クールジャパン★Cool Japan

今、日本のポップカルチャーが世界でどのように受け入られ影響を広げているのか。WEB等で探ってその最新情報を紹介。

ラーメンがこのアメリカ人の人生を激変させた!

2024年04月30日 | 世界に広がる日本食
このアメリカ人のラーメン人生の全体は次の動画で御覧ください⇒あるアメリカ人の泣き笑いラーメン人生・日本愛に導かれて

世界中で日本食は大人気ですが、寿司やラーメンと並んで最近はおにぎりも、パリなどを中心に人気上昇中だといいます。マンガやアニメで、登場人物が食べているのを見て、というのがそのきっかけのようです。オックスフォード英語辞典の2024年電子版では、そんな日本食人気を反映して、日本料理関係の日本語が新たに数多く追加されました。追加されたのは「onigiri(おにぎり)」はもちろんのこと、「katsu(カツ)」や「donburi(丼)」「karaage(唐揚げ)」、さらにイギリスでのラーメンの人気ぶり、普及ぶりを反映して、豚の骨を長時間にわたり煮出したスープ、「tonkotsu(豚骨)」などです。そして「takoyaki(たこ焼き)」や「okonomiyaki(お好み焼き)」「yakiniku(焼肉)」「tonkatsu sauce(トンカツソース)」のほか、三徳包丁を意味する「santoku」が入るなど、英語圏での日本料理の人気ぶりがここからも確認できます。

さて、今回はそうした日本料理のなかでも特にラーメンについての話題を取り上げましょう。といってもラーメンそのものではなく、ラーメンに取りつかれたあるアメリカ人男性の話です。ラーメンに取りつかれ、ラーメンの味を追求しつづけた結果、東京に続いてニューヨークにラーメン店を開いて大成功を収めた男の物語です。彼は、ラーメンだけではなく、日本の魅力に取りつかれた男でもありました。その人生は、紆余曲折に満ちており、深い悲しみや挫折も経験しますが、結局は日本とラーメンに導かれるようにして、大成功に至ります。

ただ、そんな男の物語を始める前に、ラーメンを扱った、あるハリウッド映画について少し語らせてください。そのタイトルは『ラーメンガール』(The Ramen Girl)。日本を舞台にしてアメリカ人の監督によって製作され、2009年に公開されたロマンティック・コメディです。恋人を追って日本にやってきたアメリカ人女性アビー(演:ブリタニー・マーフィ)が相手に振られ、失意のうちに偶然駆け込んだ店で食べたラーメンに魅せられて、挙句の果てにその店の頑固おやじ(西田敏行)に弟子入りを申し込む。言葉の壁や気難しい店主の乱暴な指導や暴言に耐えながら、ついにおいしいラーメン作りに成功し、ニューヨークで開いたラーメン店も繁盛するというストーリーです。

この映画、実はあまり高い評価は得られず、評判にもなりませんでした。脚本を書いたアメリカ人は、ラーメンに対する日本人の異常なまでのこだわりに触発されてこの物語を作っています。しかし、いわゆる名人が弟子に秘伝を伝授する伝統的な指導法をラーメン修行にも安易に当てはめすぎています。店主の教え方は今なら確実にパワハラと言われそうですし、弟子のアメリカ人の女の子アビーが最後に乗り越えなればならなかった壁が、ラーメンに「魂」が込められるか否かだったというのも、いくらコメディとはいえ、現代の日本人を納得させるには、ちょっと大時代的すぎです。ただ日本のラーメン文化への敬意は感じられる作品です。

私が『ラーメンガール』というこの映画を最初に紹介したのは、これから話す男の実人生と対比してみたかったからです。彼の名前はアイヴァン・オーキン。ある意味で、『ラーメンガール』の男性版を生きた男と言えるかもしれません。しかし、かれの人生は、この映画よりもはるかにドラマチックで、また根本的に違うところもあります。そして、彼の生き方そのものが多くの人々の生き方に働きかけ、インスパイアする力をもっているようです。

彼はニューヨークの、両親とも名門大学出の成功者という素晴らしい家庭で育ちましたが、自分はそういう家族の一人はないことを常に思い知らされていました。学校が大嫌いで、椅子にじっと座っていることが出来ない問題児でした。ただ、味覚は鋭く、食べ物へのこだわりが強い少年だったようです。そんな彼が高校生になったとき、町に新しくできた日本食レストランで皿洗いのアルバイトを始めました。三味線の音色や着物を着た女性、魅惑的な匂いの中で仕事をしていると、彼はようやくここに自分の居場所があると気づいたというのです。もちろん高校生だったのでそこで長くは働かなかったのですが、大学では日本語を学ぶことを決意したというのです。そしてやがて大学を卒業したときには、日本に移住することを決めました。彼と日本とのかかわりが何か運命的なものであることを感じさせる話です。

