ブログ人 話の広場

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新しいことへの期待と失望

2012-12-23 15:01:38 | 日記・エッセイ・コラム

 政権が変わることが決まっているようだが、今までの民主党への期待が大きかっただけに、旨く果たせないことへの失望感は大きいようです。なかなか失望を期待に戻すには、並大抵でないことを痛いほどしったことでしょう。どの世界でも同じなのですから。

 企業でも何でもそうですが、始める前に方針や計画を立てるのは常識、しかも計画は思い通り行かないこともまた当たり前。けれども痛いことを丁寧に検証することが大事なのです。そして計画を遂行するスタッフの見識や能力が問題です。そういう点では民主党は自学が足りなかったということです。

 さて、今度の政権はどうでしょうか。少し前政権への反発も含んでいるのか、幾つかの発言を聞いていると、勇み足的な発言が多く、ぼくには挑戦的としか見えないきわどさが目に付きます。

 政権をとったからといって、私たちを誤った方向に導くことを断じて赦すことはできません。毎週金曜日に行われている原発廃止デモは、それ自体が政治の世界に届かないむなしさを感じますが、だからといって無視していくような政治を行えば、しっぺ返しが起こります。

 総じて政治の関係者は、こうした行為を嫌っています。けれども私たちはどうしたら自分の意思を表現できるのか、悔しさと苛立ちと腹立たしさを憶えます。

 新しい政権が、今の状態なら大きな期待を寄せることができませんし、危険を感じてしまいがちです。日本は決して大国ではありません。今までのような経済中心社会を私たちはもう望んでいないのです。

 今年もまもなく暮れようとしています。この一年は、ぼくの言葉で言えば、「乱」ということになるような気がしています。これほど荒れた年もないと思われるほどの一年でした。もちろんよいことや素晴らしいことがたくさんあったことも忘れられません。

 とにかくこれからの政治に大きな期待を寄せたくなりますが、あまり期待しないほうが、その分失望が小さくなるのではないでしょうか。

 民主党には、それなりに社会に貢献してきた実績があるとは思いますが、もっとさわやかな政党に生まれ変わってほしいと願っています。人にまつわることにいつまでも争っているようでは、先がないことを重々心しておくべきでしょう、

やさしいタイガー