たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はベートーヴェン:ピアノソナタ第24番「テレーゼ」です。
ベートーヴェンのピアノソナタでタイトルもついてますけど、何故かそれほど有名じゃないこの曲。他の作品と比べると、全2楽章の小編成という事もその原因のひとつなのかもしれません。
更にベートーヴェンの有名なピアノソナタ「悲愴」「熱情」「月光」みたいないわゆる3大ソナタが暗く激しい印象を与えている事に対して、この「テレーゼ」ソナタは全体的に明るく軽やかなピアノが駆け巡るような作りになっていますから、それも一般的なベートーヴェンのイメージからすると多少はずれているのかもしれません。
ちなみにタイトルの「テレーゼ」はベートーヴェンがこの作品を献呈した伯爵令嬢の名前「テレーゼ・ブルンスヴィック」からのようです。(この時代の定番のパターン)
第1楽章:しっとりとうなだれるようなピアノがポロリとこぼれるように始まります。
しばらくゆっくりと流れていたピアノは、急にハッと我に帰ったような表情になると
にこやかな笑みがこぼれ落ちるように、軽快なリズムとともに転がるように流れ始めます。
そして時に力強く区切りを付けながら、快活なメロディは留まる事無く流れ続けます。
流れるようなメロディは活発に、そして繊細に、ときには影を落とすような暗い表情を
見せながらも流れ続けていきます。
最後は少し盛り上がりを見せるとさっぱりと終わっていきます。
第2楽章:元気よくメロディが始まったかと思うと、また勢いよく転がりだすフレーズは
程よいリズムで心地よく響きます。
何度も会談をせわしなく上り下りするように目まぐるしく走り、てっぺんまで上ると
そこからぴょーんとジャンプするように飛び出していくようです。
その後も何度も激しく上り下りを繰り返しながら、忙しくあちこちを走り回ります。
そして、最後はあちこち行くもんだから少し疲れたように、少しスピードが遅くなり
ますが、最後に息を整えてラストのフレーズをしっかり決めてサクッと終わります。
曲の出だしはやや暗めですが、勢いがつくとサクサク聴けますし。全2楽章でも演奏時間は10分足らずと結構短い曲なので、初心者でもサクサク聴ける曲だと思います。
明るく朗らかなベートーヴェンをたまに聴いてみるのも、ちょっとした気分転換になるのかもしれませんね。
そして、そうは言ってもやっぱりベートーヴェンですから、明るさの中にも力強さと、繊細さを兼ね備えている曲でもあると思いますから、ベートーヴェンファンも納得の一曲じゃないでしょうか。
≪オススメCD≫
元気いっぱいのグルダがオススメ
※ネットだと数が少ないみたいなので、お店で探すといいのかも。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
短いけど結構ガッツリ聴けます。
今日はベートーヴェン:ピアノソナタ第24番「テレーゼ」です。
ベートーヴェンのピアノソナタでタイトルもついてますけど、何故かそれほど有名じゃないこの曲。他の作品と比べると、全2楽章の小編成という事もその原因のひとつなのかもしれません。
更にベートーヴェンの有名なピアノソナタ「悲愴」「熱情」「月光」みたいないわゆる3大ソナタが暗く激しい印象を与えている事に対して、この「テレーゼ」ソナタは全体的に明るく軽やかなピアノが駆け巡るような作りになっていますから、それも一般的なベートーヴェンのイメージからすると多少はずれているのかもしれません。
ちなみにタイトルの「テレーゼ」はベートーヴェンがこの作品を献呈した伯爵令嬢の名前「テレーゼ・ブルンスヴィック」からのようです。(この時代の定番のパターン)
第1楽章:しっとりとうなだれるようなピアノがポロリとこぼれるように始まります。
しばらくゆっくりと流れていたピアノは、急にハッと我に帰ったような表情になると
にこやかな笑みがこぼれ落ちるように、軽快なリズムとともに転がるように流れ始めます。
そして時に力強く区切りを付けながら、快活なメロディは留まる事無く流れ続けます。
流れるようなメロディは活発に、そして繊細に、ときには影を落とすような暗い表情を
見せながらも流れ続けていきます。
最後は少し盛り上がりを見せるとさっぱりと終わっていきます。
第2楽章:元気よくメロディが始まったかと思うと、また勢いよく転がりだすフレーズは
程よいリズムで心地よく響きます。
何度も会談をせわしなく上り下りするように目まぐるしく走り、てっぺんまで上ると
そこからぴょーんとジャンプするように飛び出していくようです。
その後も何度も激しく上り下りを繰り返しながら、忙しくあちこちを走り回ります。
そして、最後はあちこち行くもんだから少し疲れたように、少しスピードが遅くなり
ますが、最後に息を整えてラストのフレーズをしっかり決めてサクッと終わります。
曲の出だしはやや暗めですが、勢いがつくとサクサク聴けますし。全2楽章でも演奏時間は10分足らずと結構短い曲なので、初心者でもサクサク聴ける曲だと思います。
明るく朗らかなベートーヴェンをたまに聴いてみるのも、ちょっとした気分転換になるのかもしれませんね。
そして、そうは言ってもやっぱりベートーヴェンですから、明るさの中にも力強さと、繊細さを兼ね備えている曲でもあると思いますから、ベートーヴェンファンも納得の一曲じゃないでしょうか。
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
短いけど結構ガッツリ聴けます。
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