今日(7月2日・金)は、提出した陳情(本部塩川港へのベルトコンベア設置許可問題、遺骨混りの土砂採取を規制する条例制定、辺野古新基地建設事業の設計変更申請の知事最終判断)の審査を見守るために、県議会土木環境委員会を傍聴していたが、辺野古や糸満から電話が相次いだ。
糸満島ぐるみ会議のKさんからは、「魂魄の塔」横の熊野鉱山の開発が始まったという連絡だった。送られてきた写真を見て驚いた。東側から開発予定地に入るルートと、予定地の一部が2機の重機で土砂が削られ整地されている。
自然公園法に基づく県の措置命令では掘削開始前の県との協議が義務付けられている。今回の整地作業は「掘削」とは言えないとしても、作業開始前には県との協議が必要であることはいうまでもない。一帯での遺骨収集もまだ行われておらず、重機を動かすなど論外だ。来週にも、糸満市、沖縄県と連絡をとり何の作業が始まったのか確認したい。
(上と下の写真が、熊野鉱山で始まった進入路と予定地の整地作業(Kさん提供))
また、辺野古からも電話が入った。第2ゲートの先で以前から始まっていた美謝川切替予定地への進入道路造成工事が、重機が何台も入って本格的に動き出したという。
美謝川切替工事は、4月2日に入札公告が行われ、18日に開札されている。今週初めに沖縄防衛局に電話をした際には、まだ契約には至っていないということだったが、今日、電話するとすでに契約を終えたという。もういつからでも工事が始まる可能性があるのだ。
防衛局は、第2ゲート付近の進入道路造成工事は防衛局の工事ではなく米軍の直轄工事なので詳細は分からないというが、関連していることは明らかだろう。
(これらの写真はIさん提供)