ミス・コン

　N子ちゃんの娘さんが専門学校の文化祭のミス・コンテストで2位に選ばれたとか。

　客N「私とこの娘、ミス南専(ナンセン)に選ばれてん」
　私 「ナンセンて、南朝鮮の事か？」
　客N「今は韓国で南鮮とは言わないでしょ」
　私 「韓国の事を南鮮と言うのんナンセンスやねんなあ。ほんだらミス南専とは？」
　客N「ミス南専は南海福祉専門学校のミス・コンの事よ」
　私 「そこのミスに選ばれたんかいな。N子ちゃんとこの娘、べっぴんさんやもんなあ」
　客N「いえいえ、そんなこと…」
　私 「きっと、父親似やろ。N子ちゃんに似んで良かったなあ」
　客N「な、なんとお！」
　私 「冗談や。それはそうと、娘を褒めたったか？」
　客N「お前が2位になれるんやったらお母さんは１位やなあ、て言うてん」
　私 「娘がミス南専で、N子ちゃんはミス北鮮やなあ」
　客N「私、北朝鮮と違うで」
　私 「N子ちゃんは負けん気が強いから、カラオケの番付に挑戦によう来るやん。挑戦に来た。来た挑戦、北朝鮮。チャンチャン」
　客N「あ～あ、まともに聞いて損したわ」
　私 「ミス北鮮は冗談やけど、N子ちゃんもミスコンに出られるで」
　客N「えっ、私はミスには自信が無いわ」
　私 「計算ミス、うっかりミス、単純ミス。ミスだらけやん」
　客N「そっち～！」

　一句：ミス・コンに　選ばれし我が子　自分似かな
　謎かけ：ミス・コンとかけて、顔の真ん中と解く。どちらも(華・鼻)があります