防衛局は本年4月21日、沖縄県に辺野古新基地建設事業の変更申請書を提出した。県の対応が注目されるが、現在までの経過では、多くの疑問点を指摘せざるを得ない。変更申請の内容について県民に全く説明しようとしないのだ。
辺野古新基地建設事業では、仲井眞県政時代の2014年9月3日、最初の変更申請が提出された。その際、県は提出された当日、下のような記者発表をし、4点の変更内容について、図を交えて概要を説明している。
さらに県は、変更申請から8日後、防衛局に対して35件の補正を指示したが、やはり下のようにその概要を記者発表している。
ところが今回は、すでに変更申請から20日以上が経過したが、県は変更申請の概要、また、県からの補正指示の内容について全く説明していないのだ。これでは、仲井眞県政時代の対応と比べても、県民への情報公開の面であまりに遅れてしまっている。
今からでも、こうした情報を大至急、県民に説明するよう求めたい。