11月2日~4日、構想二年、ペンタ初の「四万十川合宿」に行ってきました。
【11月2日】
関野さんと大野は朝一番の飛行機で羽田から高知空港に到着。同じころ西から四国に接近中の元台風21号温帯低気圧の影響で高知は雨。レンタカーでまず高知駅に向い渡邉さんをピックアップ。雨はすでに土砂降りの中、なぜか桂浜へ。龍馬像にたどり着くと、そこから見える海は大荒れ暴風雨。
大荒れの桂浜(関野さん撮影)
雨風強し、傘はおちょこに(渡邉さん撮影)
11:30着予定の河上さんピックアップのため高知駅に戻る。と、高知のちょっと手前で電車が倒木で立ち往生しているとの連絡が河上さんから入る。対応見込み不明とのことなので、とりあえずひろめ市場の「やいろ亭」で昼食。河上さんに弁当を買い、高知城へ。雨はほとんど止んできた。代行バスに乗って15時過ぎに河上さんようやく高知駅に到着。2時間半の道行きで夕暮れ時に「四万十の宿」に着く。温泉に浸かって夕食。
やいろ亭の鰹たたきとウツボ唐揚げ(関野さん撮影)
高知城(渡邉さん撮影)
天空の城(渡邉さん撮影)
【11月3日】
四万十の宿から車で5分、9時過ぎに艇庫(四万十川下流交流センター)に到着。難波さんに再会。4X+艇を準備してくださる。昨日の雨から一転して雲一つない青空。しかし艇を川に運ぶまでが大仕事。道が泥で滑る。とくに水辺の階段が危ない。今日の最大の課題は足を滑らさないこと、に決定。
晴れ渡った四万十川にクオドを出す(渡邉さん撮影)
10時過ぎ岸蹴り。
C難波 S大野 3関野 2河上 B渡邉
風も無く穏やかなコンディションだが、昨日の大雨で増水して流れがかなり速くなっている。約3.3km上流の四万十屋を目標に漕ぎ出す。ヤッコラセと漕いでも漕いでも進みがのろい。通り過ぎた橋がなかなか遠ざからない。流れの強い所では6分49秒/500m、1ストローク4mという時も! ノーワークで時々ライトパドル20本を入れて一回も止まらず四万十屋の沖に到着。一休みして(その間に数百メートル流される)、せっかくなのでさらに上流へ、自動車道橋の手前で赤鉄橋が遠くに見える所まで行く。ここまで5km。1時間ほどかかった。下りは流れに乗ってドンブラコとあっというまに、20分ほどで到着!(下りの最速は1分48秒/500m、1ストローク15m)
四万十川を貸し切り(渡邉さん撮影)
折り返し点(難波さん撮影)
艇庫(難波さん、渡邉さん撮影)
流れ以外は風も無く絶好の水面コンディション。ノーワークで数十分間、一定のリズムで漕ぐ練習になった。1本の出来よりリズム提示が優先。シングルスカルと同じ感覚(指先でのブレード位置制御、フィニッシュで滑空、まっすぐ戻す)で漕ぐ。シングルスカルよりバランス良い。クルーボートの効用。
滑り事故無く納艇して(課題達成)、さすがにひと汗かいたので、宿に戻ってひと風呂浴びてから、四万十屋でうな重(この時期天然うなぎは無く養殖だが美味い)。昼食後、佐田沈下橋見学。ここはもっと流れが速い。スカルやナックルでは遡航不能だろう。ついでに中村城址に寄って、宿に帰りまた温泉。ちなみにここの温泉はアルカリ泉、肌にとろとろ。海水露天風呂も。夕食は難波さんも入って陸トレ。
四万十屋のうな重
佐田沈下橋(左岸から)
佐田沈下橋(右岸から)(渡邉さん撮影)
中村城址の博物館
バンガロー風の四万十の宿(河上さん撮影)
【11月4日】
鉄路で松山方面へ向かう渡邉さんと河上さんを中村駅まで送り届けて、関野さんと大野は仁淀川(浅尾沈下橋)に寄ることとする。途中やはり「すれ違えない道路」を通る(沈下橋に付き物なのか?) 浅尾沈下橋は山に囲まれた渓流のような風景。水は透明で浅い所は川底が見える。ラフティングのボートが上陸していた。
浅尾沈下橋(関野さん撮影)
浅尾沈下橋(右岸から)(関野さん撮影)
川底が見える所も
「四万十川の川底」は今回も見られませんでしたが、「急流」四万十川を体験できました。なにしろこの全長195kmという雄大な四万十川でローイングしているのは近くの高校生数人と「四万十川の主」難波さんたちお二人だけというもったいなさ。四万十川で漕ぐ人がもっと増えたらいいのに。来年も四万十川で漕ごうツアーを企画します。時間のある人、物好きな人、鉄の人、カツオ好きの人、参加しましょう。
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