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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『うさぎのミミリー』

2019-02-04 18:43:10 | 本・雑誌
今日はほぼ一日中家の中で読みものをしていた。
朝は新聞。「読者文芸」欄ほかを楽しむ。
家内が活き活き体操に行っている間にわたしはラジオ体操をして、お茶を沢山飲んで。
葉書を一枚書いて。
古い雑誌「樹林」を何冊か目についたところを読んで、
その間にブログをチョコチョコ書いて。
昼過ぎには銀行へ行って、途中ポストにハガキを入れて、帰りにちょっと宝くじ売り場に寄って「どうぞ当たりますように」と言ってもらって。
これは自転車ではなく徒歩で行った。ニトロのネックレスをぶら下げて。
行きしなの43号線、もう少しで信号が変わりそうで、少し駆け足に。
心臓は大丈夫かな?と思ったが、ちょっと息が上がったぐらいでなんともなかった。
ところが帰りの2号線でも信号が変わりかけて、早足に。
これも心臓はなんともなかったが、後、歩くのが暑くて暑くて。
マフラーを外し、ジャンバーを脱いで手に持って帰ってきた。
また「樹林」とか読んで、そのうち夕刊が来て、読んで。
郵便で葉書が来て、『触媒のうた』を贈った人からで、「大兄の面目躍如たる見事な御作だと感じ入った次第です。」なんて書いてあって気を良くしたり。
同時に郵便受けに入っていたものに、編集工房ノアの涸沢さんからの二人同人誌「酔余の川」があって、それを読み、ブログを書き。
短歌誌「六甲」も届いて、わたしが書かせて頂いている欄を確認したり。
またFAXで和歌山の天才詩人さんからの詩の便りがあって、それをパラパラと見たり。
今日は本当にものを読むことが多かった。
と言いながら、今また本を一冊出してきた。
庄野潤三さんの『うさぎのミミリー』。
これの「あとがき」がまたいい。
《子供が大きくなり、みんな結婚して、家に残された夫婦二人きりで暮らすようになって年月たった。孫の数も八人になり、そのうち二人は結婚した。そんな夫婦が日常生活でいったいどんなことをよろこび、どんなことを楽しんで生きているかを書くのが、私の変わらぬテーマである。》などと。
本文を読み始めているのだが、それはそれは淡々と描かれている。
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「酔余の川」

2019-02-04 15:40:56 | 
編集工房ノアの涸沢純平さんから「酔余の川」7をお贈りいただいた。



三木英治さんとの二人誌である。
まだ読ませてはもらっていない。が、涸沢さんが書いておられる「後記」だけを読んだ。
富士正晴のことを書いておられる。
その最後のところ。
《安威の坂道を、このまま富士さんが亡くなって、私が最後の人になったらどうしよう、と思いながら下った。幸いそうはならなかった。
最後に訪ねたのは、中央公論社の編集者だった。富士さんの自伝執筆の依頼で来たが、約束の日に、富士さんは亡くなっていた。
つまり、私が飲んでいるのは、「やわらかくやさしい」酒で、それさえも飲み方がたりないのだ。》

「やわらかくやさしい酒」というのは、この文章の初めの方に出て来て、「後記」のキーワードとなっている。
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古い「樹林」

2019-02-04 12:44:09 | 本・雑誌
古い雑誌を見ている。

大阪文学学校の機関誌「樹林」306号。1990年9月号です。

この中の、冨上芳秀さんの「放言がまかり通ることなんてありえない」という批評文を驚きながら読んだ。
最後の方にこんなことが書いてある。
《ダラダラ文はやっぱりダメだから、どうか文章をよく推敲してください。そうすれば必要なことが的確に最小限で表現できるようになるはずだ。かつて、故小島輝正は「樹林」の一文字は血の一滴だといったことがある。そう考えれば、だらだら文などに居直ることはできないだろう。文章の修業をする人間にとって推敲こそ最初で最後のことなのだ。(略)》
なかなか刺激的な文章です。が、刺激的なのは、これより前に書いてある論がスゴイのですが。
以前にもこの人のある批判文を読んだことがあるが、舌鋒鋭いのだ。
ただわたしは昔、この人に拙詩集『工場風景』を褒めて頂いたことがある。と言っても私はそれを他の人から聞いただけで自分では読んではいないのだが。


この「樹林」にはほかに杉山先生の「津村信夫「四季」のひとびと」が載っている。
そして小野十三郎の詩「詩一篇」が載っている。これが面白い。
←クリック
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楽しんで書いた詩

2019-02-04 08:08:14 | 
今朝の読者文芸欄、詩の部。
特選は、昨年度の年間賞を受けられた西宮の辻岡真紀子さんの「いとしの小僧さん」。
←クリック

軽いユーモアが漂っていて、いかにも楽しんで作詩しておられる作品ですね。
とは言いながら、何度も推敲は重ねて行って、このように仕上げたという感じ。
だからこそ、出来上がった時には満足感を得られたかも。

ところで、前にも書いたと思うが、この文芸欄の入選者、西宮芦屋の人が少ない。
今日は芦屋はゼロ。そして西宮も辻岡さんのほかには短歌に二人のみ。
以前は芦屋ももっと活発だったと思うのですがねえ。
紙面の中央トップに西宮の辻岡さんが載っていて、一人気を吐いておられる感じがします。
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別冊・コーヒーカップの耳 40

2019-02-04 07:56:42 | 別冊・コーヒーカップの耳
別冊・コーヒーカップの耳
~塀のうちそと~
40「ゴンタ」

将棋会の例会に来よる子どもの中に どもならんゴンタがおる。わし そいつに教育したっとる。「ワルやるんやったら 根性据えてやれ。中途半端なゴンタはやめとけ。わしみたいになってしまうど」とゆうて 両方の手の 千切れた小指見せたるんや。え?あきまへんか?
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