イタリアまるかじり

料理を通じてイタリア文化探検する。

信念・一万日連続登山への挑戦

2012-11-18 19:16:43 | その他



11月18日(日)モンベル渋谷店で「信念」東浦奈良男・一万日連続登山への挑戦について作者の吉田智彦氏のトークショウに女房と出かける。
吉田氏は写真家、絵本作家、ドキュメンタリー作家で43歳。吉田氏とは7年前「四国お遍路で巡り合いその後は時々女房ともども付き合いをしている。吉田氏は実に爽やかな人で今回のテーマも彼らしい。





昨年12月東浦奈良男氏が86歳で逝去、定年退職後の翌年から27年間毎日地元伊勢市と富士山に絞って一万日を目標に登山。2011年6月体調を崩し連続登山は9,738回の記録だった。富士山には368回登頂している。

吉田氏は2006年10月4日に初めて81歳の東浦奈良男氏と出会い、以降亡くなるまで一緒に登山もし
優しく見つめ一冊の本となり写真展を開催した。何故毎日連続登頂をめざしたのか、その動機は?家族との関係は?吉田氏は静かに淡々と語る。一日一日としては「ある意味地味なテーマ」であるが、定年後に目標を失いつつある小生の様な凡人には何かを目覚めさせてくれる。いずれにしろ能動的でなければ進めない。

上記の本の一読をおすすめします。

著者・吉田智彦氏について
1969年、東京都出身。20代半ばに勤めていた会社をやめて、ニュージーランド、カナダ、アラスカなど諸国をまわる。カヤックやトレッキングを通じて自然と人間のあり方を考えるようになり、エッセイ、ノンフィクションや写真、絵を発表しはじめる。スペインのサンティアゴ、チベットのカイラス山、インドなど世界の巡礼路を歩き、全熊野古道、四国八十八カ所霊場を踏破。現在は、日本独自の文化に注目し、埼玉県の農村歌舞伎や琵琶湖の沖島を取材している。著書に『熊野古道巡礼』(東方出版)、月刊絵本「たくさんのふしぎ」2009年8月号『おぼん』(福音館書店)など。