5月31日 チームニシムラ船の科学館体験セーリング2009第2回

2009年06月01日 | 風の旅人日乗
昨日、5月31日、日曜日。
房総半島上空でムクムク湧き上がっている入道雲が、
東京湾を横断してジワリジワリと接近してくるのを横目で見ながら、
今年2回目になる、チームニシムラ主催船の科学館無料体験セーリングを、
いつものようにお台場の南極観測船『宗谷』と青函連絡船『羊蹄丸』の間の海面で開催。

前回、4月の今年第一回開催日には、なんと142人にセーリングを体験してもらいました。
2005年のチームニシムラ発足以来ずっと応援してくれている株式会社ゴールドウイン様から御提供いただいた
ヘリーハンセンのウエアと帽子に身を固めたセーリング・インストラクターたちは、
母校・東京海洋大ヨット部OBを中心にした若者&熟年セーラーたち。
アルバイト料を払うこともできず、本当に申し訳なく思っているが、
彼たちや彼女たちの爽やかな笑顔に会えることも、
このイベントの日の個人的楽しみの一つ。

私本人が不在の折にもリーダーとしてみんなを引っ張ってくれているM橋ご夫妻。
今年大学院を卒業して現在就職先の大手損保で新人研修中のI島君、
ヨット部の憧れの先輩とめでたくゴールインしたばかりの新妻・H川さん、
クルーザー修行中のK野君は、前日は仕事で徹夜だったにも関わらず来てくれたし、めがねがイカスA島君も、豊洲からゆりかもめに乗って駆けつけた。
O野さんも、奥さんと2人の息子さん共々サポートしてくださった。
このほかにも、たくさんの人たちが、報酬も渡せないこの催しに協力してくれる。
嬉しいことです。ありがたいことです。
みんな、本当にありがとうね。


昨日は、うれしいことが更に2つ。
一つは、乗る前は恐がって、前の席に一人で乗れずにお母さんにしがみついていた4歳の女の子が、
セーリングで海を走り始めてしばらくすると、
「前の席に一人で乗りたい」、
と言い出し、
時間が来て桟橋に戻ってきたときには、
「いやだー、降りたくないー、もっと乗ってたいー」
って泣き出してくれたこと。
可愛かったなあ。
もう一つは、房総半島から広がってきた入道雲がセーリング海面に覆いかぶさってきて
滝のような雨が降り出す直前、
障害を持つお子さんと親御さんたちのグループが、
すごいくらいの熱心さでセーリングを楽しんでくれたこと。
そして、大粒の雨が降りだした中、その子たちがトビッキリの笑顔で「ありがとう」ってインストラクターの一人一人に言ってくれたこと。
雨の中、びしょ濡れになって後片付けをしながら
「あんな笑顔を見せてくれて、うれしいですね。苦労が吹っ飛びますね」
と言ってくれたI島青年の言葉も、オイラはとても嬉しかったよー。
そして雨ちゃんも、その子たちが乗り終わるまでガマンして降らずにいてくれて、ありがとね。
その雨と雷で、それ以降を中止にした今回のセーリング体験者は、42名でした。
チームニシムラの催し物でセーリングを体験してくれた人の累計は、すでに千人を大きく上回ると思います。
次回は、6月21日の予定です。

お台場からの帰り、鎌倉で途中下車して、
材木座のO木さんのお宅に立ち寄って時間調整し、
それから一緒にS原さんのお宅へ。
S原さんはスペインで双胴のヨットを買って大西洋を渡り、パナマ運河を通り、
ガラパゴスに立ち寄り、タヒチやバヌアツや、
太平洋の島々のあちこちを巡ってから、
パラオ経由で、移住予定の宮古島まで帰ってきたばかり。
O木さんは、その航海の一部レグで、クルーとしてS原さんのお手伝いをした。

O木さんのお宅でビールで下ごしらえを済ませたので、
S原さんのお宅ではいきなり宮古島の泡盛古酒から始めさせていただき、
S原さんたちの大航海の話を伺いながら、昼間に続いて夜も、
とてもうれしい気持ちになれた2009年5月最後の一日でした。

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