ラウンジもか

　今日、40歳位のお客さんがキャバクラに行ってきたと云っていた。そして「あんなとこ、高いし面白ないわ」と不満を漏らしていた。
　理由を聞くと、「あそこの女の子はあまり喋らない。こっちが遊ばしているみたいなもんや」とのこと。
　キャバクラで働いている女の子は20代前半、40歳のお客には話しが合いにくいのかも。でも仕事だからお客さんを遊ばせなくてはね。
　私はキャバクラに行った事はないが、スナックでもお客さんのそういった不満をよく聞く。「最近は話題が少なく直ぐにカラオケを勧める」と。
　だから私はお客さんが「カラオケ」と云うまでは会話で遊ばせる。だからカラオケ無しで帰るお客もいる。その時の気分、ニーズに応えなくてはと思う。
　先日、お客さんに誘われて20年ぶりにラウンジに行った。昔のクラブやラウンジはホステスが勉強をしていてお客を遊ばせてくれた。どんな応対をしてくれるのか期待した。
　しかし、席についたチーママと3人のホステスが自分達の話題ばかりをしていて殆んど私達に対しての会話がなかった。そして「カラオケを…」と勧める。
　私は歌が嫌いではないので唄ったが、今どきのラウンジも客の応対はそこらへんの店と同じで「大したことは無いな」と感じた。
　帰る時だけは愛想がよく、ゾロゾロト表まで送りに来て「また来て下さい」と。「二度と行く事は無い」と心に思いながら帰った