久しぶりにJRの特急列車に乗る機会を土日に与えられました。といっても1時間ほど乗るともう目的地に着くほどの距離ですから、遠出といえるかどうか。それでも列車に乗る機会はあまりない最近だけに、とても嬉しい旅でした。行った先は苫小牧と滝川です。その2箇所で開かれた会議のために行ったのですが、周りの方々が既に準備をして下さっていてとても友情の厚さに心からの喜びと感謝を覚えました。
苫小牧は千歳の空港と近く、太平洋岸に面した街であまり雪が降らないところと伺っていますが、あいにく土曜日のせいでしょうか、街行く人の少なさにちょっと活気がないかのように思えました。しかし落ち着いた官庁街には公園がありホールがあって結構人の出入りがあるようでした。何より嬉しかったのは、市民会館の受付の係の方の親切さでした。僕のミスで一日前に予約をしていたために、この日は取っていないという。それでも急遽準備してくださって事なきを得たのですが、走り回って部屋の準備に当たってくださった係の方や地元に方に最敬礼の思いで感謝した次第です。
日曜日は今度は滝川に行きました。滝川には比較的訪れる機会が多く街の様子もよくわかっているのですが、低層の建物が多く遥かに見える石狩岳や暑寒別連峰など幾重にも重なった山々が町を見下ろしていて閑静な街です。高層ビルばかりの目立つ札幌の冷たい印象よりもどこか温かみのある街です。その分冬の雪の多さは格別だそうです。青い空にパラグライダーがゆったりと風の流れに沿って飛んでいました。かつての江部乙村には日本画の巨匠岩橋英遠や一木万寿実など著名な画家がこの街を愛し続けた思いを絵に表現しています。何度観賞しても感動するほどです。おそらく近代美術館でも年に一回は展示してくれるはずです。
仕事で二つの街を訪れただけででしたが、とても楽しい旅をしたような思いになりました。来週は函館にお邪魔する予定です。
やさしいタイガー
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