6月7日、辺野古での県民大行動に500名が結集。私も、大浦湾軟弱地盤の土質調査文書に関する情報公開訴訟について報告。/// 台風が発生しそうだ! リーダーを高くした地盤改良工事船は何処に避難するのか?
今日(6月7日・土)は朝から、沖縄平和市民連絡会のバスで辺野古へ。オール沖縄会議主催の毎月第1土曜日の辺野古大行動に参加した。
参加者は以前よりも少し少ないが、それでも500名を超える人たちが集まった。
6月3日の院内集会、海砂採取問題等の報告が続いたが、私も、防衛局が土質調査文書の開示決定を1年7ケ月も延長したことに対する、「違法確認・開示義務付訴訟」について報告させてもらった。
帰途、バスは大浦湾をまわったので、6基の地盤改良工事(サンドコンパクションパイル工法)の作業船が見えた。
日本には海面下70mまで改良できる作業船がなかったので、防衛局が費用を負担して、櫓(リーダー)を20m近くも高くする改造が行われた。しかし、船体の寸法は変わっていないので、20mも高くなれば、強風時にはきわめて危険な状態となる(韓国でも、高さ80mの地盤改良工事船のリーダーが折れ、作業船が沈没、12人が死亡するという事故が起こっている(2024.2.25 沖縄タイムス)。
今日の報道では、フィリピン東方沖で台風発生の可能性が高いという。海上行動チームの報告では、すでに作業船の避難やフロートの引き上げ等が始まっているようだ。あの巨大な地盤改良工事作業船は、いったい何処に避難するのか、注目したい(通常、ガット船等は台風時、羽地内海等に避難しているが、入口に位置するワルミ大橋は海面から37mの高さなので、リーダーの高い地盤改良工事船は入れない)。
それでなくても遅れている大浦湾の工事がさらに大幅に遅れることは必至である。