ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

四面楚歌

2010-05-08 16:53:17 | 日記・エッセイ・コラム

 今の政府の動きを見ていると、やる事なすこと、すべてうまく行っていないという印象を国民に与えています。しかもその責任は鳩山首相一人に負わせているようで、任せているのか、傍観的なのか、はっきりしない。このような国際的にも重要な案件をしかも大方の反対を受けながらなお果敢に挑戦する首相も、本当にどうしたらよいのか、自分さえわかっていないのではないかと思われるほどの四面楚歌の状態です。

 一人の人間が持つ巨大なリーダーシップで国が右に行ったり左に行ったりするのですから人のよさだけでは解決しないことも多いのです。日本の政治家は自分の責任の有無をあいまいにする傾向があります。それは責任に巻き込まれないためでしょうか。いま政治の体制が変わりました。自民党に見切りをつけたからこそ、民主党に託したのです。

 政権を担う政党が皆自分の好きな方向に顔を向けているような状態では、国民の失望が先に立ちます。だれでもどんな団体でもいった事を100%実現で切るなんて誰も考えていないのです。やむなく犯した失敗はすぐに取り返す謙虚さは個人も団体も求められるのは一緒です。この重要な時期に首相が中心となって一体感を示さないとこの国はもうだれも未来を信じなくなるのではいでしょうか。

 これからの子供たちのためにもうひとふんばりしてもらいたいと願わずにおれません。

やさしいタイガー


放送用取材の難しさ

2010-05-08 08:17:33 | 日記・エッセイ・コラム

 気がついたら録音機が廻っていない。「申し訳ありません。機械の操作を誤ったようです。もう一度お願いします」とお詫びをして少し心を落ち着けて操作の確認をして再度スタート。最初の質問を忘れてしまい、まったく違った質問から始めさせていただくこともあるのです。幸い丁寧に応答してくださったので、最終的にはことなきを得たのですが、とんだ恥ずかしいミスをしてしまいました。

 1回10分という限られた時間内に予定した質問をするのですが、当然話しの流れで質問が変わっていきます。ときどき今自分がしている質問は価値があるのか、と思うこともあります。何しろ放送を聴いてくださるリスナーがわからないと意味が無いのですから。どんなときでも自分を見失う事のないように、そして相手の方にも即座に答えていただくことが最重要ですから、常に意識して取組んでいるのです。

 これもコミュニケーションの一つですが、聴き役のぼくが相手の応えやすい環境をつくることは最初に心がけることです。いろんな話題をフリーにお話しをしつつ、精神的にもウォーミングアップができたところで「ではお願いします」と急にかしこまった環境に切り替えるのですから話してくださる方も大変だろうと思います。

 こうしたことをいろんな方と話しながらシナリオを作り上げていくのですが、それでも満足のいくことは少ないものです。しかし、結果的に予定の倍の時間をいただいても楽しい取材であることには違いありません。なぜなら話していろんなことを学べる役得をいただいているのですから。

やさしいタイガー