ジェームス・ディーン

　R子ちゃんは44歳なのに古い映画が好きで、俳優についてのエピソードもよく知っている。今日はジェームス・ディーンについて話した。

　客R「ジェームス・ディーン、知ってる？」
　私 「知ってるで。出演した映画は『エデンの東』とか『タイガース』とか…」
　客R「えっ、『タイガース』？」
　私 「あ、『ジャイアンツ』や」
　客R「その『ジャイアンツ』で共演したエリザベス・テイラーが『私が死ぬまで内緒にして』と、ディーンの秘密をルポライターに告白しててん」
　私 「どんな秘密？」
　客R「11歳で母親を亡くし、頼りにしてた神父さんから性的な虐待を受けたとか」
　私 「シンプて、新婚の新妻？」
　客R「それは新しい婦人の新婦。ディーンを犯したのは教会の神父よ」
　私 「ああ、牧師かいな。セクハラを追及されても牧師だけにボクシらん、言うてシラを切るやろな」
　客R「その体験がどうやら彼の人生に暗い影を落としてしまったみたい」
　私 「それで何となく哀愁を帯びたカゲがあるんやなあ。俺みたいやなあ」
　客R「マスターは哀愁を帯びたハゲやろ」
　私 「なんて事を言う」

　一句：有望の　ジミーの夭折　惜しまれる
　謎かけ：ジェームス・ディーンとかけて、華やかさがないと解く。どちらも(ジミー・地味～)です
　※ジミー＝ジェームス・ディーンの愛称
　※夭折(ヨウセツ)＝若くして死ぬ事