民主党が壊滅的大惨敗!という見出しです。多分予測していたのかもしれませんが、まったくシュンとした表情の野田さんの顔が大写しで掲載されていました。
16日、衆議院総選挙が終わり、3年3ヶ月の政権を自民党に移すことになったのです。早くも自民党の高揚した気持ちを抑えるかのように、苦労するほどの笑顔でした。
それもそうでしょう。また第3極も台頭しました。けれどもこんな遊びのような争いはもうやめてほしいと思います。どうして政治関係者はこんなに稚拙な言動をするのでしょうか。
また国民は成熟したのかどうか、ちょっと心配。自民党に大きな期待するというよりも、民主党への失望感からの反動ではないかと思われます。当然政権を託した私たちの責任もあります。
社民党も共産党も、対岸の火事のような姿勢ではなく、もっと力をつけてほしいと思うのですが、まったく陰に隠れてしまっています。そんな政党だと成り下がっているのではないかと思うほど。
長い政権の座にいた自民党は豊富な経験を持っているのは間違いありませんが、問題は経験をどう検証して乗り越えていくかにかかっています。
一つは、過ちを正す謙虚な姿勢を保ち、目線を下げてやさしく未来を見つめる材料にするか、自分のしてきたことは正しいのだという思い上がった態度で、立場を権力的に見つめた姿勢があるか、これから注目すべき視点です。
すでに自民党全体の姿勢かどうかわかりませんが、阿部氏の発言を聞いていると、危険性が高く、中国や韓国は警戒しています。国内でも危惧する人が多いはずです。暴走老人の叫びにはまり込まないようにしなければ国際社会から問題にされます。
今回の選挙は、国民が鉄槌を下したのではないかと思いますから、赤じゅうたんを踏む人は浮き足立った姿勢はしてはならぬと肝に銘じてほしいと思います。
一挙に明るくなるとは思いませんが、これからの社会作りに謙虚に取り組んでほしいと願いますね。
やさしいタイガー