イタリアまるかじり

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第4回「イラクの現状」酒井啓子(寺島実朗リレー講座)29/10

2009-10-29 20:50:55 | その他
写真は多摩大学
本日は「イラクの現状」
酒井啓子氏ー現在東京外大大学院教授。82年アジア経済研究所研究員、在イラク日本大使館専門調査員、カイロ・アメリカン大学客員の経験。研究員
1.イラクでの米軍戦死者は4667名だが、戦中は138名で戦後が深刻、イラクの死者は65万人いじょう(2006年)、イラク難民は人口の10%(250万人)。
短期的に戦争は終了し後は平和的に統治出きるとの超楽観論が背景。
自爆テロでの死者は1/4で、半分は銃撃戦。
2.米国がイラク戦争を行ったわけ
 8項目を挙げ聴講生にどれが正解かを問う。
 (1)サダム・フセインがとにかく危ないやつと思っていて、イラク国民を民主的な国にしたかった。(親米国にしたい)と本気で思っていた。
(2)石油利権を独占したかったのは付随的。
 (3)9・11(2001)の米国同時多発テローー(予防先制攻撃)の発想
3.イラク宗教対立他
 1921年のイラク建国:もともと宗派、民族毎にあった三つの州をイギリスが強引にまとめた。政権についた(外国組)と(国内組)との対立。
与党連合内勢力で3政党が背景、主張異なりもめている。
クルド人は国を持てず2500万人~3000万人おり、イラクにも多数住んでおり、イラクは連邦制をとりクルド地方政府を認めているが、
この地域び石油があり中央と地方がもめている。

平易な言葉で講義されたが、睡魔が襲ってくる。他の聴講生(60代以上)も同じ様
に眠そう。中東の地図は日本人にはなじみが少ないのでスクリーンを使い地政学的な説明や歴史的事実などもう少しダイナミックな講義にしてほしかった。
前2回の金氏(朝鮮半島)、沈氏(中国)の講義に比べ、情熱や迫力が欠けていた様に思えた。
300名が定員でほぼ満席で学生が100人ぐらいで、一般は殆どは60台以上で
70~80歳の方もたくさん参加されており、皆さん知識レベルは高そうです。

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