今日(12月14日・水)は、2018年に辺野古に初めて土砂が投入されてから4年目にあたるので、ヘリ基地反対協・海上行動チーム主催の「STOP土砂投入 海上大行動」が行われた。しかし、海況が悪く、海上の行動は中止となり、松田の浜で集会が行われた。私も久しぶりに抗議船で海に出るつもりだったが、残念だ。
午前10時、集会が始まった。集会参加は約160名。私も指名され、マイクを握った。今日の集会では、次のような話をした。
「4年前の今日は、私も抗議船の船長として、海上から土砂投入に抗議しました。土砂が投入された瞬間、抗議船に乗っていた人たちから悲鳴があがり、中には泣き出す人もいました。その時の怒り、悲しさは今も忘れられません。
その後、私は体調の問題もあって船は降りましたが、今も厳しい気象条件にもかかわらず海上行動を続けておられる皆さんの頑張りには、心から敬意を表します。
ただ、辺野古を巡る状況は非常に厳しいといわざるを得ません。
県が埋立承認撤回を取消した国の裁決の取消を求めた抗告訴訟は、12月8日、最高裁で県の上告は棄却されました。これで、埋立承認撤回を巡る裁判は全て県の敗訴が確定しました。12月1日には、今回の設計変更申請不承認を取消した国の裁決の取消や是正指示の取消を求める県の関与取消訴訟も1回の口頭弁論で終結し、3月には高裁判決が出されます。設計変更申請に関する県の抗告訴訟も、残念ですが12月8日の最高裁判決により前途は厳しいと思われます。
あるいは来年中にも、県の全ての裁判は県の敗訴が確定して終結するかもしれません。その場合、知事は、『司法の最終判断が出されたので、不本意だが自治体の長としては従わざるを得ません』として、設計変更申請を承認するのでしょうか? 裁判が終結しても知事は、あらゆる方策を駆使して、辺野古新基地建設を止めなければなりません。その意味で来年は知事の真価が問われる年、そして、私たちの辺野古新基地反対運動も正念場を迎える年になるでしょう。」
午後は急いで那覇に戻り、県庁で、日米共同統合演習に関する公文書の開示と、監査委員会事務局への書類提出。