ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

見つけたときの快感

2008-04-30 08:05:08 | 本と雑誌

 今、近代美術館の常設展は、この1月103歳で天寿を全うされた日本画家片岡球子の追悼展を行っています。ぼくはその作品の解説をするボランティアをしていますが、解説のためにはかなりの勉強をし、先輩の指導も受けながら準備をするのですが、もちろん独自の方法で資料も探します。

 早速中央図書館に行き、相談担当の方に伺ってみると、早速コンピュータを打ち込んで瞬時に見つけてくださいました。そう、あったのです。「それは今倉庫のおいていますので、少々お待ちください」と素早く席を立っていかれました。あっという間に見つけてくださって、朱色のケース入りの中にA3型の厚い2冊の画集が詰め込んである本を重そうにもってきてくださいました。驚いて「お借りできるのですか」と聞くと「はい」という返事。小躍りするくらいの嬉しさがこみ上げてきました。

 とはいえ、どうやってもって帰るか、自転車の前の荷台にそっとおいて落とさないように無事到着しました。早速開けて作品を鑑賞しながら解説のシナリオを頭の中で書いていました。懸命に書いたつもりでしたが、先輩から「あなたのシナリオは主観が多すぎる」と一喝されてしまい、しょぼんとしてしまいました。でも貴重なご意見、気を取り直して再作成し、5月15日の解説日を心待ちをしているところです。

 それにしても立派な装丁の豪華画集を独り占めにして眺めるのは快感ですよ。

やさしいタイガー


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