海草伸びて海も春

2006年03月26日 | 風の旅人日乗
3月26日 日曜日。

久し振りに逗子マリーナのAマジックでの練習。
昨夜降った雨も上がり、葉山町役場の横にある公園の桜が七分咲きだ。

9時半に出艇。逗子マリーナから沖に出る水路には、海底から伸びる海草が水面にまで届いて波に揺られていて、まるで草原を走っているようだ。
海底にも春が来てるんだなあ。

途中、海草がインボードエンジンのプロペラに絡まり、エンジンが黒煙を吐いて過負荷になっていることを伝えるので、何度もアスターンを入れてプロペラに絡まった海草を切り裂き、切り裂きしながら沖に出る。

こんなに大量の海草がプロペラに巻きつくと、船外機なら止まってしまうと思われる。一度か二度、南西風の大嵐が来れば、海面まで伸びた部分は波で千切れるのだろうけど、そうでなければ、海底の草刈りが必要なほどだ。馬力の弱い補機のヨットにはちょっと危険。

沖では葉山マリーナヨットクラブのクラブレースが行われていた。
そのレースのスタートラインの100メートルほど風下に、我々の仮想のスタートラインを設定し、レースのスタートに合わせて、スタートのタイミングをイメージする練習をする。ゼネラルリコールがあったので、2度スタート練習をすることができた。

その後、レース艇の邪魔をしないように、クローズホールドの練習。M井オーナーのステアリングで、ターゲットボートスピードで走り続ける練習と、ポインティングモードとスピードモードの使い分けの練習。

風上マークまで来て、レース艇の回航のクルーワークを見学。
O野オーナーのAドニスのクルーワークがピカイチだが、このヨットクラブでは圧倒的な練習量を誇るM越オーナーのSジュニアもそつのないクルーワークを見せる。

お昼に一旦葉山港に入って短い休息を取り、午後の練習再開。
午後は、葉山マリーナヨットクラブの第2レースの風下マーク回航動作を見学した後、朝のメニューに、タッキング後にいかに早くトップスピードまで戻すか、というテーマを加えて、2時間ほど集中して走る。

この練習の間に、レース終了後もしばらく打たれたままになっていたマークを使わせてもらって、風下マーク回航のステアリング練習も取り入れ、M井オーナー、かなり上達。

夕方、帰港。艇を片付けて洗った後、いつものようにオーナー婦人のM穂さん手作りの料理で宴会。
焼酎を飲んでいたM井オーナーから、「4月1日から禁煙するぞ!」宣言が飛び出す。
M井オーナー、かなりのヘビースモーカーなんですが、大丈夫でしょうか?