母の日

母の日にちなんで詩を書きました。

母の日
　お母さん、ありがとう
　今はこの世にはいないけど
　母の日が来ればあなたのことを思い出す
　貧しい家計の足しにする為に
　働きながらも11人の子供を育ててきたね
　若かれし日の写真とはまるで違うくらいに変わり果て
　深く刻まれた顔のシワは艱難辛苦のしるしだね
　やわらかくふくよかな手はやがてカサカサになるまで
　身を粉にして私達子供の為に頑張ってきましたね
　
　いたずらで破れた僕の服の袖を繕ってくれたね
　雨降りには忙しい中、学校に傘を持ってきてくれたね
　運動会のお弁当、玉子焼きが美味しかったよ
　苦しいながらも“幸せ”を感じさせてくれたのはあなたのお陰

　50歳を過ぎた私、成人した子供を持った私
　そんな“おっさん”になった私でも
　あなたにとっては“子供”だったんだね、いつまでも
　あれしたらアカン、これしたらアカン、～に気ぃつけや
　子供の頃からずっと同じコトを聞かされてきた
　一時はうるさいなぁと思ったコトもあったが
　私は自分の娘に同じコトを繰り返していた
　
　母の教訓、今も胸に染み付いています　
　お母さん、ありがとう
※艱難辛苦(カンナンシンク)＝人生でぶつかる困難や苦労。