チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

<18日の辺野古>海上の工事状況の監視後、ゲート前へ。社民党地方議員団の奮闘で1時間にわたって工事車両の進入を阻止!

2017年08月18日 | 沖縄日記・辺野古

 8月18日(金)、早朝から辺野古へ。午前7時からの海上行動のミーティングに参加するが、どうもお腹が痛く、体調が悪い。この間の疲れが出たのだろうか? 船長を務めて迷惑をかけてもいけないので、少しだけNさんの「ブルーの船」に乗せてもらうこととした。今日も夕刻から糸満島ぐるみの講演会いに呼ばれているので、無理はできない。

 辺野古側では、西端の取付け道路工事と辺野古崎近くの仮設道路工事が進んでいる。 

 

 辺野古崎近くでは、今日も石材を入れた袋材の投下作業が続いている。これは、仲井眞前知事が変更申請を承認した「工事用仮設道路③」の工事だ。近くの沖合には、「中仕切」と書かれたブイが設置されているので、近いうちに「中仕切護岸N5」の工事に着手するのだろう。「N5」護岸を完成させ、辺野古崎近くの浅瀬部分を埋めて作業ヤードにしないと、コンクリートブロック等の製作・保管場所がないのだ。

 

 

 大浦湾のK9護岸は、仮設工事が100m進んだだけで、停止している。年末までこの状態だというのなら、一体何のために、4月から工事に着手したのだろうか?

 不可解なことに、大浦湾では、昨日からスパッド台船やクレーン船による海上ボーリング調査が再開されている。さらに、防衛局は現在、新たに19ヶ所の海上ボーリング調査業務の入札公告をしている。10月から来年3月末まで、まだ海上ボーリング調査が続く。

 ケーソンの仮置場である海上ヤード造成が取り止めになったこととあわせて、護岸工事が大幅に変更となる可能性が強い。その場合、防衛局は、知事に設計概要変更申請を提出し、知事の承認を得なければならない。防衛局は、かなり深刻な事態に陥っている。 

 

 辺野古漁港に戻る途中、沖合から黒煙をあげて米軍の水陸両用艇がやってきた。左に航路標識が見えるが、この辺りは辺野古漁港に入る船の航路である。一応、「第5水域」に指定されているとは言え、航路を使ったこのような危険な訓練は認められない。

 辺野古で船を降り、ゲート前に向かう。先日、福島瑞穂さんから連絡をもらったのだが、今日は、社民党の地方議員団の一行がゲート前に来るという。

 

 社民党地方議員団の一行約80名が工事用ゲート前に座りこんでいる。機動隊が様子を見るために何回かやってきたが、国会議員の福島さんらも座り込んでいるので、強制排除を躊躇しているようだ。

 工事車両が来て停止しはじめたため、国道の後ろには一般車両が並び、はるか遠方まで渋滞が続いている。警察に、「交通誘導をして一般車両を通せ」と要求するが、警察は何の対応も取ろうとしない。「あくまでも工事車両を中に入れるんだ、渋滞など知ったことではない」というのだろう。それに、議員団の一行も、まもなく次の研修場所に移動するので、少し待てば座り込みの人数も少なくなる。それにもかかわらず強制排除しようとするのは、もう警察のメンツで意地になっているようだ。

 やがて機動隊の強制排除が始まった。議員さんたちを一人ひとり無理矢理排除し、歩道につくった「檻」に閉じ込めていく。地方議員さんたちも、今の辺野古の現状を身体を持って体験してもらっただろう。この経験を、是非、各地に持ち帰って、辺野古の問題を訴えてほしい。

 

 

 機動隊は、最後まで、福島議員の排除をためらっていたが、とうとう福島議員も両脇をかかえて強制的に排除した。再三、辺野古に来られている福島議員だが、このような強制排除を体験するのは初めてだという。

 「座り込みは道交法違反だ、退去しないのなら、部隊を持って排除する」という機動隊に対して、「中に入っているダンプなどには違法改造車も多い。そのような車を運転するのも道交法違反ではないか? 何故、規制しないのか?」と追求しても、警察は全く聞く耳を持たない。

 

 

 

 それでもこの日は、工事車両の進入を1時間近くも阻止することができた。社民党の地方議員団の皆さん、ご苦労さまでした。

 夕刻からの糸満島ぐるみの学習会の準備もあるので、今日は昼前に辺野古を発った。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« <17日の辺野古>久しぶりの... | トップ | 8月18日(金)、糸満島ぐるみ... »
最新の画像もっと見る

沖縄日記・辺野古」カテゴリの最新記事