このアメリカ人のラーメン人生の全体は次の動画で御覧ください⇒あるアメリカ人の泣き笑いラーメン人生・日本愛に導かれて

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「刀を置き、花を手にしたサムライたち」(3)

2009年06月21日 | 世界に広がる日本食
◆「刀を置き、花を手にしたサムライたち:「21世紀ネオ・ジャパネスク」大解剖」(3)                                 (朝鮮日報 2008/05/25)

★★★~~~~~★★★~~~~~★★★~~~~~★★★

◆農産品は文化商品
 昨年、日本産コシヒカリが中国に輸出されて話題を呼んだ。値段は中国産米の20倍以上とかなり高価だが、中国の富裕層に人気だ。その裏にある日本政府の意図はとてつもなく大きく深い。農業にも日本の文化的な価値を与え、輸出戦略産業として育て上げたいと考えているのだ。

 日本のコメ輸出は日本貿易振興機構(ジェトロ)が後押ししている。もちろん、日本の農産品は価格面では競い合えない。そこでジェトロが考えたのが、農業を文化と結び付ける戦略だった。中国に輸出されたコメを、日本のハイソサエティーなライフスタイルが感じられる文化商品としてマーケティングする戦略だ。

 東京・赤坂のジェトロ本部で会ったナガタ・ミキオ輸出促進・農水産部長は、「農業は一種の文化産業」と話す。「英語の"農業(agriculture)"には"文化(culture)という言葉が入っているではありませんか。食物・食品というものは、その国の歴史や生活様式により確立された文化です。わたしたちは食文化を通じ、日本そのものを海外に伝える活動をしているのです」

 ジェトロは貿易摩擦の影響で19年間、輸出促進業務を中断していたが、2003年に再開し、力を入れるようになった。興味深いのは、重点輸出産業に掲げた(1)コンテンツ(2)ファッション・衣類(3)デザイン(4)農水産・食品(5)機械・部品の5分野のうち、4分野が文化に関係している点だ。

 ナガタ部長の説明は意味深長だ。「わたしたちは今後、文化的な背景を持つ製品を輸出しようと考えています。かつて日本が得意だった工業製品は、技術力さえあれば生産地がどこであろうと関係ありません。でも、文化的背景を持つ製品は、日本で作られたという事実、つまり"メード・イン・ジャパン"であるという事実が重要になってきます」

 日本は、国境がなくなる「脱国家」の時代に逆行し、日本という国家的要素を前面に押し出している。日本的なものでグローバルな経済戦争を乗り切ろうとしているのだ。

★★★~~~~~★★★~~~~~★★★~~~~~★★★

この韓国記者の関心の中心は、クールジャパンと呼ばれる文化的な価値を、日本がどのように輸出戦略に結び付けていくかということにあるようだ。

たとえば、日本の米や果物を「日本のハイソサエティーなライフスタイルが感じられる文化商品」とするという日本の輸出戦略。農業を文化と結び付け、農産物にも日本の文化的な価値を与えるビジネス戦略である。

ただし、このような戦略が成り立つためには、その国の社会や文化がクールなものとして世界に受け入れられるという状況が成立していなければらない。食物・食品というものが、その国の歴史や生活様式により確立された文化である以上、そこには長い歴史的な蓄積が反映している。その国の歴史や生活様式全体がクールなものとして受けとめられる前提があってこそ成り立つ戦略である。

もちろん食品や料理そのものが、さらにその国の文化を広めていくことは多いにあるだろう。しかし、現在の日本で農産物、食品、料理が文化的な付加価値や魅力に満ちた商品として売り込み可能なのは、全体としてのクールジャパン現象が先行しているからだ。日本の産業界はいわばそれを「うまく利用」しようとしているに過ぎない。さらに言えばいわば「便乗」しようとしているに過ぎない。

もちろんこれをビジネスとして「利用」することは大いに結構なことなのだが、一方で世界でなぜ日本の文化がクールと受けとめられるようになったのか、その分析をしっかり行っていくことがとても大事だと思う。なぜ大事なのかということは、これまでにも少し述べてきたが、いずれまとめて考えてみたい。

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「刀を置き、花を手にしたサムライたち」(2)

2009年06月15日 | 世界に広がる日本食
◆「刀を置き、花を手にしたサムライたち:「21世紀ネオ・ジャパネスク」大解剖」(2)                                 (朝鮮日報 2008/05/25)

★★★~~~~~★★★~~~~~★★★~~~~~★★★  

◆食でなく文化を売る

「NOBU TOKYO」の蒔田浩巳マネージャーは、客がいない閑散とした午後に取材に応じてくれた。海外進出の初期は生魚に対する抵抗感をなくすため軽く火を通したり、サラダにしたりと、いろいろ工夫してみたそうだ。だが、「今は欧米でも"すし"と"刺し身"は低カロリーの健康食として市民権を得ました」と話す。

