サボリ。

金曜日は、サキヒナは習い事。
私よりも、帰宅が遅くなります。
さーて奴らがイナイ間に私もちょっと休憩するか、それとも今のうちにバババッとやれる家事を済ませておいて、夜まとまった自由時間を確保しようか…。
そんなちょっとうきうきした気分で帰宅すると、なぜか家に灯りが点いていました。
あれ、おっかしいなー　ヤツらめ、電気を消し忘れて出てったなー？

まったくしょうがナイな、と玄関を開けると、鍵はきちんと閉まっている様子。
ドアを開けて最初に目に飛び込んでくるのが、放り投げられたランドセルと持ち帰ってきた学校の荷物の数々というのは、まぁいつもの通り。
それらを避けるように玄関を上がると、そこにはイナイはずのサキタが立っていました。

へ？

昨日そんな顔見たばっかですけど、という申し訳なさそうな顔で立つサキタは、ゴメンなさいぃぃ…　ともじもじ。
何だどうした、ここにいるってことは習い事には行かなかったんだな？　と脱力気味に尋ねると、案の定「漫画読んじゃって、バスに乗り遅れた」とのこと。
路線バスではなくスクールバスなので、「逃したら次に乗る」というわけにはいかないのです。
一応路線バスも教えてはありますし、交通マネーをチャージしたカードも持たせてはいますが、普段乗らないのでいきなり乗るのは無理だろうね。
しかしだな、学童から帰ってきて荷物を降ろし、ちょっと休んだら荷物を持ち換えて出発、くらいの時間的余裕しかナイように調整しているのに、そんな短時間で漫画を手に取ったら終わるってことくらい、わかりそうなもんだがね！！

習い事もお金を払っていること、週末に振り替えはできるけど、実際にはサッカーがあるから行けないこと。
今後も似たようなことが続くのであれば、コロコロを買うのは止めるし、それでも反省しないなら習い事も止めて貰うしかナイ。
そうしたことを説明し、「わかったら今やるべきことをやれ！」と一喝。
サキタもヒナタも大慌てで、荷物の片付けやら宿題やらへと取り掛かったのでした。
全く、習い事サボって家にいたのなら、そのくらい済ませておけば私の機嫌も損ねずに済んだのに。

大分楽になってきたとは思うけれど、まだまだ小学生。
自律しろっつったって、完璧にできるとは限りませんな。