5月23日(金)、奄美大島に行き、24日~25日の辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会の総会と現地視察に参加した。
24日は、総会の後、記念講演会で、「辺野古の工事の現状と奄美大島からの土砂調達問題」と題して話をさせていただいた。強調したのは、「奄美大島からの土砂調達を止めれば辺野古は頓挫する。そして奄美の自然・生活環境も守られる」ということだ。
(2025.5.25 南海日日新聞)
翌25日は、バスを借り切って島内の採石場や搬出港、嘉徳海岸、自衛隊基地等を視察してまわった。
住用町の採石場。この近くでは、2004年当時、採石現場で亀裂が拡大し、周辺住民に3ケ月間もの避難命令が出た。
住用町戸玉集落の区長さんが、40年にも及ぶ採石場の騒音・粉じん被害について話された。
瀬戸内町の緑原採石場。那覇空港埋立事業の際もここから石材が搬出された。今回、辺野古へもこの採石場から大量の土砂・石材が搬出されるだろう。崩落を防ぐための段切りもなく、まるで爆破したような荒っぽい方法で採石されている。
素晴らしい嘉徳海岸の砂浜。ここでも全く意味のない護岸工事が始まろうとしており、懸命の座り込み行動が続いている。
土砂搬出港の一つ、古仁屋の須手港。ちょうど、大型の海砂採取船が接岸していた。