「NOBU」は日本人シェフの松久信幸氏(59)がハリウッドの名優ロバート・デ・ニーロとコラボして立ち上げたレストランのブランドだ。もともと二人はシェフと常連客という関係だった。松久氏がロサンゼルスで経営していたすし店にデ・ニーロが通い詰め、意気投合しレストラン・チェーンを作った。ミラノ支店には有名デザイナーのジョルジオ・アルマーニも参加し、話題を集めた。

西洋社会において「NOBU」は高級なイメージを持っている。米ニューヨークのマンハッタン支店はセレブが集まる店として有名だ。レオナルド・ディカプリオ、グウィネス・パルトロウ、ブルース・ウィリス、アン・ハサウェイ、サラ・ジェシカ・パーカーといった人気俳優たちもよくやって来る。世界各地に27店舗を展開する「NOBU」のチェーン店は、どこもその国の上流層をターゲットにしている。

いろいろな話の中でも、特に蒔田マネージャーの「はし文化論」は興味深かった。

「海外店ではフォークとナイフも用意していますが、常連客はたいてい、はしを使います。米国社会では、はしで日本料理を楽しむのが上流層のシンボルのようになりました。米国のエリートたちは、はしの使い方が若い日本女性よりも上手ですよ」

つまり、「NOBU」は料理そのものではなく、日本文化を売っているのだ。「NOBU」だけではない。「すしレストラン」は世界のどの国でも高級なレストランとして知られている。すしや刺し身のような日本食には、「ウェルビーイング」(健康と美容にいいライフスタイル)のイメージもある。

「食」は文化の先兵だ。マクドナルドに象徴される米国の食文化が低価格で実用的というイメージを持つなら、日本の食文化はブランド価値のピラミッド構造で上層部を占めるというイメージがしっかりと定着している。醤油メーカー「キッコーマン」の2006年統計によると、世界に日本食レストランは2万4000店あり、毎年急増しているという。ブラジル・サンパウロにはシュラスコ(ブラジルのバーベキュー)の店よりも「すしレストラン」のほうが多いというデータもある。クモの巣のように張り巡らされた飲食店ネットワークを通じ、日本は文化やライフスタイル、そして国のイメージを売っている。

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アメリカで爆発的なすしブームが起ったのは1977年あたりかららしい。この年、アメリカ上院にかけられた「栄養問題特別委員会」が、国民の食生活に関する勧告案を発表したが、その中の六つの栄養目標の中に「肉を減らしてもっと魚を食べよう」というのがあった。おりからの自然食ブームで「生魚は究極の自然食」という考え方もダブル効果となって、急にすしを食べる人が多くなったというのだ。(『お寿司、地球を廻る (光文社新書)』)

なお、「栄養問題特別委員会」のレポートは、アメリカでマクバガン・レポートとして知られるが、委員会のリーダーであるマクバガンや原案をまとめた科学者・ヘグスティッド博士は、久司道夫らと何度も話し合って、マクロビオティック(日本古来の食の知恵を生かした食養法)に沿った食事目標を作ったのである。このときからアメリカ社会の食生活は大きく変わったという。だからこのレポートそのものに日本食がブームになる充分な下地があったのである。
(『世界が認めた和食の知恵―マクロビオティック物語 (新潮新書)』や『久司道夫のマクロビオティック 入門編 (Kushi macro series)』を参照のこと。これらの本についての私の書評は→こちらを参照ください。

マクバガン・レポートの食事目標や自然食志向が、すしブームさらに日本食ブームに結びつき、さらに日本食=健康食というイメージを日本人の平均寿命の長さが証明した形となる。同時に、日本文化、日本ブランドのクールさが結びついて、日本食が高級でクールなライフスタイルと結びついていったのであろう。

「NOBU」は料理そのものではなく、日本文化を売っている、という背景には、アメリカにおける健康政策と、健康食としての日本食のブームとが重なり、それにさらに日本の伝統文化とアニメやマンガの文化が融合した形でのクール・ジャパン現象が重なっていった事情があるように見える。

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『ラーメンガール』と禅

2009年05月05日 | 世界に広がる日本食
◆『ラーメンガール [DVD]』(Amazon.com)

The ramen girlの予告編はこちら

The Ramen Girlの映画情報は「2007年/日本・アメリカ/カラー/102分/配給:ワーナー・ブラザース映画、監督:ロバート・アラン・アッカーマン、脚本:ベッカ・トポル、キャスティング:ビクトリア・トーマス、奈良橋陽子 出演:ブリタニー・マーフィ、西田敏行、石橋蓮司、パク・ソヒ、余貴美子」といったところ。 2009年1月17日(土)より、テアトル新宿にてロードショーされた。

