危険な誘惑のススメ。

浴室に、泡で出るタイプの洗顔フォームを置いています。
別に特別なもんでも何でもなく、お湯だけで洗うよりはマシだよね、くらいの拘りしかナイものですが。
それをどうやらハルトくんも使っていたようなのですが、突然「自分用のが欲しい」と言い出し、メンズ用洗顔フォームを買ってきました。
別に私の使ったって構わないんだけど…　そんなもの使い分ける必要をあまり感じないのだけど…　まぁ、それで気が済むならそうしたらイイじゃナイ。

そしてそれが浴室に置かれて数日。
何となく、ハルトくんに「あのメンズ用洗顔フォームの調子はどうよ、気に入ったの？」と尋ねてみました。
すると、ちょっと言いたいことがあると言わんばかりに反応し、言うではアリマセンか。

「あれね、スゴイんだよ！　超キメが細かい！　髭剃り用にも使えるらしいんだけど、顔を洗うと窒息しそうになるよ。ちやも是非使ってみて！」

窒息しそうなものを嫁に進めるとはどういう了見だいダーリン？
しかし「窒息しそう」とまで言わしめるキメの細かさとやら、ちょっと気になるではありませんか。

好奇心に負けて、使ってみたよね。

キラキラした目で「どうだった？　どうだった？」と聞いてくるハルトくんに、私が返したセリフは1つだけでした。

「窒息するかと思った」

メンズ用洗顔フォーム、なかなか危険な代物でしたわ。
匂いとか結構爽やかな感じで嫌いではアリマセンでしたが、もう2度と使わぬ！