イタリアまるかじり

料理を通じてイタリア文化探検する。

「ローマ人の物語」塩野七生著を読む。

2009-03-06 18:46:25 | その他
写真は小生が半年住んだバニャーラ(カラブリア州ーイタリア半島のつまさきの位置)にある海賊などを見張った塔。
2006年の8月にイタリアに料理修行に一年間出かけたさい、イタリアの歴史を事前に情報として入れるため塩野七生の「ローマ人の物語」を全15巻中10巻を読んだ。1992年から毎年単行本として一冊ずつ、2006年末まで15巻発行。先月から第11巻「終わりの始り」の後、第12巻「迷走する帝国」を読み始めた。塩野七生は女司馬遼太郎と言われているイタリア在住の大作家、多くの文献を駆使し、古代ローマ史を述べる歴史小説。現在の政治などとの比喩できそうな部分もあり興味がつきない。
ローマ軍は道路、橋梁、宿営を作りながら戦う強烈な技術集団である事や、現在の政治、経済などの基盤がこの時代に出来上った事等を述べている。
たくさんの地名、地図や人名が出てきて正直オーバーフロウしながら読み進めていますが、繰り返し著者は核心を述べてくれるので知識の歩留まりは何とか保っている。
今月中に15巻まで読破したい。
その後はこの作家の『ローマ後の地中海世界』2008/2009年発行が待っている。

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