新装されて2週間が経つ東京駅は今、大層賑わっているとのニュースを読みました。しばしば東京に行かれる方は、特段の感慨もないのでしょうが、もう何年も訪れていないものにとっては懐かしく感じます。
何しろ東京駅は日本の中でも由緒ある鉄道駅であり、さまざまな人生模様を見てきた駅すから、それなりに思い出や懐かしさがいたるところに詰め込まれているのではないでしょうか。
リニューアルされた東京駅は、すべての知恵と技術を駆使して再建したそうですから、観光するのも楽しいでしょうね。この駅の屋根の部分には昨年の東日本大震災地にある材料も使われているそうで、まさに寄り添うような建築であることが伺えます。
しかも最も近代化の進む首都の中で歴史を残すことの意味がこめられていることはすばらしいことです。またオープンによってホテルもショッピングセンターも大いに潤っているらしく、めでたいことでもあります。
しかし、政治の中心でもある東京に住むあらゆるリーダーとも言うべき人たちの質の低さは、なんともむなしいことです。東京の品格を上げたのですから、かかわる人たちの品格も上げてほしいものです。
もっとも、こんな人たちにとって東京駅のリニューアルは一瞬の出来事でしかないのかもしれませんし、ほお、いい物が建ったねえ、くらいでしょうか。
やさしいタイガー
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます