Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

9月16日

2010-09-16 23:59:31 | Weblog
サキタの熱が、ようやく下がり始めた。
今日は午後になってもたいして上がらず、健康と言える許容範囲ではナイかと!
明日には復活なるか。

サキタが千矢母を2階の遊び部屋に連れ込んでいる間、私はひたすらリビングのソファで横になっているわけなのだけど。
リトドリンを飲んだ後は副作用に目を回しているものの、時にはやたら軽く済むこともあったり、すぐに治まったりもする。
そんな時、ただ横になっているのは暇なので、安静の友は携帯とiPod Touch。
もともとネット中毒のような私は、パソコンの前に座ることを自粛してからは横になったままの姿勢で出来るネットに興じることとなった。
いや、読書もするしテレビも見るけどさ、家族としか話をしない状況下でお友達と交流できるのは単にウレシイわけよ!
外界との接点はこれくらいなわけよ!
相変わらず、出産までについての情報を掻き集めたくなったりもするしね!(ほら、ビビリだから)

そんな中、ツイッターはよく覗く。
更新頻度が1番高いからね。
今日もちょいちょい見ていたのだけど、さくらさんが愛娘・ハムちゃんに落札したおままごとキッチンが素晴らし過ぎた。
ヤフオクでGETしたというそれは、個人のハンドメイド品ながら仕上がりは美しく、おままごとキッチンとしても子供用デスクとしても使え、デザインもインテリアを損ねずという優れもの。
私はサキタにおままごとキッチンを買ってやりたいと思っているのだけど、男の子という理由で却下されがち。
保育園では男女問わず人気の遊びだと先生に聞いたし、子供広場でもよく手を出しているし、ハムちゃんに貰ったおままごとセットもよく遊んでいるんだけどなぁ。
(切ってばかりで煮たり焼いたり盛り付けたりはしないが。切って食べる・食べさせるだけの男の料理!)
今時の男は料理くらい出来ないとダメだし、夏さんの「娘の友達が弟を連れて来ると、姉達より弟がままごと遊びをしていることがある」という証言もあったし、ここはいっちょハルトくんを説得してみるか…?
値段的にもサイズ的にも大物なので、クリスマスプレゼントになるけどな!(まだ9月だっつの)
しかしヤフオクから手を引いたのは結婚前だ。
確かIDを破棄してしまったので、使えナイ。orz
このためだけに再登録するのは抵抗が…っ。
その価値はありそうだけど…っ。

…要検討とする。

そんなことばかり考えていた1日!
千矢母、ゴメン!

夜ハルトくんに相談してみたところ、品物の良さは理解してくれたがやはりオークションというところが引っ掛かったようだった。
ネット通販すら気が進まナイ人なので、駆け引きやタイミングによって価格が変動するオークションに抵抗があるのはわかる。
さらに出品者が個人というところも、トラブルが心配になるそうだ。
…世の中イイ人ばかりではナイけど、そこまで悪い人ばかりでもナイよ?
ま、以前はネットで出来る友人というのも信用できるのか心配していたくらいだしな。
(自分はそうした交流はナイ。要するに私の友人のこと。
そんなこと言ったら、リアルにだって友達ヅラして騙したり利用しようとしたりするヤツいるじゃんね。
その辺見極めて付き合ってくのなんか、同じだろが)

更に要検討とする。でも可愛いから欲しい。(本音)


そうそう、おままごとで思い出したので書いておく。

ハムちゃんからプレゼントが届いた前日の夜、サキタはキッチンでシンク下の扉を開け、包丁(鋼の超切れ味のイイやつ!)を抜き取ったのだった。
キッチンのゲートは無駄&邪魔になり外していたし、千矢母はその場にいたが料理中で気付くのが遅れ、私は食後の薬を飲む前にとシャワーを浴びてリビングに戻ってきた瞬間のことだった。
迂闊に声を掛けて驚かせたり、機嫌を損ねて振り回したり、うっかり手を離せば、そしてそれがサキタの足に落ちようものなら、余裕で指を切り落とせる。
私は無言且つ無表情でつかつかとサキタに歩み寄り、サキタが「ママだ、ヤバイ」という顔をするより先にサキタの手ごと包丁の柄を掴むことに成功した。
千矢母が息を飲む気配を感じつつ、そのまま包丁を取り上げ扉の内側に戻す。
そして過去最高だと思われる、腹の底からフルパワーの怒鳴り声を発したのだった。
(多分イクも超びっくりしたと思う)

