たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」です。
タイトルからして、「悲愴」ですからやっぱり悲しい曲なんですね。
ベートーヴェンの曲は好きなのでいろいろ聴いてますが、明るいときは底抜けに明るい
のに、暗いときはどん底まで落ちるように暗いんですよね。ただ、その落差がいいのか
もしれませんが、とにかくこの曲も暗いです。
加えてこれまでに紹介したピアノソナタ「月光」・「熱情」と合わせて三大ピアノソナタ
としても有名ですし、有名なだけに内容もたっぷり詰まったいい曲ばかりですから、是非
どれも聴いてもらいたい曲ですね。(どれも暗い曲ですけど)
ただ、毎回思うんですが、こういう暗い曲なんかをドラマとか映画とかの効果音で聴くと
かなり迫真に迫ったいい雰囲気を作り出しますから、そんなに気にならずに映像にぐっと
引き込まれていくんですが、じゃあ曲だけで聴くとかなり暗くて怖いイメージになって
しまうんですね。だから、こういう曲を聴くときはあらかじめ暗いイメージを持って、
これはこういう曲なんだと思って聴くと、ドラマのときと同じように感情移入できるんじゃ
ないかと思います。
加えて、暗さだけに捕らわれずに技術的なところを聴いてみても、かなりテクニックを
要する曲なのは少し聴いても分かりますから、そういうアプローチで聴いてみると、単純
に凄い!と思える曲でもありますよね。
第1楽章:暗い和音をひとつづつ、徐々に盛り上げていきますから、悲しさも、その音
を重ねる度に重苦しくなっていきます。しかしそれが最高潮に達すると、急に関を切った
かのように、勢い良くあふれ出してくるフレーズは、とても圧倒されますし、聴き応え
は十分にあります。その後も早いフレーズがどんどん繰り返し続きますが、自責の念・
後悔の思い・惜別の念のよな感情を走馬灯のようにくりかえしているように聴こえてき
ます。そんな思いが続きますが結局、冒頭のフレーズへ戻り、やはりどうしようもない
事を思い知ったかのようにして、あっけなく終ってしまいます。
第2楽章:何度考えても同じ結果になると、あきらめたのか、おとなしめのフレーズに
なりますが、何故か悲しい響きに聴こえます。
しかし、中盤からは現実に戻りふと考え直しますが、それでも、それからどうしたら
いいか分からずに途方に暮れてしまうような、まさに“悲愴”にふさわしい曲ですね。
しかし、単純に曲として聴いてみると一音一音が心に沁みるようないい曲でもあります
よね。
第3楽章:あふれ出しそうな感情を一生懸命抑えようとしているかのような、なんとも
もどかしい感じがします。冷静になろうとする部分と激しい感情が、責めぎあっている
ような、フレーズが交互に重なり合いますが、絶妙なバランスで曲を進行させている所
なんかは、この曲の大きな魅力なのかもしれないですね。
どう聴いても暗い曲には変わりありませんが、それでもやっぱり魅力的なんですよね。
ベートーヴェンの辛く悲しい気持ちが十分に分かるとまでは言いませんが、ものものしい
雰囲気だけは伝わってきますから、やっぱり音楽には国境はないんだなぁなんて、改めて
考えてしまうような曲ですね。
≪オススメCD≫
今回は大御所のルービンシュタインで聴いてみましょう。

【コレってどんな曲】
喜:★★★★★
怒:☆☆☆☆☆ →滅☆☆☆☆☆
哀:☆☆☆☆★
楽:☆★★★★
≪おすすめシチュエーション≫
悲しい事があったとしても、この曲だけはあなたの事をわかってくれそうな気がします。
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今日はベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」です。
タイトルからして、「悲愴」ですからやっぱり悲しい曲なんですね。
ベートーヴェンの曲は好きなのでいろいろ聴いてますが、明るいときは底抜けに明るい
のに、暗いときはどん底まで落ちるように暗いんですよね。ただ、その落差がいいのか
もしれませんが、とにかくこの曲も暗いです。
加えてこれまでに紹介したピアノソナタ「月光」・「熱情」と合わせて三大ピアノソナタ
としても有名ですし、有名なだけに内容もたっぷり詰まったいい曲ばかりですから、是非
どれも聴いてもらいたい曲ですね。(どれも暗い曲ですけど)
ただ、毎回思うんですが、こういう暗い曲なんかをドラマとか映画とかの効果音で聴くと
かなり迫真に迫ったいい雰囲気を作り出しますから、そんなに気にならずに映像にぐっと
引き込まれていくんですが、じゃあ曲だけで聴くとかなり暗くて怖いイメージになって
しまうんですね。だから、こういう曲を聴くときはあらかじめ暗いイメージを持って、
これはこういう曲なんだと思って聴くと、ドラマのときと同じように感情移入できるんじゃ
ないかと思います。
加えて、暗さだけに捕らわれずに技術的なところを聴いてみても、かなりテクニックを
要する曲なのは少し聴いても分かりますから、そういうアプローチで聴いてみると、単純
に凄い!と思える曲でもありますよね。
第1楽章:暗い和音をひとつづつ、徐々に盛り上げていきますから、悲しさも、その音
を重ねる度に重苦しくなっていきます。しかしそれが最高潮に達すると、急に関を切った
かのように、勢い良くあふれ出してくるフレーズは、とても圧倒されますし、聴き応え
は十分にあります。その後も早いフレーズがどんどん繰り返し続きますが、自責の念・
後悔の思い・惜別の念のよな感情を走馬灯のようにくりかえしているように聴こえてき
ます。そんな思いが続きますが結局、冒頭のフレーズへ戻り、やはりどうしようもない
事を思い知ったかのようにして、あっけなく終ってしまいます。
第2楽章:何度考えても同じ結果になると、あきらめたのか、おとなしめのフレーズに
なりますが、何故か悲しい響きに聴こえます。
しかし、中盤からは現実に戻りふと考え直しますが、それでも、それからどうしたら
いいか分からずに途方に暮れてしまうような、まさに“悲愴”にふさわしい曲ですね。
しかし、単純に曲として聴いてみると一音一音が心に沁みるようないい曲でもあります
よね。
第3楽章:あふれ出しそうな感情を一生懸命抑えようとしているかのような、なんとも
もどかしい感じがします。冷静になろうとする部分と激しい感情が、責めぎあっている
ような、フレーズが交互に重なり合いますが、絶妙なバランスで曲を進行させている所
なんかは、この曲の大きな魅力なのかもしれないですね。
どう聴いても暗い曲には変わりありませんが、それでもやっぱり魅力的なんですよね。
ベートーヴェンの辛く悲しい気持ちが十分に分かるとまでは言いませんが、ものものしい
雰囲気だけは伝わってきますから、やっぱり音楽には国境はないんだなぁなんて、改めて
考えてしまうような曲ですね。
≪オススメCD≫
今回は大御所のルービンシュタインで聴いてみましょう。
![]() | ベートーヴェン : 月光・悲愴・熱情・告別ルービンシュタイン(アルトゥール), ベートーヴェンBMGファンハウスこのアイテムの詳細を見る |

【コレってどんな曲】
喜:★★★★★
怒:☆☆☆☆☆ →滅☆☆☆☆☆
哀:☆☆☆☆★
楽:☆★★★★
≪おすすめシチュエーション≫
悲しい事があったとしても、この曲だけはあなたの事をわかってくれそうな気がします。
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