録画をしていた『監察医朝顔2022スペシャル』を観た。このドラマは好きな作品の1つ。
本作は、法医学者の朝顔(上野樹里)と元刑事の父・平(時任三郎)、そして夫・真也(風間俊介)を含む朝顔一家の姿を描くヒューマンドラマ。今回は、2020年11月~3月に放送された第2シリーズの最終回の1年半後が舞台。
今回は2時間スペシャルという事で前編と後編の構成になっていて、前半は歳の離れた2人の子供を育てる大変さを経験する母親と、遺体にも遺族にも真摯に寄り添う法医学者と、朝顔の2つの顔を持つ姿をリアルに描写。
後半は、平の認知症が進行してホーム入所問題と、じいちゃん子のつぐみにじいじの病気の事や入所を伝えなければならない時がやってきた…という、"家族で"次のステージへ向かおうとしている万木家の変化や葛藤する姿が描かれていた。特にじいじのボケる前に書いた家族一人一人への手紙を読み上げるシーンは心を打たれた。
こういった2時間スペシャルで、前編と後編で多少ジャンルの異なったエピソードを見せるのは近年ではかなり斬新で、「向き合うべき課題」も、主人公単体と複数とで対比がとれている印象的。
このドラマは展開が早すぎない為、ゆったりした流れが私の様な年寄りには見やすくて登場人物の感情に浸る事ができた。
■主な出演者の似顔絵集⇒http://www.ainet21.com/nigaoe.htm
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます