ブログ人 話の広場

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今年の象徴する言葉は「金」

2012-12-12 19:14:59 | 日記・エッセイ・コラム

 毎年この時期になると、京都清水寺の管主が、今年の世相を反映して見事な書を公開していますが、今年は「金」という字でした。今年は金に相応しい年でもあったという判断でしょう。

 オリンピックのメダル確保や山中教授のノーベル賞受賞などが際立っていたようで、何はともあれおめだいことです。いつもなら世相の暗さを象徴するような言葉が多いだけに、今年は良かったということでしょうか。

 とはいえ、ぼくの印象は「乱」のような気がしています。回復しない経済、わけのわからない政治の世界、人材不足に加え、政変があるのではと思われる選挙、いじめが急に増えたかのような教育の貧困、さらに、大震災の復興の兆しが見えず、次第に「風化」という言葉など、よい方向とはいえないことが目立った年のような気がします。

 さて、自分にとってはどんな一年だったのか、と振り返ると、間違いなく骨折という大怪我をして半年以上にもなるのに、微々たる改善しか見られず、つらい一年でした。

 これをプラスに替えて受け止めろといわれても、そうは思えない弱さを感じました。けれども何がプラスになるかわかりせん。日ごろあまり運動などしないぼくが、リハビリの必要から、毎日ストレッチや歩行などを続けていることが、健康維持につながらないか、と考えているのです。友人からいただいたテープ「ラジオ体操」は、ぼくの日課になりました。

 リハビリはしばらく続きますが、素直に受け止めていきたいと思っています。今日はいつもの水彩画を楽しむ日でしたが、いつもの風景画ではなく、「絵手紙」を描きました。目下静養中の仲間へのお見舞いをするためのものでした。

 私たちの会が無事進んでいることも「金」にしたいと自画自賛しているところです。

やさしいタイガー