先週のことでした。突然パソコンが使えなくなり、どうしてもぼくの力量では解決してくれないので、いろんな書き物がやむなく手書きになるという事態になりました。当然の如くすべての作業ができなくなりました。
ノートにいろんなことを書き込みながら、これも今までしてきたことゆえ、我慢するかとあきらめていたとき、念のためにパソコンを開いてみると、なんと正常に動き始めたのです。ご機嫌が直ったのです。
こんなことってあるのか、と思いながらブログも再開し、いろんな資料も取り寄せることができるようになりました。今はひやひやものですが。
その間、メールも随分溜まってしまい、返事を待っていただいている方にも不義理をしてしまいました。いまさらのように、コンピュータにお世話になっていることに感謝したのですが、それにしても一つわかったことがあります。
ペンで書いていると、自分の漢字の力が随分落ちていることに気が付きました。頭の中で組み立てる漢字用語は出てくるのですが、手書きにすると、どうしても思い出せません。コンピュータの賢さは、そんな言葉もやすやすと出てくるところにあるのですが、少しも憶えていないのです。
頭の劣化もあるでしょうが、ちょっとした漢字が出てこず、ひらがなでごまかしている文章を読むと、どこか絞まりがないのです。辞書を引けばよいのですが、それも手抜き。いかに自分が退化しているかを知ってしまいました。
これからは、コンピュータが教えてくれる漢字をしっかりみて、憶えていきたいものだと思ったのですが、再生できますかどうか。
やさしいタイガー