内外の騒然とした中でとりあえず、15日間の相撲は終わり、ほぼ予想通り横綱白鵬が連勝しましたね。賭博問題で大揺れに揺れた相撲協会は、これからどうしようとしているのか、注目を集め続けていくのだと思います。はたして相撲は国技だろうかと以前からの疑念があります。神事ともいわれ、どこかの神宮で土俵入りをしたりして形式を重んじるのは日本人らしい行為だと思いますが、それに相応しい言動を取っているのかといえば、そういう精神構造を持っているとも思えません。
反社会的勢力(暴力団)に押し切られていることを充分承知していながら、その力に抵抗できない脆弱な体質が協会にあるからだろうと想像します。相撲はあくまでもスポーツであって神事でもなんでもない、と僕は思っています。そんな純粋な環境を持っているとはどうしても思えません。いつの間にか気楽な稼業にしてしまった協会は悪しき伝統の上に胡坐をかいてベールに包み込んでしまった、その破れがやっと出たという事ではないでしょうか。
これから改善していくために関係者は難渋されるでしょうが、暴力団がからんでいる以上、あの手この手でハイエナのようによってくる陰の力を完全に排除できるのか、そlこがカギだと思います。力士も相撲の練習や場所がない時にごろごろ寝転んで何もしないというのでは、いったいどこで人間としての心を磨いていくのか、それも気がかりなことです。あまり事情の知らないぼくが怒ったところで、いかほどの参考にもならないでしょうが、社会的問題として改めて相撲界の問題点の多さに驚きと根深さを感じたのでちょっと書いて見ました。
やさしいタイガー