ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

政党の実力の違いか

2012-12-21 19:38:09 | 日記・エッセイ・コラム

 次期政権をとることになる自民党は、まだ閣僚も決められない中、安部さんだけの動きがひときわ目立っています。当然といえば当然ですが、こんな状態の中で民主党はどう対処するのだろうか、と想像してみました。

 惨敗した民主党は、どんな評価を出して再生に向かうのか、よくわかりませんが、どうやら一番問題だったのは人事の政争でしょうか。失言の多かった大臣、どうも人事への失望感も強かったと思います。その結果、8人の閣僚が落選したのでしょう。

 また政局の判断力も弱く、指導者のリーダーシップも迷走、取り組みも稚拙のような感じを与えました。要するに、まだ未熟なのではないかと思わせたことは失敗でした。

 これに比べて、過去痛い目にあった自民党が奪取した政権をどうハンドルをとるか、まだ不明ですが、安部さんは、日に日に強い発言を繰り返しています。抑圧や強権や国民をまたないがしろにするのではないかという危惧もありますが、かなりスピードを上げて進めようとしています。

 中味はともかく、スピードは重要なことです。失速しないよう願いますが、いずれにしても権力を持つおいしさを感じてしまうと、ブレーキが利かなくなる恐れがあります。国民もかなり成熟していますから、甘く見ると、またどんでん返しが起こらないとも限りません。

 いずれにしても、もうごたごたしたことを止めてほしいのです。政治関係者はもっと真剣に勉強してもらいたいと思います。また批判的な官僚も謙虚になれと言いたいです。官僚は自分たちが国を動かしているなどという傲慢な思いは捨てて、国の為よりも人々に思いを深くしてほしいと願っています。

 今年も数日で暮れようとしています。政治関係者に託した私たちの心をまともに受け取り、来年を持ち上げてくれることを期待したいものです。

やさしいタイガー 


テレビ少しおかしいのでは?

2012-12-19 11:09:36 | 日記・エッセイ・コラム

 今朝のネットのニュースをみてでびっくりすることがありました。あれほど「偽iPS」で世間を騒がせたMさんという研究者もどきの人物が「iPSタレント」ということでテレビに出演するらしいとのことなんです。

 世の中、どうなっているのでしょうね。どんな人でも排除するということはいけないことかもしれませんが、不特定多数が見るテレビに、発言も態度も腑に落ちないことを平気でする人物を面白おかしく見せるというのは、どうかな、と思います。

 なんでも話題になればよい、という発想がテレビ局にあるのかもしれませんが、あまり愉快なことではありません。

 視聴者は面白がってみるのかもしれませんし、それで笑って済ませることもあるでしょうが、なんだか地に落ちた感じを受けるほどです。

 彼がまじめな顔で発表したとき、報道機関はいち早く特種のように掲載しました。しかし、十分調査も検証もせず報じたということで、一時大騒ぎしたことはまだ昨日の出来事でした。

 真摯に取り組み、ノーベル医学生理学賞を受賞された山中伸弥教授に無礼なことをしてしまった人物の反省も聞くことなく、話題性にだけ捕まえようとする一部のテレビ局の姿勢に疑問を持ちます。

 こうして世の中を堕落させたり、歪ませてしまう要因の一つにマスコミの情報発信にもあるのですから、十分心してほしいなあ、と一視聴者は思います。

 だったら見なけりゃいいんだといわれそうですが、それとこれとは違うので、一言言ったわけです。暗い世の中、馬鹿になってせめて笑って暮らせるほうがよいと思う方も決して少なくはないでしょう。人それぞれですから。

 けれども、いつの時代もマスコミがぼくたち庶民にとっての重要な情報源であることを心してほしいものです。どこか品性を落としてしまうような世の中にしてはいけないように思う昨今です。

 年寄りの冷や水でしょうかね。大きなお世話だといわれそうですが。

やさしいタイガー


ちょっと気になること

2012-12-18 10:07:55 | 日記・エッセイ・コラム

 自民党が政権を奪還しました。早速明日に向けてあわただしく動いている様子が、メディアを通して伝わってきます。意気消沈した民主党と180度違う雰囲気です。

 でも大勝した自民党は、憲法改定や自衛隊の国防軍に変質させるなど、かなり勇ましく右傾化の発言をしています。早速、中国も韓国も警戒し、そしてドイツも原発再稼動か、と報じているようです。

 ある学者は、戦時体制もこんな風に作り上げてきたと、警戒する必要があるとの発言も読みました。

 国防軍をという背景には、軍事的貢献が日本はしていないという認識があるから火も知れません。けれどもPKO(国連平和維持軍)に自衛隊員が派遣されています。まさか自衛隊に物足りなさを自民党や維新の会は考えているのではないでしょうね。

 奄美大島から少し離れた島に「天然菊」という花が咲いているそうです。その花はいつしか「特攻菊」ともいってきたようです。小さな赤い花で年中咲いているそうですが、その名のとおりなのです。

