昨日FM放送の後、久しぶりに大先輩とお会いし、1時間ほど歓談しました。お元気ではありますが、それでもそれなりの悩みを持っておられるようでした。いわば毎日が縁側の日向ぼっこのような生活で、ふとこのままでいいのだろうか、と我に返る事がしばしばだそうです。
「何もすることがないんだもの」という自嘲気味な言葉の中に、「何もしたくない」という意欲の減退が裏側にあるように思いました。この大先輩はほとんど会話相手を求めようとされていないのです。僕などのようにお声をかけるとお見えになって明るく話して帰られます。どのような集会に出ても自分から隣の人に声をかけることはないらしいのです。
この年で自分を変えるというのは、言葉で言うほど容易な事ではないかもしれないが、いつも隅にいるような態度では誰も寄り付かなくなりますよ、思い切って声をかけて見る、そんな意識で取組まれたらいかがでしょう、と話しました。一つわかっている弱点を乗り越えるだけで新しい可能性が見えてくるのです。腰の引ける自分は今日までと言う気持ちで元気に可能性に挑んで見ましょうよ、と自分に言い聞かせるように話しました。大先輩にはちょっと失礼をお詫びしての事ですが。
やさしいタイガー
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