前田耕一の超映画批評ではかなり辛口の厳しいレビューがなされていた。たとえば「『ラーメンガール』は、西田敏行のハリウッドデビュー作品だが、その使い方を完全に間違っているなど、作り手の認識不足があらゆる面で目立つ。」「西田演じるガンコ店主は、ヒロインが思わず訴えるとおり「虐待」の限りを尽くし、何の説得力もないイジメのような修行をおしつける。◇ それはたとえば、素手で和式の便器を洗わせてみたり、暴力を振るったりといったもろもろのこと。言葉の通じぬ外国人が突然弟子入りなどといってくれば、その本気を疑う気持ちもわからぬではないが、これはいくらなんでもやりすぎだ。最初は笑っていた観客も、みるみる引いていくのがわかる。本作はこういうやり方ではなく、もっと西田の「どこか憎めない」天性の才能を生かし、日米文化ギャップのコメディとして作るべきだった。」といった具合だ。

しかし、監督はこの映画を作るとき「日米文化ギャップのコメディ」を作る意図はなかったのだ。監督はいう、「ラーメンに注がれた愛情は、国境や国籍、文化の違いを超えて人の心の底に響く。まるで、自己中心的に他者を審判するような独善がまかり通る世界への反論にもなっているね」と。 監督は、どんぶりの中に「世界」をかいま見ているが、日本文化の真髄をも見ているようでもある。

日本文化は、剣道にしても柔道にしても茶道にしても華道にしても歌道にしても料理道にしても、すべてが修「道」となり、それぞれの道を究めることが人間の本来あるべき姿を求める修行となっている。日本人自身はあまり自覚していないが、これは禅の修業法からの影響が大きく、師から弟子へと伝授していく方法は、どのジャンルでも驚くほど共通している。

監督は、ラーメン道でガンコ店主のマエズミ(西田敏行)がアビー(ブリタニー・マーフィ)に極意を伝えるプロセスに、日本のあらゆる芸道に共通する方法を描きこんでいる。ガンコ店主は、無意識のうちに「何の説得力もないイジメのような修行」で禅の師が弟子を鍛えるような方法をとっている。店からつまみ出されても、じっとその前で待ち、チャンスをとらえて再び店にもぐりこむアビーの姿も、禅の本などにはよく出てくる修行者の姿だ。

その厳しい修行に耐えたアビーが作るラーメンには何かが足りない。マエズミは、年老いた自分の母のところへアビーを連れていって極意をつかまえさせようとする。その老婆が語る言葉は、「頭でっかち」になっているということ。アビーは考えすぎて「無心」になっていないということ。これも禅の極意そのものだ。

要するに、少し図式的すぎるくらいにラーメン道の世界に禅の修行論を当てはめている。現実には、ここまでラーメン「道」を徹底させる料理人はいないだろう。しかし欧米人の目から見ると、ラーメン作りに人生の修行のように打ち込む日本人は、驚異と賞賛の対象となる。そういう日本人を彼らが理解しようとするとき、禅仏教の影響ということがひとつの手助けとなるようだ。実際、そういう面は多分にある。

日本の食文化が世界に受け入れられるということは、こうした映画を通して日本文化の一面が受けいられていくことでもあるだろう。「日本人がこれほど料理作りや客人のもてなしにこころを込めるのは、こういう背景があるからなのか」と気づくきっかけにはなる。

2007年に完成し、一時はお蔵入りかとも言われたが、日本でも小規模ながら公開され世界の22カ国で公開決定ということだ。興味深く、また丁寧に作られた良作なので日本人にも多く見てもらいたい。

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「世界一グルメな都市」は東京

2009年04月11日 | 世界に広がる日本食
「世界一グルメな都市」は東京=米誌という、食関係の最新のニュースをきっかけに日本食に関係するニュースを、過去にさかのぼっていくつか拾った。

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◆「世界一グルメな都市」は東京=米誌‥‥‥4月10日13時37分配信 ロイター

[ニューヨーク 9日 ロイター] 米フード・アンド・ワイン・マガジン誌が選ぶ「グルメのための都市」に2年連続で東京がトップに輝いた。革新的なレストランの豊富さと素材の素晴らしさがその理由。

2位はバルセロナで、次いでコペンハーゲン、ロンドン、ニューヨークとなった。

最先端の料理と活力ある食事情を格付けする同ランキングは今年で4回目。
 
同誌の旅行部門編集者ジェン・マーフィー氏は「東京は確固たる『食の都市』だ」とコメント。その上で「東京はシェフたちが革新を求めに行く場所であるとともに、伝統的な食の歴史をも持ち合わせている」と述べ、東京の首位は圧倒的ものだと評価した。

