梅雨入りが近いことを思わせる、このところの関東の不安定な天気だけど、本日6月初日は、久しぶりに晴れ渡って五月晴れ。
本日の佐島オフショアセーリングスクールは、本日ベーシックコース5日目の、3名チームのお客様の卒業試験日。
風が弱くてセーリングができそうになかった朝の1時間ほど、船長役をメンバーチェンジしながら、マリーナの中の桟橋から出港して、入港する練習を繰り返す。

そのあと一旦教室に戻って、本日の航海計画をメンバー3名で話し合って決める。
このあとに吹いてくる風の方向、強さを風予想サイトの情報をもとに、葉山の森戸海岸まで行く計画を立てる。なかなかいい感じで計画を立てている。

3人で作業を分担してメインセールを揚げて、ジブを開いて葉山沖を目指す。定置網や浅瀬を避けながら、ナビゲーションもいい感じ。

セールトリムも板についてきて、ほとんどのクルージングセーラーの方が犯しているセールのオーバートリムのクセもなくなって、ちゃんとリーチリボンを流すことができるようになった。
難しい風予想を読み切って、森戸海岸到着は、3人が立てた計画よりも3分遅れただけ。昨今の、同じような所要時間の福岡発羽田行き便の航空機の運行計画を遥かに上回る正確さ。素晴らしい。
佐島への帰りのクローズホールドのレグでは、校長から、頑張った3名の生徒さんにメインセールリーフ、リーフ解除を繰り返す怒涛の猛特訓をプレゼントした。
まずは言葉に出してリーフ、アンリーフの手順を校長に説明、それから作業開始、を繰り返す。それらのリーフ作業の休憩時間は、3名でポジションチェンジしながらクローズホールドのステアリングとセールトリム技術の仕上げ猛特訓もプレゼント。
都合3時間、それらの仕上げ特訓が終わったときには佐島マリーナの西のはるか沖合4海里。
その4海里、今度は交代でブロードリーチングをバウをぶらすことなくステアリングし、メインセールをトリムし、ジブをトリムし続ける練習もプレゼントさせていただいた。
卒業記念特訓を無事終えて3名それぞれが目標に到達して佐島に帰港する頃には、相模湾にいたセーリングヨットはほとんど姿を消していて、佐島オフショアセーリングスクールの25ftの教習艇は、この日最後まで相模湾でセーリングしたヨットになった。
ベーシックレッスン終了証書の授与式も終えて、3人の生徒さんと記念撮影をして、次のアドバンスコースでの再会をお約束した。入梅直前の素晴らしいセーリングになった。