ブログ人 話の広場

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政治屋と政治家

2010-07-13 08:12:26 | 日記・エッセイ・コラム

 選挙も終わり、政権与党の民主党の惨敗でおわりました。選挙が行われるたびに、いろいろ考えさせられますが、今回ほど質の低い選挙はなかったような気がします。まったく国民の疑問に応えようとする真摯な姿勢はどこの党からも伝わってきませんでした。

 相手を中傷するばかりで自分の政党が何を目指し、そのためにどういう政策をもっているのか、ついぞ聞かれませんでした。理念もないし、方針もなし。だから目標もなし、ということであればこれからの日本に大きな不安を抱くのは当たり前でしょう。

 彼らの目線と国民の目線とに大きな落差があることもわかりました。猫も杓子も本人の人生観や政治への取組み姿勢もなく、ただ知名度だけで政治の舞台に上がる当選者の多くは「政治家」ではないのです。「政治屋」なのです。政治屋とは国民の政治意識より低いということです。

 こうした人たちに日本の未来を託すのかと思うと、悲しくなります。日本がますます世界の中で信頼を失って行く事を憂います。また日本の政治の世界にいる人にはもう何も期待しません、とそっぽを向く国民が増える事に心配します。厳しく見る目を僕たち国民は養うことが更に強める必要のある選挙だったとおもいました。

やさしいタイガー