また、今回のランキングでは、ミシュランガイドで評価された多くのレストランを有し、昨年2位だったパリが圏外となる意外な結果にもなっている。

★★★~~~~~★★★~~~~~★★★

ちなみにこの米誌のランキング5位までは、以下の通り。

1. 東京
2. バルセロナ
3. コペンハーゲン
4. ロンドン
5. ニューヨーク

ミシュラン東京版での評価と並んで、東京が世界一のグルメとしという評価はかなり定着してきたようである。ちなみにミュシュラン東京版が始めて刊行された2007年、「ミシュラン東京版は東京の飲食店百五十店に計百九十一個の星をつけた。一方、フランス公共ラジオによると、パリのレストランが保有する星の総数は九十七個(パリ郊外を除く)、ニューヨークは五十四個にとどまる。ミシュランの評価に従えば、パリやニューヨークは美食の層の厚さにおいて東京にかなわないことになる」と評価された。この評価は、2009年度版でもゆるぎない、というよりますますはっきりしてきたようだ。

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◆「ミシュランガイド09版」、東京が世界最多の三ツ星都市に(2008年11月19日 ibtimes.com )

レストラン格付け本「ミシュランガイド」東京編の09年版(21日発売)の概要が18日に発表され、最高評価の三つ星が昨年より1店増えて9店となった。これで東京はパリと並び世界で最も三つ星が多い都市となった。

このほか、二つ星は昨年から14店が新しく追加され計36店、一つ星は35店追加の計128店となった。東京の星の総数227個はパリやニューヨークを抑えて世界最多。

今回、三ツ星として新たに加えられたのは、東京・神楽坂にある日本料理店「石かわ」。掲載店舗は、日本料理が約6割は占めており、フランス料理がそれに続く。

08年版では欧州人を中心に選考されたことにより一部から不満が出たため、それを配慮した上で09版では審査員の9割強が日本人という。

評価基準は、三つ星が「そのために旅行する価値がある料理」、二つ星が「遠回りしてでも食べる価値がある料理」、一つ星が「一流の料理」。

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ミシュランは「ミシュランガイド」の京都・大阪版を今年10月に出版するようで、07年秋から現地に調査員が入っているということだ。 しかし京都の老舗の中には、「ミシュランガイド」への掲載を拒否するところも多く、京都版がどうなるか、話題になっていた。

一方、ニューヨークミュシュランの最新版にすし点が3つ星で掲載されたというニュースも数日前に流れた。

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◆すし店が初の3つ星獲得 NYミシュランの最新版

【ニューヨーク6日共同】レストランやホテルの格付けで世界的権威の「ミシュラン」は6日、2009年のニューヨーク版ですし店「雅(MASA)」に最高評価の3つ星を与えたと発表した。同版で日本料理店への3つ星は初めて。雅は08年版では2つ星だった。

昨年発売が始まったミシュラン東京版で多くの日本料理店に星が与えられるなど世界的に日本料理への評価は高まっているが、ミシュランは「料理の品質、個性などを総合的に評価し選んだ」としている。今回のニューヨーク版で、3つ星は計4店で、雅のほかに高級フランス料理「ジャン・ジョルジュ」などが選ばれた。

雅は東京の有名すし店で修業した高山雅氏が04年にマンハッタンに開いた超高級店。お任せコースで1人前400ドル(約4万円)以上という値段にもかかわらず、ニューヨークのセレブ御用達で予約が取れないことで知られる。

★★★~~~~~★★★~~~~~★★★

世界の和食ブームという件も含めて、日本の食文化が注目されている。これは、日本のポップカルチャーを中心とした日本文化全体に注目が集まっていることと無関係ではないだろう。

ただ、一方で考えるべき問題点もある。食べ残しの問題だ。日本ではコンビニ弁当を日に300万食、食べ残すという。農林水産省の統計によると、日本国全体が食べ残す食料は、物質にすると世界の発展途上国に対する食料援助の三倍にあたるという。これが、いずれ世界の問題とならないとも限らない。

日本の食糧自給率が三十数パーセントというが、本当に食料危機に陥ったら、食べ残しのような無駄をしている余裕はなくなるから、自給率はもっと高くなるだろう。

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「世界が認めた和食の知恵」

2008年03月30日 | 世界に広がる日本食
前回、和食と醤油のブームという話題に触れましたので、今回も世界に和食ブーム関連の話題です。

久司道夫(くしみちお)という人物をご存知でしょうか。この人は、アメリカの和食ブームに重要な働きをなした一人であり、日本でよりもアメリカではるかに有名な人物です。

世界が認めた和食の知恵―マクロビオティック物語 (新潮新書)』持田鋼一郎(新潮社、2005年)という本や、『久司道夫のマクロビオティック入門編』久司道夫(東洋経済新報社、2004年)という本のなかにその経緯が詳しく語られていますので、興味があればお読みください。

ちなみにこれらの本にについての私の書評は、

本の世界の旅・食と健康   で見れますので、ぜひご覧ください。

久司道夫がアメリカに普及した和食の考え方は、マクロビオティックといわれます。マクロは「大」を、ビオスは「生命」を意味し、マクロビオティックは日本古来の食の知恵を生かした食養法のことです。健康と長寿のためには玄米菜食を中心とした伝統的な和食がもっとも望ましいという医食同源の主張といえます。

