Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

3月13日

2011-03-13 23:49:39 | Weblog
こんな時だからこそ、家族は一緒にいた方がイイ。
かといってずっと家に引き篭もりでは、2歳児にも相手をする大人にもストレスが溜まる。
そう言って、ハルトくんはサキタを近所の公園に連れ出してくれた。
地震があれば、すぐに帰って来られる距離だ。

私はひたすら家事をやる。
平日は夕飯に全エネルギーをつぎ込む感じで、自分の分だけの朝食や昼食など手抜きもイイところだけど、ハルトくんやサキタも食べる週末は、そうも言っていられない。
テレビからどんどん入って来る被災地の被害状況から、気分が滅入って来るのを感じる。
そんな時に空腹では、ろくなことを考えないものだ。

福島原発の被害によって、電力供給があやしくなった東京電力。
今日は見送られたものの、明日から輪番停電なるものが実施されることになった。
情報が遅く、輪番リストのどこに我が家が入っているのかよくわからない中、ネットのお友達のおかげで何とか第2グループに属していることがわかった。
停電の時間帯は、9:20~13:00と、18:20~22:00の2回だ。
1回3時間程度とはいえ、足して6時間かい。orz
しかも午後の時間帯は、18時までの保育のサキタが帰宅してから寝かし付けまでのコアタイムに丸被り。
暗闇の中、食事とお風呂をやれって…?
どう考えても無理なので、明日は16時には迎えに行って、少なくともお風呂だけは済ませなければなるまい。

被災地を思えば、私の不安など何を甘ったれてるんだ、というレベルだろう。
けれど、実際にライフラインに影響が出ることになり、私は自分が少々オカシイことに気付いた。
不安とストレスで感情がぐらぐらして、、泣きそうだった。
いきなり何で?と自分でも驚くほど、心の中心が大きく揺れていた。
停電は皆一緒なのだし、被災地はもっと…!と心を強く持とうとしても、それは叶わなかった。
停電をどう乗り切るかを考えていても、不安が心を鷲掴みにしていて、思考は空回った。
情けナイ… (T△T)

バイオリズムだかホルモンバランスだか知らないが、私が潰れるわけにはいかない。
ハルトくんは明日は出勤だし、私が子供達を守らねばならない。
ハルトくんが通勤で使う電車は、一部の区間で運休があるため、早目に帰宅してくれると言っているけど、日中は私が1人で頑張るのだ。
産後鬱とか、なってる場合ではナイ。

子ども達が眠ったあと、停電時の対応についてハルトくんと話す。
不安を撒き散らして変に空回りしている私は、「頼りにならなくてゴメン」とハルトくんに謝った。
ハルトくんは「らしくもなく不安になっちゃってるね(^-^;」「そんなこと謝ってる時点で、既にいつものちやじゃナイ」と笑った。
その顔を見て、何かが弾けたように、涙が溢れた。

怖い。怖い。怖い。
これからどうなっちゃうんだろう。

自分だけではナイし、もっと大変な状況の人がたくさんいることは、わかってる。
それでも私は、ぐらぐらと揺れていた。
地震で揺れるのは、体だけではなく心もだった。
明らかにいつもの自分ではなく、コントロールはもはや効かなかった。