沖縄防衛局は昨年11月20日からうるま市宮城島の鉱山から辺野古埋立土砂の搬送を始めた。
昨年12月4日、12月19日の本ブログ等でも説明してきたように、宮城島の鉱山からの道路は県道10号線だが、途中の4000mほどが農道となっている。この農道は、大型車通行量が1日に15台~40台ということで設計されているにすぎない。
しかし現在では、鉱山からのダンプトラックだけで150台/日を超えている。うるま市島ぐるみ会議は、農道の管理者であるうるま市に対して、「このままでは農道が破損し、農業用車両・一般車両の通行にも支障となる。ダンプトラックの通行量を制限すること」と申し入れてきた。
本年1月29日には、うるま市の中村正人市長にも直接、面談し、対応を求めた。しかし中村市長は、「土砂搬送は、民間事業者と防衛局の契約に基づくもの。国の専権事項なので、市長としてのコメントは差し控えたい」というだけだった。農道管理者としての責任を放棄しているのである。
昨日、うるま島ぐるみ会議の方から連絡が入った。宮城島の鉱山からの農道がひどく破損しているという。送ってくれた写真(下に添付)では、舗装面にひび割れが入り、大きくたわんで沈下してしまっている。明かに設計交通量を超える大型ダンプの通行による破損である。
うるま市中村市長は、速やかに鉱山からのダンプトラックの台数を制限しなければならない。
あまりに無責任な中村うるま市長(1月29日)