このところスカッとしない体調が続いていて、なんとなく気だるい感じです。まさか夏バテではあるまいし、日常生活もそんなに変化もなく、定期的外出もこなし、食欲も落ちていない。さりとて落ち込むような原因もありません。
ふと考えました。そうか、これが加齢というものかなと。体力の劣化は誰もが通過していくのでしょうが、それをカバーするのが気力でしょうか。刺激や何かの目標を見失うと人は次第に気力が低下すると言われます。ぼくもその一人かもしれません。
ちょうどそんな時、あるビール会社から「ビール一杯無料」の券が数枚送られてきました。よく話し合う20代の若者を誘って野外のビアガーデンにいってきました。彼は今求職中で最近面接までこぎつけた青年です。1時間という長い電話面接をうけ、その中で自分の価値や何をしたいかという目標を見出すことが出来たと、生き生きと語ってくれました。
朴訥な青年から、何かを教えてもらったような気になりました。人はこうして成長して行くのだなあと思い、行く末を見守ってやりたい気になりました。今年初めての野外のビヤガーデンでの冷めたビールは程好く気力を回復させてくれたような日曜日の夕暮れでした。
やさしいタイガー