サキタは、扉の中に包丁があることも、私が何度も包丁が如何に危険なものであるかを説明していることも、扉に手を掛けただけで注意をされることも、ちゃんと知っていた。
だけど、子供の興味や好奇心を拭うことは、簡単なことではナイのだ。
叱られるからやらないだけで、本当は気が済むまで見て触って遊んでみたいに決まっている。
それもわかるから、包丁を見せて刃の部分が危険だと真剣に説明し、「サキタが痛い思いをするのはママは悲しい、そんなのは絶対に嫌だ」と伝え、何度も「この扉は?」「おとな(が使うところ)」「どうしてかな?」「あぶないから」「サキタは?」「さわらない」「そうだ!お利口~!(抱き締めて大袈裟に褒める)」というやり取りを繰り返してきたのに。

甘かった。

ママは許さない遊びも、千矢母なら許してくれるとサキタが思っていることを失念していた。
祖母がゆとりゆえに大らかになるのは当然のこと、孫がそれに甘えてのびのび遊ぶのも、悪戯がエスカレートするのも当然のこと。
遊びと悪戯の区別が曖昧な2歳児が、危険の判断の付かないサキタが、怪我などをすることがあったらそれは私の責任だ。

私が料理をしていても、サキタは包丁のある扉には近寄らない。
ボールなどを追い掛けて扉の側へ行っても、平面に触れて「おとな」「さわらない」などと言うくらい。
そしてそれは、開けたいのを我慢していると言うよりは、私が料理の手を止めて抱き締め、ニコニコと褒めてくれるのを期待している様子だった。
だから私もそうしてやりながら、興味が反れたと勘違いしたのだ。
本当は、まだまだ我慢していたのだろうね。
両極端なママは怒ると激恐いけど、教わったことをやればすごく褒めてくれるから、そうしていただけだったのだな…。

食器棚のガラス扉が震えるほどの大音量で怒鳴り付け、包丁を取り出した手をひっぱたいた後は、叱られることを覚悟していたサキタも当然ギャン泣きだ。
けれど、キッチンの床にぺったりと正座した(私だって力抜けたさ!しかし叱る間は悟られてはならん!)私の膝に載せ、これまで何度も繰り返した台詞をキツ目に言い聞かせると、サキタは泣きながらも頷き、自分がなぜ叱られたかを理解している様子だった。
私に促されてではあったけれど、「ごめんなさい」「もうしない」を口にした。
2歳児にしたら、これで及第点だろう。
話の内容を「包丁の危険」から「怪我をしなくて良かった」に切り替え、これまた何度言ったか分からない「サキタが痛い思いをしたらママは悲しい、パパもばぁばもじぃじも悲しい、誰かが痛い思いや悲しい思いをするようなことは、してはいけない。お願いだからしないで。わかった?」を繰り返した。
泣き止んで「わかった」と言ったサキタをぎゅーして褒め、大声で怒鳴ったことと手を叩いたことを謝りつつ、そこで完全に脱力した私が考えたことは。

「早急に、おままごと基本セットを買ってやらなければ…」だったのです。

いけないと言われるだけだから、我慢がきかなかったのだ。
こちらがどうしても許すことの出来ない危険過ぎるものへの興味を反らしたければ、そんな時くらい似たような玩具を与えてやればイイじゃない。
扉にロックを付ければイイかもしれないが、サキタはその気になればそんなものいくらでも解除するかぶち壊す。
本人が納得するまで根気強く教え込みつつ、上手く欲求を満たしてやらなきゃ結局ダメなんだよね…。

そんなわけで、実にタイミング良く届いたプレゼントだったのでした。
さくらさん、ハムちゃん、改めてありがとうございました~。