某日。 羽田から国外へ

2011年09月24日 | 風の旅人日乗
某日、初めて羽田から海外へ。

いや、初めてではないな。

台湾の中華航空とソ連のアエロフロートが
世界の他国から相容れられずに
うらびれた羽田の国際ターミナルから
離着陸していたころは、
激安料金のこれらの航空会社の飛行機で
アメリカやヨーロッパに行ってた。

だから
ロシア連邦国成立以降初めて羽田から海外に出た
というのが、正確。

あの大震災の翌々日に予定していたハワイ行きも、
羽田発だった。
でも、
その渡航は、
先行きがまったく不透明になった祖国を
離れるなんて思いも着かず、
当たり前のこととしてキャンセルした。

思えば、仕事とは言え、日本を離れる気になれるくらい、
この国の情勢が、いまだ深刻な原発事故問題を別にすれば、
落ち着いてきたということかな。

深夜発便のパリ行き。



その日は普通に仕事をして、
普通に家で夕食を食べて、
普通に風呂に入ってから、
ほろ酔いのサラリーマンの人たちを都心から運んできたばかりの
都心行き通勤電車に乗って
空港に向かう。

いや、いいもんですね。
楽なものです。
飛行場に行くだけのために半日なり一日を使う
なんてことをしなくてすむ。

これができるのなら、
たくさんの反対を遮二無二押し切ってまで
遠くてしかも霧が頻繁に発生する成田に
なんで空港を作らなきゃなんなかったんだろう?

不思議の国ニッポン。

通勤電車に乗って着いた飛行場から始まった
今回の旅の
最初の宿の窓の前には、こんな景色が広がっていました。



フランス、ブルターニュ地方の、
島ではないけどイル・トゥディという名の村の、朝。

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