的な人気は、日本だけで合計2億冊という驚異的な販売部数を記録。アニメ・ゲーム・キャラクター商品などの収益は米国で4000万ドル(約44億円)を上回るといいます。韓国でも、同作品を連載した少年漫画雑誌「IQジャンプ」が当時、1号当たり50万部近く売り上げ、漫画界の伝説になっているとのことです。

その実写映画化に乗り出したのは、ハリウッドの映画制作会社・20世紀フォックス。世界的ベストセラーだけに、その顔ぶれも超豪華。

『ドラゴンボール』の熱狂的なファンとして有名な香港の映画監督兼俳優チャウ・シンチーがプロデューサー、『宇宙戦争』でトム・クルーズの息子役を演じたハリウッドの新鋭ジャスティン・チャットウィンが主人公の悟空役、『ファイナル・デスティネーション』の監督で『Xファイル』のシナリオを書いたジェームズ・ウォンが監督を務めるといいます。今月末にクランクイン、2008年8月15日に全世界で公開される予定。(朝鮮日報/朝鮮日報JNS 2007/11/21 09:43:42 などを参考にした)

また、メキシコEl Norte紙によると、『ドラゴンボールZ』はメキシコ・ドゥランゴ州で全体の8割以上を撮影することがほぼ決定したとのこと。。

「ドゥランゴ州はホテル、人員、輸送サービスや機材、スタント、そしてレストランに至るまで、撮影に関するあらゆるニーズを満たしている。この作品によって、ドゥランゴの都市には約750の仕事と金の流れがもたらされるだろう」とはドゥランゴの撮影コーディネイターの話です。ロケ地をドゥランゴ州に決定したのはFX監督のアリエル・ショーだといいます。

人気漫画『ドラゴンボール』のイメージが、実写化でどのように再現されるのか、期待を裏切らない映画になるのか、楽しみなところです。

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