今日の世界的和食ブームは彼の活躍によるところも大きいといえます。1977年にアメリカでマクバガン・レポートが発表され、アメリカ人の食事目標がしめされました。委員会のリーダーであるマクバガンや原案をまとめた科学者・ヘグスティッド博士は、久司道夫らと何度も話し合って、マクロビオティックの考え方を生かした食事目標を作ったというのです。

このときからアメリカ社会の食生活は大きく変わったといいます。ところが、そのレポートの普及版に当たるものが作られたとき、食肉業界や酪農業界から圧力がかかって、「肉、卵、牛乳、乳製品は特に必要ない」とするマクロビオティックの考え方は、トーンダウンさせられたらしいのです。

しかし今では、「久司道夫」の名は、アメリカでは知らない人はいないと言われるほどです。あのマドンナが自分ちのシェフに彼のお弟子さんを雇っているとのことです。トム・クルーズや、ゴア元副大統領などもマクロビオティックのファンのようです。そのきっかけは「リッツ・カールトン」というアメリカの超高級ホテル・チェーン店の社長の、重いの癌を久司道夫が指導する食事だけで治したからということです。それ以来リッツでは彼がが指導する食事を提供するようになり、やがて全米に久司道夫の名と「マクロビオテイック・メニュー」が知れ渡っていくのです。

今日の世界的な和食ブームは、どうやらこういった背景が有るようです。

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★現在、ブログなどで 「はだしのゲン」を世界へ!! という取組みを行っています。アニメ『はだしのゲン』を世界中の人に少しでも多く見てもらい、原爆の実態を知ってもらおうという運動です。IMDbという世界的な映画情報サイトでアニメ 『はだしのゲン』 に投票していただき、このアニメの存在を世界に知ってもらうことを呼びかけています。

皆様による、数分でできる投票が、あと220集まれば、このアニメが、アニメランキングのトップ10内に躍り出て、世界にその存在を知られる可能性が見えてきます。

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和食の世界化をリードする「キッコーマン醤油」

2008年02月09日 | 世界に広がる日本食
しばらご無沙汰していました。ネタはたくさんあるのですが、なかなか時間がとれなくて。今日は、新聞記事の紹介なので、気軽な気持でやっています。世界の和食ブームについてもいずれ本格的に紹介していくつもりです。今日の記事はそのための参考として、朝鮮日報(Choson Online)の2月8日付け記事『和食の世界化をリードする「キッコーマン醤油―米国市場で昨年の売り上げ780億円、現地の食に馴染み世界化に成功』を紹介します。

記事の下にyoutubeでの関連情報も紹介しておきますね。

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米国市場で昨年の売り上げ780億円、現地の食に馴染み世界化に成功  

「食文化」の輸出は巨大な「論理」ではなく、小さな食材の輸出から始まった。今や米国はもちろん全世界に広がる和食、そのけん引役を果たしているキッコーマン醤油のサクセスストーリーは、日本の食文化が持つ潜在力の象徴だ。

昨年11月8日、醤油で有名な食品会社キッコーマンが東京で米国進出50周年記念式典を行った。森喜朗、小泉純一郎の両元首相をはじめ総勢1300人余りが出席し、米国議会上・下両院も祝賀決議を通過させた。茂木友三郎会長は式典で、「和食は高級でおいしいというイメージが定着した。寿司に醤油がなかったら、可能だっただろうか」と語った。

醤油は英語で「soysauce」というが、米国やヨーロッパで醤油は普通「KIKKOMAN」で通じる。特に米国市場での成長は驚くべきものだ。キッコーマンが1973年のウィスコンシンに続き98年、カリフォルニアに2番目の生産工場を建設して以降、米国市場はキッコーマンにとって全体売り上げの20%、営業利益の40%をもたらす巨大な「醤油市場」へと成長した。昨年、キッコーマンの全体売上額は3926億円、営業利益は216億円。米国で6900億ウォン(約780億円)ほどを売り、760億ウォン(約86億円)を稼ぎ出したわけだ。

キッコーマンの成功は、和食の成功を象徴している。茂木会長の「寿司に醤油」発言のように、和食が世界化する過程で醤油も一緒に世界化に成功した。和食の場合、キッコーマンのような日本の醤油でなければだめだ、という「セット化」に成功したことが秘訣だった。またこれと共に、「醤油自体の世界化」も無視できない成功要因として挙げられる。和食のみならず洋食・韓食にも合う「たれ」という概念の醤油ソースを開発し、成功に導いたわけだ。

洋食にぴったりの代表的な醤油だれが、醤油や日本酒、砂糖を混ぜて作る「照り焼き」ソースだ。日本で始まった「照り焼き」は、米国のハンバーガー、ファーストフードでも使用される多国籍ソースの一つとなった。キッコーマンが世界化に成功したのも、1967年に「照り焼き」を米国で発売したことがきっかけだった。世界化されたプルゴギ(焼き肉)のソース市場も、既に日本の「たれ」が独占している。