 若い特攻隊員は、ここから死を覚悟して戦地に向かうとき、この小さな花を愛し、自分の短い人生を重ねていたそうです。この話を聞いた京都の若い写真家がこの花を写真にとり出版したようですが、この方がいうには「生々しい戦争を知ってこそ平和を感じることができる」と漏らしていたそうです。

 自然災害は多いが 今まで戦争に関わってこなかったがゆえに今の日本があり、私たちも国を誇ってきたのです。自衛隊員もその家族は、国家のために殉ずるなどという戦時下のような精神を持っているとは思えません。

 それほど命は大切だし、誰も変わることができません。たった一度限りの人生なのです。日本だけがぬくぬくと平和ボケしているという自己批判はおかしいし、外圧によってそんな思いに惑わされて姿勢を変えようとする為政者たちの精神こそ狂っているとしか思えないのです。

 今の日本は、世界に堂々と戦争をしない国だということをアピールするべきで、卑屈になることなど何もありません。

 政権党の発言はそのまま国際社会に発信されます。周囲の国は、決して日本から学ぼうとしているわけではなく、かえって警戒され関係を悪化させることもあります。

 今回の選挙の結果は国の体制を大きく変化させるかもしれないだけに、私たちも安穏とするわけにはいかないのではないでしょうか。軍国主義ではなく、人国主義になるべきだと私は思っています。ぼくの呟きです。

やさしいタイガー


選挙後世の中どう変わる?

2012-12-17 20:25:42 | 日記・エッセイ・コラム

 民主党が壊滅的大惨敗!という見出しです。多分予測していたのかもしれませんが、まったくシュンとした表情の野田さんの顔が大写しで掲載されていました。

 16日、衆議院総選挙が終わり、3年3ヶ月の政権を自民党に移すことになったのです。早くも自民党の高揚した気持ちを抑えるかのように、苦労するほどの笑顔でした。

 それもそうでしょう。また第3極も台頭しました。けれどもこんな遊びのような争いはもうやめてほしいと思います。どうして政治関係者はこんなに稚拙な言動をするのでしょうか。

 また国民は成熟したのかどうか、ちょっと心配。自民党に大きな期待するというよりも、民主党への失望感からの反動ではないかと思われます。当然政権を託した私たちの責任もあります。

 社民党も共産党も、対岸の火事のような姿勢ではなく、もっと力をつけてほしいと思うのですが、まったく陰に隠れてしまっています。そんな政党だと成り下がっているのではないかと思うほど。

 長い政権の座にいた自民党は豊富な経験を持っているのは間違いありませんが、問題は経験をどう検証して乗り越えていくかにかかっています。

 一つは、過ちを正す謙虚な姿勢を保ち、目線を下げてやさしく未来を見つめる材料にするか、自分のしてきたことは正しいのだという思い上がった態度で、立場を権力的に見つめた姿勢があるか、これから注目すべき視点です。

 すでに自民党全体の姿勢かどうかわかりませんが、阿部氏の発言を聞いていると、危険性が高く、中国や韓国は警戒しています。国内でも危惧する人が多いはずです。暴走老人の叫びにはまり込まないようにしなければ国際社会から問題にされます。

 今回の選挙は、国民が鉄槌を下したのではないかと思いますから、赤じゅうたんを踏む人は浮き足立った姿勢はしてはならぬと肝に銘じてほしいと思います。

 一挙に明るくなるとは思いませんが、これからの社会作りに謙虚に取り組んでほしいと願いますね。

やさしいタイガー


みとっともない土下座

2012-12-16 19:22:58 | 日記・エッセイ・コラム

 選挙運動が終わりました。今回の投票ほど迷わせた選挙はなかったように思いましたが、うまく選ばれたでしょうか。

 毎度のことのように、最後の時間候補者の幾人かは、土下座してお願いする姿を見るのです。それにしても、土下座してまで雪の中を夫婦揃って頭を下げるというのは、成熟した国民に訴求力はあるのか、首を傾げてしまいます。

 一夜明けると、この候補者は当選か落選かはっきりするのでしょうが、投票が増えるとは思えないのです。候補者もそんな行為をいつしか忘れてしまうものです。

 当選者が国会の赤いじゅうたんを踏みしめると、もう辞められないらしく、いつの間にか、身体をそり曲がってしまうらしいのです。それだけ権威と権力を掴むことに妙味を持ってしまうのでしょう。

 そのためには、どんな姿でも国民の前にさらけ出すことに厭わないということかもしれません。

 多分、今回も幾人かのの選挙違反が出るでしょう。やはり選挙制度に問題があるのかもしれません。どうしても抜け穴を見つけて、巧みに法の網を抜けようとするようです。

 こうしたことを眺めていると、どうしても選挙のむなしさを思ってしまうのですが、だからといって棄権というわけにはいきません。

 どんなことになりますか。深夜にはわかるそうですから、注目していたいと思います。

やさしいタイガー