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テレビ少しおかしいのでは?

2012-12-19 11:09:36 | 日記・エッセイ・コラム

 今朝のネットのニュースをみてでびっくりすることがありました。あれほど「偽iPS」で世間を騒がせたMさんという研究者もどきの人物が「iPSタレント」ということでテレビに出演するらしいとのことなんです。

 世の中、どうなっているのでしょうね。どんな人でも排除するということはいけないことかもしれませんが、不特定多数が見るテレビに、発言も態度も腑に落ちないことを平気でする人物を面白おかしく見せるというのは、どうかな、と思います。

 なんでも話題になればよい、という発想がテレビ局にあるのかもしれませんが、あまり愉快なことではありません。

 視聴者は面白がってみるのかもしれませんし、それで笑って済ませることもあるでしょうが、なんだか地に落ちた感じを受けるほどです。

 彼がまじめな顔で発表したとき、報道機関はいち早く特種のように掲載しました。しかし、十分調査も検証もせず報じたということで、一時大騒ぎしたことはまだ昨日の出来事でした。

 真摯に取り組み、ノーベル医学生理学賞を受賞された山中伸弥教授に無礼なことをしてしまった人物の反省も聞くことなく、話題性にだけ捕まえようとする一部のテレビ局の姿勢に疑問を持ちます。

 こうして世の中を堕落させたり、歪ませてしまう要因の一つにマスコミの情報発信にもあるのですから、十分心してほしいなあ、と一視聴者は思います。

 だったら見なけりゃいいんだといわれそうですが、それとこれとは違うので、一言言ったわけです。暗い世の中、馬鹿になってせめて笑って暮らせるほうがよいと思う方も決して少なくはないでしょう。人それぞれですから。

 けれども、いつの時代もマスコミがぼくたち庶民にとっての重要な情報源であることを心してほしいものです。どこか品性を落としてしまうような世の中にしてはいけないように思う昨今です。

 年寄りの冷や水でしょうかね。大きなお世話だといわれそうですが。

やさしいタイガー