このところ大原麗子さんや南田洋子さんなどかつての美人女優が相次いで異界の世界へと旅立ちました。特に南田さんはぼくらの青春時代の太陽の季節で一躍スターダムにのし上がり、あの笑顔は今も目に焼きついています。夫の長門裕之さんは後年4年もの間認知症と闘う妻をいたわり、何度も何度も愛していると励ましながら奇跡を信じていたとも言われます。
死はすべての人に忍び寄る辛いことではありますが、それを誰も拒否することができません。悲しいがそれが現実です。どのような死に方をするかは神様のお決めになることですが、生きると言うことは神様が取り上げられるまで自分自身で決めていかなければなりません。老老介護と言われて長門さんは自らの老いの身を洋子さんに尽くされ、悔いはないとおっしゃる。それでも悲しみを乗り越えるにはかなりの時間が必要ではと察します。
多くの人が老いゆく親の介護に自分の人生をかけています。時には疲れ、独りになりたいとこころの片隅に思いをおきながら、それでも懸命にいのちを見つめていく人のこころは計り知ることのできない大きな人生のドラマの一幕を演じているのでしょうか。
天上にあって安かれと祈るのみです。
やさしいタイガー
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