東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員  朝鮮日報/朝鮮日報JNS

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世界の和食ブームの影には、醤油の普及ありということですね。また、世界中で日本食が人気になっている理由のひとつに、日本食は健康によいというイメージがあります。そのイメージには、日本人の平均寿命の高さが一役買っているように思います。「日本人が長生きなのは、彼らの食べもののせいだ、私たちも日本人が食べているものを食べよう」と思うのは自然な流れでしょう。

中国でも魚料理が人気になっていて、そのおかげで日本の魚市場にも影響が出ていますが、テレビのインタビューで中国人が言っていました。「日本人が長生きなのは魚をたくさん、食べるためだ。その影響もあって、私たちも魚を食べたいと思うようになった」と。

さて、関連でyoutubeのjapanese food from NYという動画を紹介します。後半で醤油のことにも触れてます。

意外なことに、ニューヨークのスーパー純和風のお弁当がよく売れるそうです。人気メニューは「玄米シャケ弁当」とか。

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韓国で納豆も大人気

2008年01月12日 | 世界に広がる日本食
朝鮮日報(Choson Online)の1月10日付け記事「日本を身に着け、食べよう! 『新日流」時代到来(下)納豆、ミスド、ユニクロが人気』を続いて紹介します。

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こうした日本ブームは百貨店の輸入食品売り場でも目立つ。20カ国余りから3000種類の食品を取り扱う新世界百貨店の食品売り場では、国別で日本製品が最も人気だ。同百貨店の購買担当者、キム・ウングさんは「日本製品は主に納豆、しょうゆ、みそ、キャンディー、ラーメンなど外国食品の40%を占める。特に健康に良いとされる納豆は、2005年の3種類から現在は8種類まで取り扱いを増やし、売り上げは毎年50%近く伸びている」と説明した。

衣類市場も同様だ。日本人は欧米と比べ、韓国人の体型や趣向に近いためだ。05年9月に韓国に進出し急成長しているユニクロは、日本のファーストリテイリングが開発したカジュアル衣料ブランドだ。同社によると、過去2期の売上高は300億ウォン(約35億2000万円)、500億ウォン(約58億7000万円)と急速に伸びているとのことだ。ユニクロ明洞店を訪れた会社員のユ・ファさん(26)は「日本に留学していた友人からTシャツをプレゼントされ、このブランドに興味を持った。カシミヤなど良質の服も格安で買うことができ、服にブランド名が入っていないため、ブランドが流行しているかどうか心配する必要もない」と話した。価格はカシミヤのニットが10万ウォン(約1万1700円)、ズボンは4万ウォン(約4700円)、ジャケットは7万ウォン(約8200円)からだ。

大型インターネットショッピングサイトも日本のファッション紹介に力を入れている。ロッテ・ドットコムは丸井、セシールと提携して日本製品専門サイト「東京ホリック」(www.tokyoholic.com)を運営している。

創業経営研究所のイ・サンホン所長は「日本のフランチャイズブランドは商品供給が難しく、これまで敬遠されてきたが、良質の商品を望む消費者の要求に沿って最近目立って増えている。円安ウォン高も加わり、日本の輸入品が相対的に競争力を持ったことも追い風だ」と指摘した。

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納豆が人気なのも意外ですね。日本では、最近、キムチ入りの納豆も売り出されているそうですね。

このブログでは、近々、世界の日本食ブームも追っていく予定ですので、ご期待ください。

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韓国でミスタードーナッツが人気

2008年01月10日 | 世界に広がる日本食
朝鮮日報(Choson Online)の1月10日付け記事「日本を身に着け、食べよう! 『新日流」時代到来(上)納豆、ミスド、ユニクロが人気』を紹介します。

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ソウル市のオフィス街・光化門で務めるOLのイ・ジソンさん(28)は、出勤前に会社近くのミスタードーナツに立ち寄り、コーヒーとドーナツのモーニングセットで朝食を取る。ユニクロの服もよく着る。仕事が終わって友人と会うときには学生街の新村にあるオムライス専門店「ポムの樹」でディナーを楽しむ。ちょっと節約したければ、近くにある居酒屋「はいからや」に出掛ける。これらの店に共通するキーワードは日本だ。

イさんは日本文化には特に関心はない。ただ、日常生活の中には日本文化が知らぬ間に深く入り込んでいる。専門家は「過去の日本文化の流行は、韓国が貧しかった時代に先進国の日本に対する憧れから電子製品に人気が集まったが、最近は『良いものを食べて、豊かに暮らそう』という社会的雰囲気と関係がある」と指摘する。「ウェルビーイング」という流行語に代表される健康ブームも相まって、新たな日本ブーム、すなわち「新日流」が起きている格好だ。 

日本のドーナツチェーン店、ミスタードーナツは昨年4月、流通大手のGSリテールがフランチャイズ権を獲得する形で韓国に上陸した。ミスタードーナツは米国系のチェーン店とは異なり、甘くなく、モチモチした食感が韓国人に人気だ。1号店のソウル明洞店(面積100平方メートル)は、毎日平均600万ウォン(約70万1000円)を売り上げている。関係者は「競合店に比べ、店舗当たりの売り上げは2倍近い。こうした人気ぶりを受け、年内に店舗を30カ所余りに増やす計画だ」と述べた。店内で出会ったサラリーマンのイ・ジョンファンさん(34)は、「これまでのドーナツは甘すぎて見向きもしなかったが、ミスタードーナツの商品は男性の同僚にも人気だ」と話した。

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お隣の韓国では、反日の意識も相当に強いようですが、一方で良い物は良いということで、食べものや着る物を中心に日本の製品が高い人気を得ていることがよく分かります。ミスタードーナッツが人気とは意外でした。

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ミシュラン東京版

2007年11月29日 | 世界に広がる日本食
11月19日に発表されたミシュラン東京版の話題は、あちこちで取り上げられています。まずは、デイリースポーツオンラインの記事から紹介します。

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ミシュラン「東京がパリ圧倒」に驚き 東京がパリの二倍の星を獲得した-。フランスで最も権威があるレストランのガイド本「ミシュラン」が十九日発表した東京版の概要を、フランスや英米のメディアは驚きを持って伝えた。

「東京は美食の都の地位からパリを引きずり降ろした」(AP通信)、「パリもニューヨークもローマも忘れてしまえ。グルメの本場は東京なのだ」(ロイター通信)。東京のレストランが獲得した星の数がミシュランのひざ元パリを大きく上回ったことに、海外メディアは敏感に反応した。

ミシュラン東京版は東京の飲食店百五十店に計百九十一個の星をつけた。一方、フランス公共ラジオによると、パリのレストランが保有する星の総数は九十七個(パリ郊外を除く)、ニューヨークは五十四個にとどまる。ミシュランの評価に従えば、パリやニューヨークは美食の層の厚さにおいて東京にかなわないことになる。

ただパリは、頂点の三つ星レストランの数でかろうじて東京を抑え、体面を保った。フランスの三つ星レストラン二十六店のうち、十店がパリに集中しているのに対し、東京版の三つ星店は八店だった。
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この選考基準や、「なぜこの店が選ばれない」など、巷では様々な議論があったようですが、ともあれ、JPOPのみならず、日本の料理も、世界でクールと見なされ、広く受け入れられているのは確かでしょう。ミシュラン東京版でも日本食が多く選ばれ、世界での日本食ブームを反映した結果ないなったようです。

ところで次は、中央日報オンラインに掲載された。【噴水台】韓国料理の国際化2007.11.28 という記事を紹介します。

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スターらが頻繁に訪れるというニューヨーク・マンハッタンの高級レストラン「Nobu」。 寿司がメインの日本料理店であるのは明らかだが、各外食ガイドブックでは東洋・西洋飲食店の分類がさまざまだ。 立志伝的な料理人であり創業者の松久信幸の‘新和食’哲学に理由がある。 ありふれたフュージョンを越えて洋の東西を行き来する‘ノブスタイル’がそれだ。 世界各地の食性と食材を融合し、寿司をエンターテイメント・ファッション・芸術の域に昇華させたという評価だ。 「食べ物は単なる腹を満たす手段ではなく、盛る器があり、流れる音楽がある」(チョ・テクォン広州窯代表)という考えとも相通ずる。 「Nobu」ニューヨーク店の同業者はロバート・デニーロ、ミラノ店の同業者はジョルジオ・アルマーニだ。 セレブリティー・マーケティングの神髄を早くから活用した。 「何を食べているかを見れば人柄が分かる」(アンテルム・ブリア・サヴァラン『味覚の生理学』)。 「Nobu」は地球村10大料理として愛される寿司高級化のアイコンになった。

フランスの有名飲食店ガイドブックであるミシュランの最近の評点で、東京が最高美食都市に選ばれたのは偶然でない。 「本場ヨーロッパを越えるフランス・イタリアレストランが多かった」という評価だ。 日本は食べ物のるつぼだ。 他国の料理を取り入れてトンカツ、カレーライスのようにもっと良いものを作りだす。 韓国語の発音のキムチより日本式発音のキムチに慣れた外国人が多いぐらいだ。 カルビ・ビビンパ・冷麺も日本人の口に合うよう現地化した。 これにとどまらず、政府が‘和食人口を2010年までに12億人に増やす’という5カ年計画までも推進する国が日本だ。
(以下略)
(洪承一(ホン・スンイル)経済部門部長)
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